#八千草薫 さんファン必見❤
— 日本映画専門チャンネル (@nihoneiga) December 4, 2019
本日放送
【映画俳優・ #鶴田浩二】
「殉愛」
◆12/5(木)よる9時~
戦争という大きな時代の波にのみこまれながらも
純愛を貫いた二人を描く、美しくも哀しい恋愛ドラマ🎥
先日、惜しまれながら亡くなられた
八千草薫さんの名演技をご覧下さい🎬https://t.co/gT4vAdy9rp pic.twitter.com/HvaE9P9EOf
1956年 日本
あらすじ
戦争という抗し得ぬ暴力に死をもって抗議し、学徒出陣の特攻隊員である夫に殉じて、若き生命を断った妻の手記を基にして映画化する愛の物語。
君は
戦雲の彼方に
消ゆるとも
われ
永遠に愛す
昭和20年早春
美しいなぁ〜。2人とも。
照子(八千草薫さん)と敏郎(鶴田浩二さん)は今後について話し合っていた。結婚の約束をしていたが、いよいよ敏郎に出撃命令が来た。
照子の父の栄三が笠智衆さん。母、妹2人。結婚してなくても公然の仲なのかな。部屋ががらんとしてると思ったら疎開の準備をしてたのね。
敏郎の仲間の三島が一足先に出撃することになった。若い女性の写真を敏郎に託す。胸に抱えて死んだら義理立てして一生結婚しないかもしれない。だから、残された荷物の中にあったと知らせてくれと敏郎に託し飛び立って行った。
兵隊を見送る家族とすれ違い頭を下げる照子。ほっそりしてモンペ姿もお似合い。
東京にひとり残った父のもとに行きたいと母に話すが、「敏郎さんのことは諦めておくれ。女の一生は結婚で決まるものなのよ」などと言われ、照子は泣き崩れた。
敏郎のもとに面会に来た照子。2人は自由にデートしていた頃を思い出していた。「いつか結婚してくれる?」と敏郎はかつて言っていた。
浜辺に座った今の2人。照子は「結婚して」と何度もせがみ、敏郎がついに「結婚しよう」とこたえた。照子の家族だけが見守り、結婚写真を撮った。
母は平和な世界ならあんなにお似合いの夫婦はいないのに、特攻隊ですよ?と栄三と話す。栄三は2人を見守るしかないと話す。万が一ということもあるじゃないかというのは、助かる方が万が一ってことかぁ。
夜、レコードをかけて踊る2人。ほんとにほんとに2人とも美しい。
昭和20年8月3日臨時ニュースを聞く。戦況はますます悪化。敏郎に会いに行きたいと言うが、栄三はいい顔をしない。結局許すが、どんな悲しいことがあっても必ず帰って来るんだよ、と約束させる。
東京から面会に来たと言っても中に入れてもらえなかった。吉浦というのは広島か。それにしても照子の家は東京だけど、大きなお屋敷だな。東京大空襲でも無傷だったみたい。
ついに仲間の秋田(この方、小林桂樹さんだったんだぁ!)も出撃命令が出た。遺書はない。しかし、その夜に盲腸になり、手術することになった。
秋田のかわりに明朝の出撃命令が敏郎に出た。!!!
引き出しの照子との2ショット写真を見つめる敏郎。浜辺をひとり歩き、心の中で照子に話しかけながら部下?の岩本に秋田に渡してくれと遺書を託した。
秋田は病院のベッドで零戦が飛んでいくのを見ていた。岩本から敏郎の遺書を渡された。
激しい空中戦の後、司令室では「全員戦死。二階級特進」と淡々と出撃した兵士の名を墨で塗りつぶした。
しかし、敏郎の零戦だけが帰ってきた。着地した途端、敏郎は走り出し、乗っていた零戦が爆発した。
迎えにきた分隊長たちは「なぜ帰ってきた」と敏郎をなじり、明朝出撃するように告げた。秋田の病室に行った敏郎は、照子に会いに行ってこいと言われた。
照子は、買い物に出たついでに買った?小さな小瓶に入った液体をそっと引き出しにしまった。父は海軍省に敏郎の安否を聞きに行っており、妹の英子だけがいた。母と下の妹だけ疎開中かな。
照子の家に敏郎が会いにきた! 距離感が分からない!
栄三はお風呂焚いてくれたり、食事の準備をしてくれたり、あげく一緒に風呂に入って背中流してきたら?とか優しい。※一緒には入ってません。
敏郎の脱いだ軍服の内ポケットの遺書を見つけ、泣き出しそうになるが、敏郎が風呂から上がってきたので知らないフリをした。
栄三と英子は「負けてもいいから戦争が終わればいいね」とどこか呑気。
夜、2人で語り合う。今日は帰らなくていいんだと言っといて、出撃が8時? わけわからん!
翌朝、敏郎は遺書を残していなくなっていた。電車に乗っている敏郎は空襲警報で汽車が止まり、空を見上げていた。
栄三と英子は食料の買い出しに出かけ、照子はひとり家に残った。白いふんわりしたドレスに着替え、栄三と英子宛に遺書を書いた。お母さんには?
汽車も爆破され、怪我を負った敏郎は飛行場に行けない。出撃の8時、覚悟を決めた照子の横顔。部屋のドアを閉め、コップに液体を垂らした。秋田は本当はまだ入院してなくちゃいけないのに出撃。
敏郎が照子の家に名前を叫びながら入ってきたが、敏郎が寝ていたベッドの上で照子は眠るように横たわっていた。
敏郎は持っていた拳銃を手に照子の横に並んだ。閉じられたカーテンの向こうから銃声が聞こえ、8月6日に新型爆弾が落とされたことがテロップにでて、終わり。
敏郎は原爆を受けて、東京に戻ってきたわけじゃあるまい?
距離感がおかしいのと確かに美男美女だけど、照子は外では地味なモンペ姿だけど、家の中では常にふんわりパーマにかわいいワンピース着てるのも違和感。
昭和31年の映画だから演者も観客も戦争をよく知っているけど、それでも作品として楽しめたのかな。
原作が山田照子の遺書とオープニングで出てたので、本当に妻として夫に殉じた方がいたんだろうけど、「はね駒」の二宮しづさんみたいな2人の愛の世界みたいなの苦手なんだよなぁ〜。これからメロドラマと名のつくものはチェックしなくていいな。
もし2人が生きることを選択してシャツの店なんてやってくれたら嬉しい。