徒然好きなもの

ドラマの感想など

【連続テレビ小説】澪つくし(4)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

絵を買ったのは、倒れて寝たきりの父親に船の絵を見せるためだと聞き、少しがっかりするかをる(沢口靖子)だが、とね(草笛光子)が威勢よく漁師たちを仕切っている姿を見て、自分も職を持ちたいという希望を持つ。翌日、照子(東千晃)がるい(加賀まりこ)を訪ねてくる。照子は、かをるの父のもう一人の愛人だった。旦那に対して共闘しようと提案する照子だが、るいはそんな恩知らずな真似は出来ないと即座に断り、追い返す。

 

武家を訪れたかをる達ですが、絵は見せてもらえたものの漁に出ていて惣吉はいなかった。夫が5年前に脳卒中で倒れて寝たきりになって以来、とねが女親方として漁師たちを仕切っていて、その勇ましい姿に感激する由岐とみずえ。かをるは”そうきち”がどんな字なのか考えていた。

 

家に帰って、かをるはるいに絵を観に行ったことを話し、卒業したら職業を持ちたいと言うが、いけません、とるいにぴしゃりと言われてしまう。「女が職業を持つのは家計のため、生活のためなのよ。例えば親が死ぬとか破産するとか…夫が死んで未亡人になったとか…」

 

かをるはふくれっ面になるが(その顔もまた可愛い)、ツエにいわしを買ってくれるように頼んだ。るいもツエもかをるがイワシ嫌いなのを知って不審がるが、吉武家からの帰り際、とねから「あんたたちイワシ食べなきゃだめだよ」と言われたせいだった。

 

翌日、かをるの家に「竜月」というカフェーを経営する三隅照子という女性が訪ねてきた。「竜月」は「入兆」の坂東久兵衛がやらせている店でつまり照子は三号さん。ここからの女の表面上穏やかながらバチバチの女の争い。正直、朝から見たくないなと。「おしん」や「はね駒」は男女のドロドロ成分は低めだったから、こういうシーンが今後も多用するならきっついな。

 

ここで、るいは元々「入兆」の小間使いであったことが分かります。女中に手を出したのか! 加賀まりこさんがお美しいので元芸者とかなのかと思ってました。

 

一、台所専門女中(下働き)

二、小間使い、中働き

磯村春子さんの「今の女」で桂庵に行ったときの女性の職業がいくつか紹介されていましたが、小さい家の女中なら何から何までやってただろうけど、お屋敷だと下働きの女中は一日中台所でめったに旦那様に顔を合わせない人で、小間使いとなると、その家のお嬢様の世話とか時々旦那様に声をかけてもらえるとかそんな感じかなと思いました。

dl.ndl.go.jp

ダウントン・アビー」での台所専門のデイジーと屋敷の掃除をするエセルやグウェンみたいな感じかなー?(分かる人には分かる例え)

 

照子は本妻が銚子に住むことを久兵衛から直接知らされておらず、焦っている様子で、るいと共闘しようと持ち掛けるが、るいは拒否。るいはもうすぐ認知される娘もいるということであなたとは違うとはっきり言った。こういう役合うよね。

 

「何よ小間使いのくせに! 後で泣くんじゃないよ!」と捨て台詞を吐いて帰る照子の背後にツエは思い切り塩をまいた。

 

照子のように職業を持つと、すれっからしになるとるいはかをるに言った。その夜、かをるはノートにいろんな”そうきち”を書き出していた。

左右吉 双吉 総吉 草吉 曹吉 創吉 操吉 聰吉 漕吉 惣吉 藻吉 宗吉  

 

何か職業を持ちたい!とかいう割に惣吉のことで頭がいっぱい。

 

みずえの家で自転車を買ったということで3人で練習。それぞれにそこそこお金持ちの人たちだな。まぁ惣吉の家も網元の家だし、「おしん」の世界を知ってるとみんなすごい金持ちに思える。

 

3人でキャッキャッとはしゃいでいると巡査に不謹慎だと怒鳴られた。

 

大正15年12月25日午前1時25分。天皇は葉山の御用邸崩御された。同日午前11時 新しい元号を昭和とする旨 公布された。

 

「はね駒」で明治が終わったと思ったら、「澪つくし」は4日で大正が終わった。もう怒涛の昭和が始まってしまうのね。