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【連続テレビ小説】はね駒(52)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

明治27年(1894)8月、日清戦争が始まる。りん(斉藤由貴)の父・弘次郎(小林稔侍)は、自分たちを賊軍とした薩長の新政府が始めた戦争には協力しないと機嫌が悪い。一方、妹・みつ(小野ゆかり)を嫁にほしいという吉川家は、この秋にも祝言をと急いでいるという。母・やえ(樹木希林)は、縁談に対しはっきりした態度を示さない弘次郎にいらだちをぶつける。そんな中、兄・嘉助(柳沢慎吾)が3年ぶりに帰ってくる。

 

 

嘉助が帰ってくると一気に明るくなる感じ。

 

日清戦争が始まり、橘家の近所でも出征していく者も出始めた。「おしん」の俊作あんちゃんや松じいの息子たちはこの戦争より後の日露戦争(明治37年~38年)に従軍してたってことか。「はね駒」はまだ明治27年だもんね。

 

兵隊の手助けをする軍夫を募集してるという話を近所の幸助から聞いた祖父の徳右衛門は自分も死に花を咲かせたいと応募すると聞かない。家族総出で止めていると嘉助が帰って来た。

 

3年ぶりでも相変わらずの嘉助は、戦争錦絵や戦争はやり歌の歌本を売り歩いて儲けていた。扁平足で兵役検査で不合格だったが、むしろ扁平足で戦争に行けないことを喜んでいた。徳右衛門には情けないと言われるも、「命を惜しがってんじゃねんだよ。たった一つしかない命を大事にしてんだよ」といいこと言う~。

 

嘉助の話を聞いていられなくなったやえは外で釜を洗う。りんが代わると言うがやえは徳右衛門が軍夫になりたがっているのはなぜか?と問う。答えられないりんに今の生活に満足してないからそんなことを言い出したんだと、親孝行にと思って二本松から呼び寄せたけどそういう暮らしをさせてたんだとやえは話す。

 

まともな職業につかない嘉助と女なのに結婚しないで教師になろうとしているりんと、もうすぐ嫁に行くみつと…やえさーん! 別に徳右衛門さんは今の暮らしが嫌なわけじゃないよー!と思いたい。人の行動でそこまで深く考えられるやえさんはやっぱり素敵。

 

家を守ってやってると文句言いながら実家に居続ける庄治あんちゃんより外に飛び出していろんなものを吸収する嘉助の方が魅力的に思うんだけどなぁ(「おしん」終盤の老けメイクで面白キャラっぽくなってたけど最後まで嫌いなキャラでした)。

 

学校では優等生に成長したりんも家ではまだまだ子供。