公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意
りん(斉藤由貴)を訪ね初めて仙台に来た母・やえ(樹木希林)を歓迎するため、叔父・彌七(ガッツ石松)や小野寺源造(渡辺謙)の行きつけのきわ(永島暎子)の小料理屋で皆で夕食をとることに。しかし、客が「ボイコット事件で女学生をそそのかしたのは松浪毅(沢田研二)だ」と誤解してうわさするのを聞き、りんと源造は激怒する…。
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きわの店で食事をしているが、上げ膳据え膳が落ち着かないやえはすぐに手伝おうとしている。
他に来ていた店の客は、りんが東北女学校の生徒だと知ると、東北女学校で騒ぎがあったらしい、それをそそのかしたのは松浪という先生だと噂し始める。りんと一緒になって怒ってくれる源造。キャーッ。
女性が考えたり行動したりできないと思ってる人は今でもいるもんね。女がそんなことできるわけない、裏で男が操ってるんだ!的な。
しかし、りんは一緒になって怒ってくれた源造より、やっぱり松浪先生が気になって怒っている。
松浪の家では、中河が松浪先生の荷造りをしてくれている。そこに現れた梅沢先生。そっか、忘れてたけど、中河は元東北女学校の先生で梅沢先生とは入れ違いだったらしい。二人して松浪先生の荷物を手に争う。すんっとなって無になってる松浪先生。
酔っぱらった源造と彌七が同じ布団、りんとやえが同じ布団で眠る。りんは、しづやなつやくにみたいに自分の思った通りきっぱり生きてる人は偉い、給費生であるりんは見えない紐で縛られているみたいとひとりごとみたいにつぶやく。それを寝ていたと思っていたやえが「キッパリしてる人も偉いけど、そうしたくてもできねくてじーっと我慢してる人も偉いんだよ。一生懸命生きてる人はみんな偉いんだ」答える。
やえの言葉はもしかしたら86年より今見たほうが心に響く言葉かもしれないな。