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ドラマの感想など

【ネタバレ】息子

2013年に録画していた未視聴映画の一つを見ています。

 

あの頃映画 「息子」 [DVD]

あの頃映画 「息子」 [DVD]

  • 発売日: 2012/12/21
  • メディア: DVD
 

1991年 日本

 

あらすじ

岩手県の山村に住み、妻に先立たれた初老の男性、浅野昭男にとって一番の悩みは、上京した次男の哲夫が不安定な生活をしていること。東京・下町の小さな鉄工場でアルバイトをして気ままに暮らす哲夫は、得意先の倉庫で働く美しい少女、征子のことが気になりだすが、彼女がろうあ者と聞いて驚きつつも、自分が彼女と交際できるのか真剣に考える。そんなある日、昭男が戦友たちとの集まりに出席するため、上京することになるが……。

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東京でフリーターをしている岩手訛りが抜けない青年(永瀬正敏さん)とその父親(三國連太郎さん)の話。

 

あらすじに書かれている岩手の山奥ってどこだろなー?と思ったら、ロケ地は、二戸市や軽米町だから県北でした。どうりでなじみがないわけだ。岩手はものすごーく広いです。「あまちゃん」の舞台になった久慈市などが近い、青森寄りのところです。

 

妻に先立たれ、一人暮らしをしている父。長男は大学を出て、千葉でマンションを買った。長女は結婚して県内の別の場所に住んでいる。二男は東京でフリーターで職を転々としている。兄に紹介してもらった会社も辞め、居酒屋も辞め、鉄工所で働き始める。

 

都会に住んでるおっさんが描く、想像上の純朴田舎青年と純朴聴覚障害美女の夢のような恋物語

 

と思ったら、一人暮らしの父をどうするかという話になって、熱海での戦友会を口実に上京した父を泊めた長男夫婦は引き取るつもりでいたけど、父自身は岩手を離れるつもりはない。戦友会は、おじいさんたちが集まって軍歌を歌ってました。雄にもこんな未来があったらいいなぁ…。「おしん」の雄には不穏な未来しか感じない。

 

あ、父の暮らす家の近所のおばさんとして奈良岡さんが出てた。

 

二男は聴覚障害者の女性と付き合っていて、父に紹介するが、父は何の抵抗もなく受け入れた。

 

生まれも育ちも東京で大学行くのは当たり前、周りの友達も田舎を持たない都会っ子ばかりで、田舎のことを全然知らない人が描いた話に見えた。