2013年に録画していた未視聴映画の一つを見ました。
愛について、ある土曜日の面会室 [ ファリダ・ラウアッジ ]
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2009年 フランス 公式
あらすじ
サッカー好きの少女ロールは、ある日風変わりな少年のアレクサンドルと出会い、恋に落ちるが、やがて彼は逮捕されてしまう。しかし未成年のロールは面会が許されず、彼への思いを募らせてゆく。フランスで暮らしていた息子が殺されたという思いも寄らぬ訃報が届き、悲しみに打ちひしがれたアルジェリア人女性のゾラ。その死の真相を知ろうとフランスに渡った彼女は、自らの正体を隠したまま加害者の姉に近づき、交流を深めていく。
録りためた映画を観るのに躊躇してしまうのは、暗めのあらすじの話が好きでそういうのばっかりチョイスしてしまうせいか、観るとすごく疲れるからです。
これは最初のうちはいろんな人がごちゃごちゃ出てくるから何の話か全然つかめなかった。あらすじの通り、ロールの話、ゾラの話、もう一つ、ステファンという男の話の3つが関わりもなく並行して進んでいきます。
3つの話に共通してるのは、刑務所の面会室。ロールはアレクサンドラに会いたくて、偶然知り合った病院スタッフのアントワンという男性と同行することにより、未成年だが面会できるようになる。
ゾラは、フランスで殺された息子の加害者の姉と知り合い、その家の子守として働き始める。姉は弟の相談に乗ってやれなかったと涙にくれ、本当は弟の面会にも行きたくないと言い、ゾラが面会を申し出る。姉は、ゾラのカバンの中身を見て、弟が殺した男とかかわりのある人だと気付くが、そのまま面会に行かせる。
ステファンは、恋人を助けてくれた男に刑務所に入っている親友と入れ替わってくれと頼まれ、金が欲しくて承諾する。
ある面会の日、3人はそれぞれ刑務所に向かう。ロールはアントワンに嫉妬しだしたアレクサンドラに会いたくないと直前に部屋を飛び出し、アレクサンドラとアントワンが面会室に残される。
ゾラは、加害者と話すうち、加害者がゾラが何者であるか気づき、面会室から出ようとするが、引き留め、話をする。
ステファンは、最後の最後まで躊躇しているがついに実行に移す。
面会時間が終わり、それぞれ自分の場所に帰っていく。ステファンは大きく立場が変わり、ゾラは少し話せたけど、まだ真実が知りたい感じ、ロールはもう会いに行かないんじゃないかな。
全体に重苦しく寒々しく、自分がチョイスしたとはいえ退屈はしないけど、救いがあるわけでもない辛い映画でした。