公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意
加賀屋の援助で、おしん(田中裕子)は酒田で、船仕事をする人たち相手の飯屋を出すことになった。秋に、佐賀の田倉家を出てから、東京、山形とめまぐるしい変転の後に、やっとたどりついた暮らしであった。おしん、25才、大正14(1925)年の暑い夏のことだった。いよいよ開店の日、朝食の客のために午前6時に店を開くため、おしんは午前3時に起きて支度にかかった。しかし、開店初日はひとりも客が来なかった。
連続テレビ小説 おしん 完全版 四 自立編 [ 田中裕子 ]
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開店を前に加賀屋であいさつ。一膳飯屋の名前も”加賀屋”となる。開店前日、みのさんがのれんを持ってきたり、心配してくれてるんだなぁ。本当に暖かい人たちでただ見てるだけなのに嬉しくなる。大安吉日の開店の日、お加代様は仲人がやってきて、夫とよりを戻す? 帝大卒のエリートより商売が好きなおしんの男版みたいな人でも良かったのにね(いないか、そんな人)。
しかし、必死の呼びかけにもかかわらず客は一人も来なかった。せっかく炊いたご飯がもったいないので、握り飯にして外で売ったり、それでも売れなくて、ただでもらってもらったとおしんはお加代様に報告。ただ店にいるよりそうやって外に出ていくのがおしんらしい。
今はないけど、ちょっと昔のドラマだと、夫が帰ってこなくて夕飯をゴミ箱にザンッと捨てる描写がすごく嫌いだったので(別にすぐ腐るわけじゃないし、次の朝だって食べられるのに)、食べ物を粗末にしないドラマは好きです。そうそう佐賀編でもせっかく湯がいたうどんを屈辱の中でも食べてたしね。そういう細かいところもちゃんとしてるから面白いんです。
ちょっと愚痴を吐くおしんにお加代様は「貸したものは返してもらう」と発破をかける。ほんとにおしんとお加代様の関係はいいよねー。
失礼ながら橋田さんというと嫁姑のドロドロなど女性同士のぎすぎすした関係を得意としてるかと思いきや、おしんとお加代様、お弟子さんがたくさんいたころのお師さんのお店、アテネの女給たち(染子さんたち、どうしたかな?)と女性たちの関係性もいいなと思ってました。お師さんの店はおしんが来なければまた違ったのかな…と思うとちょっとね(-_-;)