徒然好きなもの

ドラマの感想など

最終回

そういえばこの間、「ダウントン・アビー2」終わっちゃったとか書いたけど、正確には8話が終わって、舞台裏スペシャルがあって、先週のが最終回だったんだね。8話が最終回で9,10話はスピンオフというか特別編みたいな扱いだと思っていたけど、普通につながった話だったし。

舞台裏スペシャルも面白かった。マシューは特徴のないイケメンと思ってたけど、実際の俳優さんはもっとかっこよかった。時々挟まれるイングリッシュジョーク?(マギー・スミスがハッカ飴を投げつける)は意味が分からなかったけど! 俳優本人の方がかっこよかったのは、ベイツさんもドラマよりダンディな感じだったな。服装のせい?

女優さんは総じて今っぽいメイクが違和感。なーんであんなに目の周りを真っ黒にしちゃうかな。イーディス、シビルはそんなに違和感なかったけど(シビルはやっぱり三姉妹で一番好きな顔)、特にデイジーやラビニアは役のナチュラルメイクの方がいいなー。あとメアリーも役の時のように髪を結んでいるときの方が美人度が増す。

なんでトーマス、オブライエンのインタビューがないんだ。ロバートもナレーションだけだし、カーソンさん、バイオレット様もなかったけどね。

ベイツ&アンナ、ブランソン&シビルのカップル中心という感じで、人気のあるカップルという紹介だったけど、マシュー&メアリーもそうだけど、「ダウントン・アビー」自体は好きなんだけど、そこから生まれるカップルがことごとく好きになれなかったから、アンナとベイツのベッドシーンなんて2度と見せるんじゃねーよ、と思っちゃった。


最終回を見てると、当時のイギリス貴族のクリスマスが興味深かった。クリスマスと大晦日に仕事を休ませる旦那さま、優しいなぁ、と思ったけど、その日くらいしか休めないと思うと、まぁあれだけど…でもあの家は使用人に優しいよね。リチャードなんて休ませないといってるんだから、休ませるだけいいのか。

トーマスとオブライエンはクリスマスの夜に日本でいうコックリさんをやっている。トーマスは名もなきメイドと一緒にやったり、デイジーにも一緒にやろうと声をかけたり一見すると女の子に優しいところが勘違いさせてしまうかもね。性格が悪い描写が時々出てくるけど、それでものけ者にされてるわけでもないんだよね。トーマスはもう普通に仕事してるのも面白い。結局は仕事の出来る人だもん。

貴族の皆さんはジェスチャーゲーム。メアリーが真面目な顔をしてジェスチャーしてるのが面白かった。リチャードが『面白いですか?』とバイオレット様に言ってたけど、面白いじゃないか!

イーディスはストラランさんと再会してたけど、どうしてそんなにおじさんが好きなんだよー! 舞台裏スペシャルでも、脚本家がイーディスはメアリーと違って美人でもないし、と言ってたけど、日本的感覚だと(というか私が?)メアリーとイーディスの美醜の差がよく分からないんだよなー。

イーディス普通にかわいいし、前のシリーズでも、取り柄のない子みたいに言われてたけど、日本ならつつましやかな女性ということで、勝気なメアリーよりモテるんじゃないかとも思ったりして。メアリーのことを暴露したことは、でもそれまでメアリーが散々いじめてたじゃないかと思うと、そんな悪いことか?とも思うし。

リチャードは終始イライラしてたけど、メアリーも悪いでしょ。婚約者のリチャードよりマシューと顔を合わせればニコニコしてたら、そりゃ怒るよ。最初は、あまり印象の良くなかったリチャードだけど、それでも屋敷を改造したり、金にモノ言わせてたとしても貴族に近づこうとしてたと思うと、ちょっと気の毒にすら思える。金のかかる女だ。

結局ラビニアやリチャードを巻き込んだけど、くっついて、まぁそうだろうなと思ってたけど、なーんかさー。単純にメアリーにもマシューにもあまり好感を持ってなかったからそう思うだけなんだろうけどね。プロポーズのところは雪が降ってるのにメアリーが肩出しドレスで寒そうだった。

ベイツも殺人を犯したとは思えないから、さっさとその問題終わらせてくれよーって感じだし。ベイツがシリーズが変わって一番印象が変わったかも。寡黙で渋いおじさんだと思ってたけど、若い嫁もらってウキウキしてるおっさんになってしまった。たちの悪い妻だけど、最低でもちゃんと別れてから付き合ってほしかった。そこがおっさんドリームなのよね。あんなおじさんに奥さんも執着し続けるのがわけわからないもん。

トーマスはアイシスを利用したのはけしからんけど、でも失敗も多くて憎めない。結果オーライよ。閉じ込められたのにトーマスになついてるアイシスも簡単に感動しちゃう旦那様も人が良すぎ。んー、だからロバートってベイツのこともひたすら信用してるのかな。ベイツってそんなに執着するような人か?とロバートがかばう度、思ってしまう。

オブライエンはこのシリーズに限っていえば、口がちょっと悪いだけの常識人に思えた。トーマスの悪巧みのアドバイスはするけどね。アンナは口調は穏やかだけど割とオブライエンを嫌ってる。オブライエンは割とアンナのことを心配してたし、ラングさんのこともあったからそんなに悪い人と思えない。

最終回に急に出てきたロザムンドの侍女とヘップワース卿。どうした、急に。そしていつでも有能なアンナ。

カーソンさんやアンナに慕われてるメアリーは、勝気だけど別に悪い人じゃないんだろうと思うけど、ただカーソンさんは、メアリーのようないかにも貴族っぽい、ツンとした人の方が好みなのかなとも思える。

カーソンさんは前に子供の頃を知らないからだ、とヒューズさんに子供の頃のエピソードを言ってたけど、そのエピソード聞いてもなおメアリーのことはなんて可愛らしい人、と思えなかった(^^;

そういえばウィリアムの農場に行ったデイジーだけど、使用人というと、エセルのような小さい家に住む貧しい家を想像してたけど、ああいう大きな屋敷で働ける人は結構裕福なのかな? デイジーは孤児みたいだけど、ウィリアムは農家といっても豪農? ストラランさんとウィリアム父は似た感じの顔に思える。

そして、最終回最大に華やかだった使用人の舞踏会。いつもは見られない組み合わせが新鮮。トーマスはやっぱりかっこいいよぉ!

マシュー&オブライエン、カーソン&コーラ、ロバート&ヒューズとかトーマス&バイオレット様、カーソン&イザベル、マシュー&パットモア、そしてトーマス&イーディスは楽しそうじゃないか。カーソン、ヒューズさん、オブライエンもそつなくダンスをこなしていたから、それなりの教育を受けた人というか屋敷で教育されたってことか。前のシリーズでウィリアムがピアノ弾いてたこともあったしなぁ。

あー、イヤイヤ今回もまた長文で。目が滑りますよ。さ、明日からの第3シリーズも楽しもう!