いやー、やっぱり面白いねぇ！ 『ダウントン・アビー』は！
今回がシーズン3の7話。ベイツさん釈放。あんなに引っ張っていた割には、裁判で「無罪！」わーいわーいとか刑務所で仲間？に見送られるとか一切なしなんだね。冒頭でアンナが迎えに来て一緒に屋敷に向かっただけ。
これまでがだらっとした囚人服だったせいか刑務所暮らしでやせたせいなのかスーツ姿のベイツさんはかっこいいと思ってしまった。けどやっぱりアンナとのラブラブカップルぶりは見たくない(^^;
屋敷で歓迎ムードの中、寂しげな笑顔を見せるトーマス。トーマスぅぅぅ。イケメンだからということだけじゃなくこの俳優さんの表情がいいのだと最近やっと気づく。
ベイツが戻ってきたことでトーマスの処遇を考える伯爵夫婦。コーラの「何の落ち度もないトーマス」って、コーラは数々の悪事を知らないか…。でも仕事はちゃんとやる人だよ、トーマスは！ 特にここ最近はジミーへのセクハラ以外別に悪事らしいことはしてないんじゃないか？(ジミーにとっては地獄だけど)
ベイツに今後の予定を尋ねるトーマス。そこにやってきたモールズリーの「君の方こそ何か仕事を探さないとな。ベイツさんが戻ったんだから」に場の空気が凍り付く。みんな分かってて口に出さないのにさー。結構私の中の嫌い度ランキング上位で揺るがないねー、モールズリーさんは。
何となく白けた空気の中、アイビーに『東への道』を一緒に見に行こうと誘うアルフレッド。気の毒な女性が知恵と勇気でたくましく生きる話とあらすじを説明すると、オブライエンさんが「あ～ら、私の人生みたいね」。面白いなぁ。
アイビーはジミーと行きたそうだけど断られる。やっぱりアルフレッド→アイビー→ジミーなのね。ジミーはいまいちはっきりしないねぇ。
アンナとベイツはイチャイチャしながら新居の下見。アンナは聡明で美人で好きな方なのに対ベイツになると普段隠している本音が出るのかいきなり猛毒を吐くから、ベイツといるアンナが好きになれないのかも。
前々回あんなに優しくトーマスに寄り添うアンナを見ただけに、あっさりとトーマスは解雇されるとかバローだかハロ―だかと言い出すアンナがある意味オブライエンさんより怖い。オブライエンさんに嫉妬してるの？と言ったときや、オブライエンさんが結果的にベイツさんが不利になるような証言を裁判でしてしまった時に、あー、オブライエンさんのこと好きじゃないんだなぁというのが伝わってきたけどそれもこれもベイツ絡み。普段仕事してるときはうまく隠してやってるのにねぇ。
アルフレッドに仕事を取られて自棄を起こしそうなジミーに冷静なアドバイスを送るトーマスかっこいい。だけど、そこに畳みかけるオブライエンさん怖いわぁ。今は仲違いしてるけど、トーマスは純粋だから一度は信じて仲の良かったオブライエンさんの言うことは疑いつつも信じたいという思いがあったのかもねぇ。そういう性格もよく分かってて言っちゃうオブライエンさんなんだね。
アルフレッドに嫌味を言っているところをカーソンさんに聞かれるジミー。アルフレッドもジミーも同じくらい好きじゃないけど、いつもカーソンさんに怒られるジミーはかわいそう。でも好きじゃないけど。
映画に行ったアルフレッドたちはまだ帰って来ない。いつもの使用人の休憩室？でトーマスは一人新聞を読みながらコーヒーを飲んでいる。
だけど、このシーンに限ってジミーがいつもより親しげに話してるように見えるんだよなー。オブライエンさんにトーマスに取り入るように言われてたせいもあるんだろうけど、普段セクハラで結構嫌ってるシーンがあったのに、あれじゃトーマスも誤解するよ。
でもいきなり寝込みを襲うトーマスは対女性でもありえないから酷いけど、でもジミーの拒絶もなんかねー。今シリーズの見たくないシーンがイーディスの結婚式、シビルの出産に次いでまた増えてしまった。詳しい内容を書かないとめでたいシーンばかりに思えるけど(^^;
しょんぼりしてるトーマスってほんっとにかわいそうに見えて辛いのよー。伯爵にも励まされるくらい落ち込んでるんだもんねぇ(伯爵は別の理由だと思ってるけど)。翌朝のジミーの女好きアピールでまたカーソンさんから怒られ、アイビーには誤解され、でもジミーからはカーソンさんには報告しなかったね。
そしてカーソンさんに報告したアルフレッドもあくまで正直に見たことを報告したまでで、オブライエンさんの計画ならトーマスとジミー両方を追い出そうとしてたんだろうけど、ジミーのことは本気で拒絶してて演技には見えなかったと結果的にはかばってた。
トーマスから話を聞くカーソンさんは、おぞましい世界といってたけど、問答無用で追い出すようなことはせず案外優しいじゃないかと思ってしまった。トーマスも毒気を抜かれたように正直でジミーのことをかばってた。トーマスの憔悴の表情がホントにホントにかわいそうで―。
貴族側。今回は度々アイシスが伯爵のそばでなでなでされてるのがかわいい。食堂にいるのは、既婚男性(伯爵、マシュー、ブランソン)+独身女性(イーディス)。イーディスはまたも雑誌の編集者に誘われて今度はロンドンへ行くつもりらしい。マシューは何かとイーディスに優しくて3になってから好感度上がりまくり。ブランソンはマシューほど積極的でないにせよイーディスには肯定的だと思う。
イーディスにとってガンなのはやっぱり家族。伯爵、バイオレット様、コーラはいい母親だけど、それでもイーディスはかわいそうな子扱いなんだよね。
イザベルの屋敷にやってくるバイオレット様。前回は席を立たなかったけど、やっぱりエセルを雇うことをよく思っていなかった。
エセルの「必死に勉強しています。働く女は技術を見につけないと」の前向き発言に対し、「でもいろんな技をお持ちでしょ？」ってバイオレット様さすが(^^;
これまで名前だけは出ていたジャービスさん初登場(だよね？)。先代から仕えている領地の管理人。マシューが新しいやり方を提案しても拒否。マシューが一生懸命やってるのに、伯爵がなぁ。マシューの、というかラビニアのお父さんのお金がなかったらどうなってたか！
買い物帰りらしきエセルが泣きながら歩いているのを馬車で見かけるバイオレット様。マシュー母は前作でも何かと口を突っ込んできたり理想論ばっかりなので、あまり好きじゃない。エセルに村から出て新天地で仕事を探そうとするバイオレット様の判断は正しいと思う。これでエセルの出番もそろそろ終わりかなぁ？
食事シーン。イーディスはバイオレット様を味方につけたつもりだったのに、「イーディスはいい歳をして独身でしょ。だから家庭に向いていないのかも」ってー！ おばあ様ー！！ イーディスかわいそうすぎるー。
アンナとベイツのイチャイチャは見たくもないけど、メアリーとマシューは別にいい。ビジュアルの問題かなー(-_-;)
ロンドンで編集者と会うイーディス。あれがイーディスの新しい恋のお相手？ならやはりおっさん好きなのね。ストラランさん似。今度こそ幸せになって欲しいな。
ダウントンの運営について、ジャービス、マレー弁護士、伯爵、マシューで話し合い。マレー弁護士は「3代目伯爵は散財し、4代目は亡くなられて貢献しただけ。あなたの場合奥様の持参金がなけれ没落していた」と散々な言いよう。投資の時も言うこと聞いてくれなかったみたいだし、マシューみたいな改革派を求めていたのかもね。ジャービスはやり方についていけず辞める。バードさんパターンでホントは引き止めてほしかったっぽいけど、この場合はねぇ。伯爵の場合はそのままの意味で受け取ったんだろうな。
シビルのことがあって、最近はブランソンがおとなしい。兄はちょっと粗野な感じ？ 使用人たちとはなじんで談笑。イーディスはジャーナリスト宣言。イーディスはおばあ様に何を言われてもおばあさまを慕ってるのね。
バイオレット様提案でジャービスの後任はブランソンに決まる。私に過ちなどないもの、という言うバイオレット様かっこいいわー！
来週のクリケット大会って何―？ トーマスがいるから大丈夫ってどういうこと―？
トーマスがいなくなるとさらにイケメン率が下がっちゃうよー。これから毎回かっこつけベイツさん出てくるのかよ。最初のシリーズじゃあんなに応援してたのに、何なんだよ、その態度の差は！ あー来週も楽しみ。
