TBS 1977年2月4日
あらすじ
友子(山口百恵)のために、アメリカから帰国した江崎(宇津井健)の行った手術は成功した。
2024.8.13 BS-TBS録画。
作: 鴨井達比古
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大山友子:山口百恵
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新田秀夫:三浦友和
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大山豪介:中条静夫
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大山政子:原知佐子
大山豊:中島久之
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大杉ミサコ:木内みどり
ナレーター:中江真司
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神田兵吉:大坂志郎
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大山鈴代:草笛光子
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協力:日本航空
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江崎:宇津井健(特別出演)
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監督:國原俊明
歌の前にあらすじ。絶望のあまりすぐ自殺しちゃう若い女性がデフォな赤いシリーズ。
病室
腰から太ももにかけてコルセットをつけている友子。もうすぐギプスが取れるが、秀夫と兄妹だと思うと悲しい気持ちになる。
豪介と政子が見舞いに来て、江崎、豊も病室に入ってきて、元の体になると保証した。「私を信じなさい」←吉野信人かっ!
1回の手術で頸椎と腰椎の損傷が治った!?
江崎にお礼を言い、友子を見舞いに来た秀夫。友子は秀夫さんと別れるなんてイヤッ!と言うが、どうしても妹と思えない秀夫は別れを選択する。それしかないだろ、本当に。「小さなうさぎだけど、これを僕だと思ってくれ」と病室に生きたうさぎを連れてきた。あんな小さな入れ物で。水もエサ入れもなく。
フェリーに乗って、また阿蘇に戻った秀夫。この前のフェリー映像と似てるな。
東都大学医学部付属病院
病室
おじいちゃんは友子に靴をプレゼント。借金まみれなのにあんなピカピカの上等そうな靴買ってんじゃないよ。
廊下
江崎にお礼を言う豊。ギプスを外したら明日にでもニューヨークに戻るつもりだと話す。
しかし、ギプスを外したものの脚の感覚が戻らない。
詰所?
豪介に手術の失敗を責められる江崎。極端だなあ。
病室
膝の上のうさぎをなでる友子。「どうしたのお前、ぐったりしちゃって」←やーめーてー!
山岳パトロールを続ける秀夫。再び阿蘇山へ行ったミサコ。兄妹だったらしかたない、最大のライバルがいなくなったと再び告白し、友子の脚が動かないことも話した。
すぐに江崎に電話した秀夫。
友子の手術は成功したはずなのになぜ脚が動かないのか原因不明。
病室
何も食べたくない友子。抱いたままのうさぎはおとなしい。おとなしすぎて怖い。「きっとこのうさぎ死ぬんだわ」って酷い、酷い。こういう話のネタに軽く使わないで。
鈴代を廊下に呼び出した江崎は、うさぎは誰が連れてきたのか聞き、秀夫だと聞くとすぐ秀夫を呼ぶように言う。
精神科
催眠療法?で友子に心のうちを聞く精神科医と江崎。おお、眼鏡をかけていない内藤武敏さん。
ホテルの高層階
精神的なもので脚が動かないのだと鈴代に話す江崎。友子は秀夫が兄と知り、死んだほうがマシと思っている。江崎は秀夫が兄妹じゃないと言えばいい、本当の父の名を明かさずに大山豪介の子ではないことを話す…また秘密か。
大山家
鈴代は豪介にも話をした。豪介は友子が実の子ではないことを知ってるのね。鈴代は友子を助けるために真実を話したいとお願いした。
車椅子を押して外を歩く鈴代は友子に今のお父さんは本当のお父さんではないと真実を打ち明けた。1話でも政子がお父さんの本当の子じゃないかもね~!?みたいなことをにおわせて話していたような。ただの冗談だと思ってたけど(政子は冗談で言ったのかもしれない?)そうだったのか。
しかし突然、大山豪介の子ではないと言われて混乱する友子。足を怪我しながらもおじいちゃんの家へ行った。おじいちゃんは豪介の子ではないことを知っていたが、誰が本当の父親かは知らない。足を怪我してることにようやく気付いたおじいちゃんが救急箱を取りに行った隙に外へ出た友子。足は血だらけ。
東都大学医学部附属病院
また輸血。血のつながりのない豪介が「俺の血をどんどん入れてくれ」。赤いシリーズでは毎回あるよね。ちょっと食傷気味。
病室
本当の父親が誰か分からないと母を信じられないという友子に江崎は鈴代が愛した人の子供だし、豪介もまた友子を愛して育ててくれた人だ、秀夫とは兄妹でないのだから思いきり愛し合えばいいと友子に熱く語る。
うさぎに食欲が戻った。ベッドから落ち、廊下に逃げ出す。友子もまたベッドから降りて立てないものの、足を動かしながら移動した。「友子の脚が動いた!」と大声で叫び、指さす豪介。うさぎの扱いにいちいちドキドキ。
江崎から秀夫に電話。秀夫もアディダスの上着着てるんだね。友子の脚が動いたこと、大山豪介の実の娘ではないことを話した。おー! あんなに秘密主義の宇津井健さんが初めて秘密を自ら話した!(違)
大喜びで山を転げまわる秀夫。
ニューヨークへ帰る江崎。豊の他に友子も鈴代と見送りに来た。友子は明るい笑顔で今度帰国するときは車椅子なしでと約束した。友子は江崎を父と推察? 友子の口からあえて語らせるってことは違うね、きっと。
秀夫が東京に戻ってきた。借金は返せた? 熱いハグを見つめる鈴代。(つづく)
「赤い疑惑」と同じで恋愛至上主義なところがちょっと…お似合いなのは分かるけど、もっと渋い路線の作品で見たかった気も。仕事のバディ的なのとか。