徒然好きなもの

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【ネタバレ】ちょっといい姉妹 #11

TBS 1982年1月21日

 

あらすじ

幸代(浜美枝)が今日は患者として京(かなどめ)歯科に来ている。診察しているのは華子(山岡久乃)だ。孝司(山村聰)がちゃんと予約を入れてくれているのも、幸代には嬉しい。 終わって幸代は、悠子(大空眞弓)の店に立ち寄った。店にはお昼休みの村瀬(高岡健二)や桃(倉田まり子)が来ていて、ここものどかだ。村瀬のお目当ては悠子。華子は、お昼を一緒に食べましょうと幸代を誘った。土曜日で幸代もゆっくりできる。

話しているうちに、華子は幸代の姿に自分の30代を見る思いだった。このまま仕事だけで花をしぼませることはない。華子は、お節介していいかしらと、何やら考えている。 夕方、華子は外で食事をすると、おしゃれして家を出た。朝から気分のすぐれない三子(京塚昌子)はあっけにとられていた。 夜も遅くなり、星を見上げに表に出た三子は、華子が孝司と話しながら帰って来るのに気付いた。 華子は親しく、お兄様と呼び、好きとか愛してるとか、孝司は今晩は勘弁してくださいとか言っている。 三子が不潔だと言ったのが始まりで、猛然と姉妹げんかが展開された。華子は情けなくなった。ほのかな愛の通い合っている幸代と孝司を幸せにしてあげたいと計っただけなのに。華子は身の回りの物を持って家を出た…。

ちょっといいもの

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2024.5.16 BS11録画。

peachredrum.hateblo.jp

作・北原優

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京(かなどめ)三子:京塚昌子…京家の三女。歯科医。45歳。

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京華子:山岡久乃…京家の二女。歯科医。47歳。

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京悠子:大空眞弓…京家の四女。離婚してパリから帰国。33歳。

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津村順司:川崎麻世…津村孝司の息子。20歳。

細川桃:倉田まり子…技工士学校に通う受付。19歳。

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古谷健:河合宏…歯科技工士。21歳。

清田好子:丘祐子…歯科衛生士。22歳。

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大山広樹:堤大二郎…患者。

舟山一正:松田洋治…悠子の息子。小学6年生。

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村瀬雅夫高岡健二…非常勤の歯科医。27歳。

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折原幸代:浜美枝…悠子の友人。33歳。

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津村孝司:山村聰…京家の長女(故人)の夫。53歳。

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プロデューサー:石井ふく子

 

京歯科医院

華子の診察を受ける幸代。予約を入れたのは孝司。

 

楽楽

悠子と交代して店番に立つ華子。幸代が顔を出し、パフェのこしらえ方を猛勉強した華子が自らパフェを作成。幸代も褒める。

 

幸代はいい歯で子供もいい歯の子が産まれると華子が発言し、幸代はいきそびれましたと返したので、気まずい。

 

京家

華子の作った豪華なお弁当を食べていた悠子。三子はあまり食欲がなく、お昼も食べずに寝てしまった。

 

村瀬は桃を誘ってパフェを食べに行った。休憩室に残された好子と古谷。好子はいつも桃を誘う村瀬に憧れを持っている!? 古谷は好子の年齢を聞くが、そろそろ言うのが恥ずかしくなっちゃった、と最初は言い渋ったが22歳! どこが恥ずかしいんだ! 古谷は21歳で、好子と村瀬はちょうどいい年齢だと言う。ここでもカップルが生まれるのかな? どうでもいいけど。

 

楽楽

悠子が店に戻り、村瀬や桃も来た。華子は幸代を家に招待する。

 

京家

華子は横になっている三子の様子を見て、幸代にお弁当を勧めた。華子は幸代におせっかいしたい、悠子にも誰にも言わないでと約束させ、幸代は悠子に軽く挨拶をして帰って行った。

 

華子はお兄様に話があると親しげに電話しているところを聞いてしまった三子は複雑な表情になる。

 

午後、華子は歯科医としての仕事。

 

京家には順司が来て掃除機をかけていた。一正が帰って来て、京家それぞれの女性の扱いなどについて語る。将来、女嫌いになるかもと言う一正に同じくらいの歳の女の子なら大丈夫だと順司が励ます。今度は2人で庭掃除に出た。

 

夕方、華子は先に仕事を終え、帰った。三子も午後は仕事をしていて家に帰って、庭掃除をしていた順司から「親父が今夜、外で食事する」と聞き、相手を気にする。

 

元気がないながら夕食作りをする三子。

 

村瀬は帰り、残っていた古谷にコーヒーを出す桃。古谷は順司を好きなのか桃に聞いてるところに順司が来た。聞き耳立てずに咳払いして存在感を出すとこがいいね。しかし、桃をデートに誘えずに帰って来た。

 

順司→桃→村瀬??

古谷→桃??

 

村瀬は楽楽の閉店作業を手伝い、土曜日だからディスコやフランス料理、明日はドライブやハイキングへと誘うがことごとく悠子に断られて帰って行った。

 

京家

ようやく帰って来れた悠子。一正は母親にとって理想的な息子として描いてるんだろうけど、大人びた口調、母親に上から目線で正直、すっごい苦手。もちろん松田洋治さんが悪いわけじゃないよ。脚本がね。

 

古谷は休憩室で桃に勉強を教えることになった。

 

京家

順司と一正は勉強。三子が玄関へ出ると華子と孝司が好きだとか何とか話しているのを聞いた。孝司を送り出して手を振る華子に三子は情けないと思わないの? 本当のお兄様みたいな人なのに、と勝手に誤解して聞く耳を持たない。

 

リビングに戻った華子と三子。悠子は話が見えない。華子は幸代が昔の自分に見えてきて、かわいそうに思い、幸代のことを話したのだとようやく説明できた。ようやく三子の誤解は解けたが、華子は自分の普段の態度がそう見せていたんだと傷付いてしまった。三子は突っかかってしまった自分のことを反省するが、悠子は、お姉ちゃまを好きなあまり寂しくなって言ってしまったのだとフォロー。

 

心と体がチグハグでうまくいかない…はっきり言及されてないけど、三子は45歳だし更年期障害とかそういうこと!?

 

華子は大きなサングラス、頭にスカーフを巻き、ボストンバッグを持って外に出ると、ちょうどジョギング中の大山と出会う。華子は大山に夜の家出と言って去って行った。順司と一正が捜しに出た。順司は帰るところの古谷と桃に出くわした。

 

悠子と三子は孝司を呼んだ。華子は家出をする雰囲気ではなかったと言うし、大山もそんな感じはしなかった、颯爽としていたと言うのだが、三子は華子を思ってワーワー泣き出す。悠子は男性陣をリビングから出した。この情緒不安定っぷり、やはり…!?

 

自分が許せない、大嫌いと泣き続ける三子だった。(つづく)

 

どうした? 三子。若者の恋模様は気にならない。