TBS 1979年3月8日
あらすじ
舞台はわんこそば屋の“伊和田”。 亡き夫の法要の日から始まる。 母にすればこの日に跡継ぎを決めてしまおうと長男の遺産相続と3人の娘たちの遺産放棄を提案する。 だが、長男の嫁はお店の跡継ぎを拒否する…
2023.7.11 BS11(イレブン)録画。
主な登場人物
伊和田(いわた)家
わか(京塚昌子)…わんこそば屋「伊和田」の女主人。
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亜紀(長山藍子)…長男の嫁。「伊和田」の若女将。息子が2人いる。
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高子/こうこ(結城美栄子)…長女。レコード会社のプロデューサー。28歳。
周子/しゅうこ(中田喜子)…次女。男子高の教師。25歳。
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従業員
古出長子/ちょうこ(泉ピン子)…高子と同じ歳。福太郎が好き？
三浦太平/たへい(岡本信人)
中田国夫(尾藤イサオ)…朋子が好き？
松島時枝(茅島成美)
泊三生(金子扇太呂)…「心」では「一村」の従業員・太郎。
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酒井夏子(木原光知子)…亜紀不在のため雇われた山形出身の女性。24歳。
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時枝の息子・松島哲也(吉田紀人)…「心」のター坊。
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田代静子(東海林典子)…朋子の友人。
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長谷部克利(豊田清)…周子の生徒。
朝、一番に起きた亜紀が朝食の準備をする。起きてきた長子は亜紀の朝食作りを拒絶する。長子、「ひろちゃん」と言ってなかった？ すぐ亜紀が「洋(よう)」と言ってたけどね。
夏子や克利も起きてきて、一通り紹介して夏子と克利で掃除をすると言う。やることがなくなり部屋に戻った亜紀に福太郎は愚痴を軽く流して布団にうつ伏せになったままタバコを吸い、肩を揉ませる。
ダイニング
わかと朋子が起きてくる。亜紀がいないことにまだ寝てるのかとグダグダ文句を言うわか。朋子は言わなきゃ分からない、わかはどこまでやるかやらないかの加減が分からないならやらなくていいと言う。やだね〜、こういうの。言ってよ！
朋子は、わかや高子や周子を茶の間に呼び出して、亜紀に対する態度を非難する。朋子は亜紀に対する仕事の割り振りをしっかり決めたらいいと提案。亜紀には奥のことだけやってもらって店には一切出ないとか、高子や周子は手伝ってもらったらペイしたらいいと訴えるが、お金をどうこう水くさい、家族なんだからできる人がやったらいいとわかは聞く耳を持たない。できる人がやるという考えは絶対ダメ！
朋子はかなりまともなこと言ってるのにな〜。高子と周子も家族制度の崩壊とか危険思想とか全然響いてなくて、悔しいなあ。家事を何もやりたくないだけなんだよね。結局、朋子の言ってることは聞き入れてもらえず、掃除機をかけている亜紀に洋の世話だけしてたらいいと言われたんだからそうすればいいと言うだけで精一杯。
怒った朋子は、わかに何も言わずに出かけて行った。わかは亜紀の目の前で高子や周子に掃除をするように言う。うーん、子供の世話さえすればいいと言う割に嫌味くせえ。
ダイニング
ブスッと給仕をする長子にわかが何か言えよな！
わんこそば「伊和田」
卒業祝い？で晴れ着姿の女子大生たちが来る。店は忙しいが、朋子は帰って来ない。亜紀が手伝うと言うが、わかは奥に誰もいないなら子供の世話をしててと言う。
喫茶店
静子と映画に行っていた朋子。跡継ぎ問題が解決するまで市郎との付き合いを言わない約束をしていると話す。静子はディスコに行こう！と誘う。
ダイニング
長子は亜紀に対する悪口を言う。時枝や太平はさすがに諌める。わかは廊下で聞いていた。
茶の間
子供たちと食事していた亜紀。わかに忙しかったら手伝うと言い、わかも忙しい時間にねと手伝いをお願いする。
ディスコで踊る朋子と静子。
茶の間
10時過ぎになっても帰らない朋子を心配して静子の家に電話したわか。静子の母から静子は朋子に誘われて出かけたと聞かされた。静子さんと一緒ならいいじゃない、もしかしてデートなんじゃない？と高子や周子が無責任なことを言うので、わかは再び静子の家に電話しようとするが、ちょうど朋子が帰ってきた。
亜紀さんが帰ってきたんだから私のことはあてにしないで！と部屋に行く朋子。
朋子の部屋を訪れたわかは今日一日見ていてちゃんと分担を決めるべきと思い直したと話す。
・食事の支度は亜紀。長子も手伝うが責任を持つのは亜紀
・掃除と洗濯は夏子(高子と周子が3万円ずつ払っている)
・亜紀にも店には出てもらうけど月給を出す
・亜紀が生活費を管理する
いちいち偉そうな福太郎がムカつく！
わかの部屋
朋子がわかの肩を揉む。朋子が犬猫病院を開いても朋子をあてにしていると言われて複雑な表情。犬猫病院を出す費用も出してくれるらしい。お金あるね～。
ダイニング
洋とぞうさんを歌う亜紀の姿を見てブスッと通り過ぎる長子。長山藍子さん歌が上手。
厨房
長子は従業員の前であの女、偉そうにと盛大に愚痴る。今度という今度は辞めてやる！と言うが、他の従業員に一番おかみさんに可愛がられているのにと本気にされない。
しかし、長子は置き手紙を置いて出て行った。
亜紀は私のせい？と気にするが、太平はあの人気分屋だからとかばう。
いつものように店が開く。(つづく)
長く店にいるからって長子、大きい顔しすぎだろう！ 「おしん」の最初の奉公先の女中頭のようだ。他の店員はあまり長子には同調しないけど、本音はどうなんだろう？ 亜紀の働き者ぶりは知ってるし、わかの理不尽さだって分かるよね？ それでも長子みたいに勝手に出て行って戻ってきて人を振り回す嫁と思われてたらヤダな。
今日は最終回。
この世界が終わっちゃうのは寂しい。でも明日から初見の「おやじ太鼓」が始まる。全話ではないけど、脚本に山田太一の名前もあるし、キャストも見覚えのある人もいるから楽しみ。
