NHK 1977.2.5
あらすじ
陽平(水谷豊)は体操競技会の警備中に鮫島壮十郎(柴俊夫)という青年に出会います。壮十郎は大企業を辞めて、ガードマンとして陽平がいる警備会社へ応募します。壮十郎は採用の際に吉岡司令補(鶴田浩二)に対して、配属される部署を自分で選択できるように申し入れます。吉岡は自分で納得できる仕事をしたいという壮十郎の態度に共感しますが、同僚の間には波紋が広がります。ある日、陽平と壮十郎が夜間警備をしていた研究所の敷地の外で女性が襲われました。
2023.5.19 BSプレミアム録画。
今もガードマンを続けている悦子(桃井かおり)、陽平(水谷豊)。今度は陽平が水色字幕になったんだね。竜夫(森田健作)は出てこない?
オリンピック・マーチが流れ、女子体操のコマネチが映し出される。体重40キロだって! 国際大会が何か?を警備している。
陽平は不審な男を追いかける。鮫島壮十郎(柴俊夫)が緑字幕なので重要人物? 壮十郎は陽平が見に行った警備士の訓練に参加していた。組み合っても強く、陽平は様子を見ていた吉岡司令補(鶴田浩二)に助けを求める。
陽平は自分がやられたように吉岡に壮十郎に組むようにけしかけ、壮十郎は吉岡に豪快に投げ飛ばされた。
休憩室
壮十郎は陽平より年上だと陽平にタメ口をきく。実年齢も柴俊夫さんの方が5歳くらい年上。壮十郎は仕事を辞め、警備士になったが仕事を選びたいから取り次いでくれという。
吉岡は壮十郎と2人で話したいからと陽平に席を外すようにいう。話し合いの結果、吉岡は壮十郎の条件をのんだ。陽平は聖子(五十嵐淳子)に不満を漏らし、吉岡が報告すると大沢司令補(橋爪功)も反対。しかし、小田社長(池部良)は、まあいいでしょうと了承した。
壮十郎の仕事ぶりに不満を持つ陽平と悦子は吉岡の勤務先に出向いて抗議する。キーキー言ってるのは陽平だけ。
雨の中、カッパを着て警備をしていた壮十郎は、こんな勤務は無意味だと田中先任長(金井大)に抗議し辞めてしまった。
愚痴をこぼす田中に吉岡は雨の中に立つのは無意味でそんな契約した会社が悪いと田中をなだめる。
壮十郎は他の社員からにらまれて、待ち伏せされ、ボコボコにされた。
屋上にいた吉岡に声をかける小田は吉岡が壮十郎が仕事を選びたいという姿勢に肩を持つ理由を聞いた。東京製作所にいた壮十郎は課長代理として上司の命令により下請け会社を計画倒産させてきて、それが嫌になって辞めていた。
吉岡は特攻隊の生き残りで余生と思って生きていて、仕事を生活の手段以上に思っておらず、壮十郎みたいに意味のある仕事をしたいという考えに衝撃を受けた。壮十郎を郊外に派遣させ、辞めさせないことになった。
研究所の夜勤に陽平と壮十郎が決まり、前に一度来たことがある陽平が明るいうちに案内した。
休憩室に1人でいた吉岡に声をかけた悦子。陽平は子供っぽい、だから吉岡みたいな大人がいいという悦子に照れる吉岡。え〜、あの吉岡さんがデレデレしてる。
夜、変な奴がいるという陽平の言葉に壮十郎も不審者を探す。男だったという陽平に壮十郎は女の声がするというが見つけられなかった。
翌朝、陽平たちが警備するフェンスの向こうにパトカーや警官たちがいて、女性が強姦されていたという。吉岡は警備範囲外だと言って女性を助けなかった壮十郎たちを責めた。範囲をはみ出しても困っている人がいたら助けろと説教され、落ち込む壮十郎たち。
壮十郎は吉岡の言葉に感じ入り、女子寮まで見回りに帰ってくるが、陽平は一理屈だと気にしてない風。
陽平の見回りの時、また女性が襲われた。今度は外回りをしている時に警備範囲内で起こった強姦事件だったため、壮十郎たちは契約を切られ、10日間の休職となった。仕事をはみ出したせいでこうなったという陽平に吉岡は仕事をはみ出すことは間違っていない、犯人の顔を見たのなら休職中に犯人を探せという。
なんだかんだ吉岡のいうことを聞いて犯人探しをする壮十郎と陽平。吉岡と悦子が様子を見にきた。一緒に食堂に入り、天ぷらそばを注文すると犯人の男が店に入ってきた。陽平と目が合い、店を飛び出した犯人を追いかけ、廃車置場に追い詰め、捕まえた。
後味が悪いと吉岡に話しかける壮十郎。(終)
ん〜、なんとも言えない。強姦を痴漢と言ってたのは気になった。