TBS 1981年1月15日
あらすじ
東京・神楽坂のとんかつ店「一村」を舞台に、互いを思い合う姉弟愛がテーマ。 糸(山岡久乃)、平(宇津井健)、寛(篠田三郎)、友(長山藍子)という4人の姉弟がいた。糸と平は両親代わりとなって、年の離れた寛と友を育ててきたが、友はお客と駆け落ちし、家を飛び出していた。ある日、家業を盛り立てるために40歳まで独身を貫いてきた平が結納を迎えることに… そんな中、友が姉たちの前にひょっこり姿を現す。
2023.6.6 BS11(イレブン)録画。
タイトルで内容を予想するのも楽しい。
「一村」厨房
年明け6日、今日から仕事始め。1981年の1月6日は火曜日。河岸から帰ってきた平に友は奥の仕事が終わらない佐和のことを言いつける。店の掃除が終わった哲子が厨房に戻ると、恵一に話があったんじゃないの?と友が近付く。哲子は恵一の両親らしき男女を見かけ、考えごとをしていて包丁で指を切ってしまう。そういえば杉田かおるさんは左利きなんだそうで、ドラマだと右利き設定にさせられちゃうんだね。
平は「佐和」に働きに出た糸を見に行く。佐和が来た途端、糸がこっちに来たら気にすると言う平に「お姉さんはその方が気楽なんじゃないですか?」と三和はハッキリ言っちゃう。今のところ、糸は何言われてもご機嫌。喜和は共同経営者のつもりでいると言うし、糸も結構仕切る。言いたいことが言い合える関係ならいいかもね。
喫茶店
宮寺と孝子の話し合い。近況報告し合い、宮寺は孝子にヨリを戻して4人で暮らそうと言い出す。宮寺は友とやり直すつもりはない。友は優しい女だからとか言ってるけど、見る目ないぞ。宮寺は東南アジアで土木作業員していたが、仕事を発注していた会社の人と知り合い、営業部員として働けることになり、マンションも借りた。宮寺は孝子に今すぐ仕事を辞めて、マンションに来るように言う。
一村家茶の間
平、恵一、ター坊、友、鶴次郎が集まる。今度鶴次郎が借りたマンションは6畳と4畳しかないため、恵一用にワンルームを借りると鶴次郎が言い、その費用は俺が出すと言う平。
宮寺のマンション
今晩、店が終わる頃に子供たちを迎えに行き、そのまま連れ帰って来るつもりでいる宮寺も孝子も随分楽観的な夫婦だ。
とんかつ「一村」
のれんをしまう時、宮寺と孝子が来店。友は宮寺に向かって「帰れ帰れ」と大声で叫び、取り乱す。怖い。
小料理屋「佐和」
佐和は糸に助けを求める。三和はさっさと子供を返せばいいとドライな反応。喜和は友の心情を慮って泣き出す。
とんかつ「一村」
平は今日のところは帰ってくれと言うが、宮寺も孝子も一目会わせてほしいと譲らない。糸は会わせてやろうと言う。
糸は片親で迎えに来たら返すつもりはなかったが、両親が揃って迎えに来たので会わせるつもりになったと言う。取り乱す友を寛が止める。
店で再会した宮寺親子。子供たちに家に帰ろうに言うが、ター坊も戸惑う。親はなくても子は育つのねえとか孝子も何かな…荷物をまとめる恵一たちに友も泣きながら手伝う。糸は立派に責任を果たしたとして、ター坊たちにはもう会わないように友に言う。
帰っていく宮寺親子を見送る糸は「人の面倒見るなんてごめんだわ、バカバカしい」と吐き捨てた。友が本当に優しいお母さんしてたらもっと泣けたんだけどなあ。糸も浩介のことで浮かれてたことや佐和につらく当たったりしてたから、まあ、ね。
茶の間に集まる一村姉弟。平は何も今夜帰すこたあないだろうと不満げ。糸は友の前に女房同伴で来た宮寺が気に入らない。友は何もしてやれなかったとメソメソ。鶴次郎との結婚もどうなることやら?
宮寺のマンション
自分たちで布団を敷こうとする恵一に一言もしゃべらないで!と宮寺は逆ギレ。勝手すぎる。それにしてもマンションという割に庶民的。このドラマより10年以上前の「3人家族」の敬子たちのマンションの方がおしゃれな作りだった。
一村家茶の間
平は以前、宮寺に弁当を卸していたことをようやく告白。
あんまり友ちゃんが不憫だと泣く糸。
翌朝、鶴次郎が友を訪ねた。鶴次郎は恵一とター坊が幸せになったらいいじゃないかと慰めた。俺じゃダメかとか言ってる〜。
「佐和」厨房
平がわざわざ糸の元へ来て、友と鶴次郎が結婚することを報告。三和も表に出ていい人見つけなきゃと焦る。喜和はハラハラ、糸も平も微笑ましく見守る。(つづく)
もっとカップルがたくさん生まれるのかと思ったけど、そうでもないんだね。寛と伸子が別れたままなのが意外だった。
BS松竹東急、今日から再放送1話です。
冒頭に出てきた支配人は「3人家族」で雄一をクリスマスに家に呼んだ先輩社員の近藤洋介さんだったのか! 私は以前、「二人の世界」→「3人家族」の順で見たので、また違った風に見えて新鮮。
栗原小巻さん演じる麗子の母は「本日も晴天なり」では六根の母だった文野朋子さん、父は「はね駒」でりんの祖父の山内明さん。若いね!