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【連続テレビ小説】純ちゃんの応援歌 (50)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

あき(伊藤榮子)と純子(山口智子)は、入学にあわせて昭(岩芝公治)と雄太(高岡俊広)に新しい学生服を買う。ふたりは正太夫笑福亭鶴瓶)の後輩の西川(北京一)の家に泊めてもらうことになっていたが、西川の家に女性客が来るのを見て、戻ってしまう。来客は西川の友人(笑福亭鶴松)で、女形の役者だった。純子はぬひ(西岡慶子)の店で店番をしていたが、孫(森愛子)を連れた老婆(路井恵美子)に万引きされてしまい…。

キャッチボールしている昭と雄太。

昭「なあ、雄太。何であんな余計なことするんや」

雄太「余計なことって?」

昭「新聞配達や」

雄太「ええやないか。何でいけないんだよ」

昭「お前が新聞配達したら僕かて何もせんわけにはいかんやろ」

雄太「やりゃあいいじゃねえか」

昭「僕も新聞配達しようかな」

雄太「やろうや。なっ? 一緒にやろう」

昭「けど…朝早起きやし雨降っても休まれへんのやろ?」

雄太「そりゃそうだよ」

昭「どうしようかな」

雄太は昭の放ったボールをとってにっこり。

 

あきはお金を並べてため息をついていた。純子に興園寺でもらった給料が残っているか聞いた。手つかずで残っているという純子。ぬひさんとこの家賃などを考えると昭と雄太の学生服2着分を買うのはちょっと苦しい。1着だけと言うわけにはいかない。

 

ちょっと無理してでも買ってあげたらいいという純子にあきの洋裁の仕事もどうなるか分からないし、どうせ買うんだったら安物よりいいものを買った方が結局は長持ちする。どないしよと考えるあき。そこに帰ってきた昭と雄太。昭も明日から新聞配達するという。

 

あきが学生服の話をすると、学生服なんていらないという雄太に、無理しなくていいという昭だったが、何とかなる、何とかなると純子がみんなで学生服を買いに行こうという。いざ、行くとなると昭も雄太も嬉しそう。

 

新しい学生服2着が鴨居にかけられ、昭と雄太は布団を持って、結局、正太夫の先輩の西川宅へ行くことになった。

純子「私も女学校に入った時、セーラー服買うてもうてうれしかった。何や急に自分が大人になったような気がして」

あき「お母ちゃんかてそや。セーラー服買うてもうた日はな一日中、鏡の前で着たり脱いだりしたん覚えてるわ」

純子「無理して2着買うてよかったやん」

あき「けど高かった」

顔を見合わせて笑う。

 

しかし、外に出た昭と雄太は西川が女性と家の前で話しているのを見て戻ってきた。昨日とは別の向きに布団を敷いて寝た二人だったが、気を使った小平治が今度は端っこを歩いてしまい、結局踏んでしまう。

 

入学式の朝。ぬひはお赤飯を炊いてくれた。食事をする部屋で寝ている小平治を布団ごと移動するぬひ。純子が外に出ると、西川から弟さんたちどうした?と聞かれた。女性が来て遠慮した昭と雄太だったが、近くで竹刀を振っていたがっちりした男が女形の衣装のまま来ていたことが分かった。

 

昭、雄太「ごちそうさん

ぬひ「よろし、お上がり」

昭と雄太は真新しい学生服に身を包んであきと共に学校に出かけた。

 

もちろん昭も雄太もあきと純子が無理算段して買ってくれた学生服だということは百も承知であります。

 

ぬひが届け物をするといって1時間ほど店をあけるという。純子は店番を任された。店の前にはねじり鉢巻きの男が2人。魚吉という魚屋の男たちで、純子みたいな若い女性が店にいるということを喜んでいた。

 

恭子と一緒にいる正太夫

太夫「あかんて何があかんのな?」  

恭子「宝塚」

太夫「そんなもん、受けてみな分からんろ」

恭子「今年はいつもよりずっと志願者が多いらしいねん。うち、ピアノも弾かれへんし歌は下手やし、楽譜も読まれへんし。踊りもできへんし」

太夫「宝塚入ってから教えてもろたらええわらよ」

恭子「スターやなんて夢にみてるだけの方がええのかも分からへん」

太夫「恭子ちゃん、スターいうたって普通の人間やらよ。僕も西やんに撮影所へ何回か連れてもうて行ったけど、そらもう、スターがぎょうさんや。市川右太衛門さんとか月丘夢路さんとか、そらもうスターだらけよ。あの人らもみんな普通に弁当も食べてるし普通にご不浄も行きやるし。何も特別の人とちゃうで。普通の人間がスターになるんや」

peachredrum.hateblo.jp

おなご先生が高峰秀子さんだから、月丘夢路さんはどの役だったかな?

 

恭子の今の立場は次の年の宝塚の受験待ち!?

www.tms.ac.jp

今とは違うかもしれないけど、一試験が3/20、二次試験が3/26、三次試験が3/29で合格発表が3/30とギリギリなんだねー。

 

中学校の入学式から帰ってきたあきは純子に1年生だけでも200人ほどいたと報告。

あき「やっぱり小野雄太言うて名前呼ばれた時はな、もう胸がジーンとしたわ」

純子「そやろな」

あき「2人ともな1年B組や」

野球部があって、2人とも明日には申し込みをする。

 

そこに店におばあちゃんと孫がやって来た。孫娘が干物の魚を触って盗ろうとしたのを純子が注意すると、そのすきにおばあさんが買い物かごに缶詰を3個盗んで去って行った。缶詰を盗られたことに気付いた純子。あきは缶詰代150円を置いて帰っていった。

 

今度はぬひが駆け込んできて、昭と雄太が中学生4人と取っ組み合いのけんかをしてると報告があり、純子とその場へ向かった。

 

見ているこっちが大阪生活に慣れない。早く生活の基盤になるものができたらいいな。