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【ネタバレ】アンティークの祝祭

2019年 フランス

 

あらすじ

ある朝、今日が自分の最期の日だと確信したクレールは、肖像画や家財等長年蒐集してきたアンティークの数々をガレージセールで処分することに。この行動を聞きつけた娘マリーは20年ぶりに母の元へ帰るが・・・。ドヌーブと娘のキアラ・マストロヤンニが、劇中でも母娘役で共演した作品。

2022.2.12 ムービープラス録画。

 

フランス映画は少し苦手だな〜と言いつつ、なぜか録画していた。あらすじにひかれたのかな? イヤ、CS初放送にひかれたんだな。

 

5、6歳くらいの女の子が象の時計のそばで眠りたいとベッドで寝ていると、女性(母親?)から自分のベッドで寝なさいと注意される。女の子が自分のベッドで寝ていると夜中に女性が象の時計を枕元に置いていた。

 

朝、家にトレイで食事を運んでくれる女性がいた。大きな屋敷に住んでいる年配女性・クレールは食事を運んできた女性にその辺を歩いていた青年たちに声をかけさせた。

 

クレールは青年たちにアンティークな人形や家具を外に運び出させた。青年たちは、これから採石場にバイトに行くというのでバイト代を支払う。青年たちの表情を見ていると結構高額!? クレールは認知症なのか青年の一人を息子・マルタンと間違えたり、もう一度バイト代を渡そうとした。クレールは採石場のオーナーは自分の夫だというが、青年の一人は経営者は中国人だという。

 

庭にたくさんの人が訪れ、アンティークな家具を20ユーロ(日本円で2800円くらい)でどんどん売っていた。娘・マリーの友人・マルティーヌが偶然通りかかり、貴重な人形などを購入者から回収した。

 

時折、クレールの若い頃の回想、マリーの少女時代、子供時代の回想が入る。その回想の入り方が独特でマルティーヌが庭で女の子2人がクレールの家に入っていくのを追いかけると、それはマリーたちの子供の頃でマルティーヌ本人の目の前で女の子たちがしゃべっているのでちょっと混乱する。

 

で、冒頭の母娘は若い頃のクレールとマリーなんだね。

 

年老いたジョルジュ神父の留守電に今夜来てほしいとクレールからのメッセージが入っていて、それを聞き終えると、若い頃のクレールが教会を訪れ、迎えたジョルジュも若くなってる、みたいな。若い頃のジョルジュはクレールが気に入ったモネの絵をそっと屋敷の塀に立てかけて置いて行った。その絵は今もクレールの手元にあった。

 

マリーが少女の頃、採石場で働いていて今は警官?のアミールもガレージセールに訪れていた。クレールはアミールにうつ状態で今夜死ぬと言った。マリーはアミールを憲兵さんと呼びかけていた。

 

ガレージでは本の取り合いになっていた。本はくり抜いてコインが詰められていたり、お札が挟んであったりしたせいだった。ベランダから「本は売らない! 出て行って!」と叫んだクレール。アミールもガレージセールは終わりだと言って人々を外に出した。

 

回想に出てきたけど、若い頃、クレールの夫が税金対策にお札を本の間に挟んでいた。

 

夕方、外に出した家具は家に入れられ、クレールはじっと目をつぶって横になっていた。マリーが声をかけると、今夜に向けて待っているという。

 

夜、両親が慌てて出ていく物音を聞いた少女。これはマリーの若い頃か。兄のマルタン採石場の事故で亡くなり、アミールは生き残った。

 

夜、目覚めたクレール。まだ時間じゃないとつぶやくと、ジョルジュが訪ねてきた。ガレージセールは神様にやれと言われたと話す。そして、ジョルジュに悪魔祓いをしてほしいという。断るジョルジュ。

 

回想。喪服のクレールと参列者。部屋で泣いているクレールをマリーが慰めた。

 

クレールはマルタンに仕事を任せた夫が許せなく責めた。部屋を出た直後、夫は胸を押さえて倒れていた。駆けつけたマリーには救急車を呼んだと言ったクレールだが、電話は切った!?

 

アミールと外で話していたマリーは庭の片隅で携帯電話が鳴っているのを見つけた。庭の片隅にはガレージセールから持ってきたと思われる小物が並んでいた。

 

暗い中、クレールは外に出て、車に轢かれた!?と思ったら、運転手は接触していないが倒れたとすぐ救急車に電話した。

 

病院のベッド。クレールはマリーに夫を放置して死なせたと告白。しかし、マリーはクレールが救急車を呼んでいたと言った。夫を見殺しにしたというのはクレールの思い込みだったってこと?

 

クレールはマリーが戻って来たからセールは名案だという。象の時計をあなたの寝室に置くと強く抱きしめた。マリーが外に出て、少し目を離すと、クレールが消えていた。夜の森を沢山の女性たちが歩いている。ウェディングドレス!? その女性たちとすれ違ったクレールは森を抜けて縁日へ行き、カートに乗った。

 

マリーは車でクレールを探し、ジョルジュは悪魔祓いをする。クレールが自宅に戻り、台所から庭にいるジョルジュを見た。マルティーヌの部屋にある象の時計は深夜12時をさし、クレールは家の中で倒れていた。縁日では花火が上がり、アミールは娘と小型飛行機に乗っていた。

 

マリーが実家に到着すると、窓という窓からものすごい火柱があがる。ジョルジュもマリーもびっくり。本や剥製などが幻想的に夜空に浮かび上がる。(終)

 

ひええ! 衝撃のラストとはこのこと? 多分、日本人キャストならそこまで混乱しなかったかもしれないけど、クレールの若い頃とマリーの今など結構混乱してしまった。採石場の爆破事故でマルタンは亡くなったのだから、クレールは家中に爆薬を仕込んでたとか!?

 

ネタバレ見たら、自宅に帰ってきたクレールが台所でやかんに火をかけようとして、点火できなくて、ガス漏れで倒れた…あー、そういうこと…。人の解説見なきゃ理解できないとは恥ずかしい。

 


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