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【連続テレビ小説】あぐり (141)「最後の親孝行」

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

林親子(高嶋政伸、後藤拓也)があぐり田中美里)の家に同居して2日目、岡山から健太郎里見浩太朗)と磯辺(山本普也)と妻五郎(刈谷俊介)があぐりの手伝いをしに突然やって来る。健太郎は林の存在にショックを受け、おまけに美容院の仕事には出る幕がなく邪魔者扱いされ、カフェ・セ・ラ・ヴィで世津子(草笛光子)に愚痴をこぼす。健太郎の背中を小さく感じた世津子はあぐりに、彼の居場所を作ってほしいと頼むが…。

ひょんなことから林があぐりの家に転がり込み2日が経ちました。

 

林は食べ終わった食器を台所に持ってきて、熱も下がって明日から出社できそうだとあぐりに話す。「ごめんください!」と声がして、林が玄関に行くと、健太郎、磯辺、妻五郎が立っていた。

 

寝起きの寝間着姿の男が玄関に出たので「あぐりお嬢様も隅におけませんな」と言う磯辺と怒る健太郎たちは強引に家に上がった。

 

あぐりに事情を聞き、エイスケの記事を書いた記者だと分かり「何でそんな敵の世話をするんだ?」と怒る健太郎だったが、あぐりは、林は敵ではない。エイスケの小説を愛してくれていると話す。健太郎はわしがここにいる以上は間違いは起きないと言い、しばらくここで暮らすと言いだした。

 

昼。店のレジをのぞく磯辺、沢子と客をじっと見つめる妻五郎。健太郎あぐりに店の図面を見せろと言った。

 

夜。理恵が林の方をもみ、あぐりほのぼの。

 

カフェ・セ・ラ・ヴィ。ジャズ演奏を聴く磯辺と妻五郎。磯辺「妻さんよ…これがビーバップじゃ…」

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”ビーバップ”というと「ビー・バップ・ハイスクール」がまず浮かんでしまう。

ジャズの言葉だったのか。

 

世津子「そりゃ御大がいればあぐりさん大助かりですよ。いくらあぐりさんが頼もしくてもやっぱりねそばに男の人がいないと」「大丈夫ですよ! 御大ならまだまだやれますよ。フフフフフ…。隠居して老け込む年じゃないんですから」とカウンターにいる健太郎と話をしていたが、健太郎が磯辺たちの席に移動すると、高山に「年とったわぁ…。あの人…あんなに小さかったかしらね?」と本音を漏らした。切ない。

 

沢子から千花からおじいちゃんたちを何とかして下さいと言われるあぐり健太郎たちは話し合い、健太郎は新しく出来る支店の土地の買収や建築担当、磯辺は経理、妻五郎は店でもめごとが出来た時に相手を黙らせる、と役割を決めたとあぐりに話した。

 

土地や経理のことは沢田の会社でやってくれるし、もめごとにも沢田の会社に弁護士がいる、そういうことはみんな沢田の会社にやってもらうことになってるとあぐりは説明し、なおも店のレジをやるという磯辺に店のことも沢子と千花に全部任せたいと断ると、3人はシュンとした。

 

健太郎「世の中にはのう、それぞれ役割というものがあるんじゃ。昔から言うじゃろう。『かごに乗る人 かつぐ人 そのまたわらじを作る人』言うてのう」

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あぐり「ごめんなさい」

健太郎「いや、お前がなにも謝ることはないんじゃ」

妻五郎「わしらはわらじ作る人なんか?」

磯辺「いやいや、かごが通り過ぎるのを道端で座ってじ~っと見とる人じゃ」

健太郎たちはカフェ・セ・ラ・ヴィに出かけていった。それぞれバラバラに座って飲んでいる。健太郎が独りになりたいというのを気遣ってのバラバラなんだね。

磯辺「岡山で邪魔もん扱いされてのう。東京でも居場所がないんじゃ。あぐりお嬢様のとこへ行きゃあ変な男はおる。仕事を手伝うと言えば『余計なことじゃ』と言われる…。寂しいんじゃ」と世津子に語った。

 

健太郎たちの事情を知った世津子はあぐり美容院の前のベンチであぐりと話をした。「あなたしかいないのよ…。あの人の居場所作ってあげられるの…」。またまた世津ちゃん無茶振りするなあ。

 

健太郎たちは庭で秋刀魚を焼いていた。「北風に 愚痴こぼしつつ 秋刀魚 焼き」という句を詠んだ健太郎だが、妻五郎に「北風」は冬。「秋刀魚」は秋の季語だと指摘された。秋刀魚は秋でも冬でもいつでも食うんじゃという健太郎

 

健太郎「秋刀魚が焼けたらどうするんじゃ?」

妻五郎「そりゃあ食やぁいいんじゃ」

健太郎は岡山へ帰るか…とつぶやくが、そこに現れたあぐりがわざとらしく「困ったなあ…。本当に困ったなあ…」と言いながら歩いていた。

 

沢田から支店の土地探しをこっちでやってくれと急に言われたと、健太郎たちに土地探しをお願いした。張り切る3人。

 

あー、切ないなー。御大にこんな展開が待ってたとは知らなかったなー。少しは報われる展開が欲しい。