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2018年 アメリカ
1993年から2020年まで米連邦最高裁の判事を務めたルース・ベイダー・ギンズバーグ、通称RBG。控えめながら時に辛辣。若き弁護士時代から女性の社会的地位向上に貢献し、最高齢の判事となった晩年も関連本やグッズが販売されるなど若い世代が支持する「国民的アイコン」となった。去年死去したRBGの生涯と米社会の変遷を描く2019年アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞候補作。
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2月くらいに録画してたけど、今頃再生ボタンを押しました。
1933年生まれのルース・ベイダー・ギンズバーグが母に常に言われていたのは「淑女であれ」「自立せよ」。優秀な成績を納めながらも女性というだけで雇ってもらえなかった。
1970年当時の法律
雇用主は妊娠を理由に女性を解雇できる。
銀行は融資を申し込む女性に対し、夫を連帯保証人にするよう要求できる。
12の州で夫は妻に対する強姦罪で訴追されない。
その後、女性を解放せよという運動が始まる。そういえばツイッターで「フェミがいるからドラマがつまらなくなる」というような感想を見かけてがっかりしたなあ。結構いい感想を書いてる人だと思ったし、ウェブ記事も書いてるライターの人みたいだったから余計に。
空軍に入った女性が裁判を起こした際、
「僭越ながら主席判事殿、職場における女性差別は人種差別と同様に広範囲でより分かりにくいものです。男女の区別は女性が劣っているという認識の表れです。性別という基準が女性を高賃金の仕事や昇進から排除しています。女性の仕事は家事と育児だと決めつけられ男女の区別によって閉じ込められています。男性よりも社会的な地位が低い場所に...」―とルースが弁論を始めた。
「性による区別の不当性を示すために、1837年のサラ・グリムケの言葉を引用します。奴隷制度の廃止と男女平等の唱道者です。”優遇してくれとは言いません。男性の皆さん。私たちを踏みつけているその足をどけて下さい。”」
妻を亡くした夫が一人で子供を育てていたが、子育てに専念したくても男性だとひとり親の給付を受けられなかったという裁判も引き受けた。女性への不当な扱いだけでなく男性に対する性差別へも取り組んでいた。
大学在学中に知り合った夫のマーティンは家事も率先して担う男性。ルースは料理が苦手、料理担当はマーティン。こういう男性に出会えたことがまず幸運。
1993年 クリントン政権の時に最高裁判事就任。現在のクリントンのインタビューもあった。髪型とかは変わってないけど、年取ってた。昔のバイデンも出ていたよ。
しかし、男子校に入りたいと思う女子高生は、他に学校あるじゃんとか思ってしまうんだよな(-_-;) 逆にもし私が同性だけがいるという理由で女子高に入ったのに突然、共学になりましたと言われたら絶望する。そういう人がいるからだめなの?(^-^;
2010年 夫・マーティンが亡くなった。その後、若い世代に支持を得るようになった。ルースのモノマネ芸人を見て笑う。しかし、トランプ候補に侮辱的な言葉を発し、謝罪したこともあった。2020年 ルース死去。
この作品を見てなお、でもルース美人だもんな…と思った底の浅い最低人間でした。見た目は関係ないと言われても、子供の頃から美人で自信があると堂々としてますます輝いて見える。こういう女性たちが時に軽く扱われたり、バカにされながらも頑張ってきて今があるのにね。頭がよくて冷静で尊敬します。