公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意
岩見(斎藤晴彦)はあぐり(田中美里)と五喜(井原由希)に責められ、金をだまし取った経緯について話す。岩見のせいで人間不信になった、と五喜は怒るが、あぐりは、一文無しになったことが原因で望月家に嫁いだが、それはそんなに悪いことじゃなかった、と五喜を慰める。罪滅ぼしに、と家事を手伝う岩見に辰子(鈴木砂羽)は、あぐりのお人好しにも困ったものだ、と手厳しい。そこに工務店が美容院の建築費を催促に来て…。
- 価格: 33000 円
- 楽天で詳細を見る
あぐり、美佐、五喜、エイスケ、岩見、森で話し合い。森は関係ないでしょ。
下田=岩見は元々あぐりの父の後援会にいた人で、父が亡くなってから母に近づいて他人の土地をどんどん母に売りつけた。
岩見は「私だってだまされていたんです」と言うが、五喜は「母からだまし取ったお金返して!」と責めた。美佐からだまし取ったお金は借金で消えたと聞き、警察に電話しようとするが、「話を聞こう」と森に止められた。
岩見は会社で一番信頼していた男に会社の金と妻まで持ち逃げされ、日本中を必死で捜している過程で倉敷に多恵というロウソクの火を見てるだけで先の事が全て見通せる不思議な女性の存在を知り、すがる思いで行った。
多恵に二人はもうこの世にいないかもしれないと言われ、さらに「岩見さん。あんたこの先一生後家さんに助けられて生きていきますよ。それがあなたの運命なんですよ。だから救い主になる後家さんを探しなさい」という予言!?で美佐に近づいた。それからは後家さんの所を渡り歩く人生で…後家ヤドカリだとエイスケが言い、森と面白がった。
五喜は岩見をいい人だと思っていた分、ショックも大きく人間不信になったと泣き崩れた。重苦しい場の空気に美佐は「鯛を食べましょう。せっかくの鯛じゃもん。いただきましょう」と言って食べだした。
美佐は自分がしっかりしてなかったばかりに、五喜が縁談を断り続けてるんだと思い当たった。五喜はあぐりの2歳くらい下かな。それでもまだ二十歳前後か…。人を疑い続ける人生より騙され続ける人生の方が幸せだと美佐は言うけど、それで子供たちの成育環境が変わっちゃってるからなあ(^-^;
美佐が岩見に騙されたから、あぐりはエイスケと結婚出来てお店を持てたと言うけど、そうせざるを得なかっただけなのになー。うーむ。
翌朝、岩見が台所に立って朝食を作っていた。罪滅ぼしのために三度の食事と淳之介の世話を買って出た。スイカやバナナも並ぶ豪華な食卓で美佐は朝食を食べ始めた。さすがにあぐりも釈然としない。
あぐりの元に松中工務店が訪ねてきた。エイスケが全財産で昆布を買ったせいで建築費の残りが払えないと辰子が美佐や岩見に言った。
起きてきた五喜は「あんな男の作ったもの食べたくありません」と拒否。そして、美佐が岩見の事を許してるという発言を信じない。「私の恨みつらみをあなたたちに残して逝くわけにはいかんじゃろ? 恨みは全部私がお墓に持っていくんよ。そう決めたんじゃ」美佐はにこやかに言い、朝食を食べた。
工務店は建築費を払えばすぐに返すからパーマネント機を預からせてくれと言ってきた。明日の朝取りに伺いますと言い残し、店を出ていってしまった。あぐりはエイスケに昆布を手放してもらうと言うが、入れ違いに店に来た世津子の話では、今年は昆布の出来がよく来年の相場が下がり、今売っても二束三文、来年になればタダ同然だと言った。
店の外のパーマネントのネオンサインは相変わらずマが消えたまま。「相変わらず『マヌケ』か…」とつぶやくあぐりの元にエイスケが雨に濡れながら帰ってきた。
今日のエイスケはなんか…もしかしたらこれが本当の吉行エイスケさんのキャラだったりするのかなー。最低さに磨きがかかってる。
エイスケ「そう…。まあしょうがないんじゃない? どうせ親父がくれたあぶく銭なんだからさ。まさにあぶくのごとくに消えてしまう運命だったんだよ。大体、親父の金なんかで何かやるなんて初めから僕は乗り気じゃなかったんだ。まあなくなってよかったんじゃない?」
あぐり「お義父様のお金無駄にして申し訳ないって思わないの?」
エイスケ「ああ」
あぐり「エイスケさんのバカ! エイスケさん何も分かってないわ! お義父様がどんな気持ちでお金出してくれたか何も分かってない!」
エイスケは親父の愛情というのは常に金だと言い、欺瞞的な愛を親に求めてない、できればこの店だって親父の助けなんかでやりたくなかったと店を出ていった。珍しくエイスケがあぐりに怒った!
結局エイスケはその日の夜は帰ってきませんでした。あぐりの上に垂れこめていた黒い雲はその夜から激しい嵐となってあぐり美容院を打ちつけていました。しかし、この嵐があぐりの運命をまた別の方向に導くことになろうとはこの時のあぐりには知る由もありませんでした。
エイスケさんはやることは最低だけど、それでもあぐりにはいつも優しかったのになー。今日は全体的につらいまま終わってしまった。