徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】新・人間交差点

2006年8月19日から9月2日 NHK

 

あらすじ

(1)「引退記者のファイル」

出雲で農業をする老人・寺島由次(仲代達矢)には、新聞記者だったという過去がある。ある日、姉の孫娘で新聞記者の仕事に行き詰まっていたマリエ(佐藤江梨子)に、自分の書いた20年前の原稿を見せることになる。そこには、他人の子どもを押しつけられ、迷いながらもその子の母となることを決意する、ある不良少女の物語がつづられていた。マリエは自らを奮い立たせるため、その少女の今を知りたいと由次に求める。

(2)「赤ひげの歳月」

マリエ(佐藤江梨子)は由次(仲代達矢)の原稿の中に、ある青年医師(山口馬木也)について書かれたものを読む。その医師は有能な研究者であったが、教授と対立し大学を追われ小さな診療所で働く。やがて復学の誘いがあった際、彼は一介の医師、下町の赤ひげとして生きる道を選ぶ。20年後の今、マリエはその医師が贈収賄の罪に問われ、警察に逮捕されたことを知る。

(3)「翼ある船は」

由次(仲代達矢)はマリエ(佐藤江梨子)を伴い、死期迫る息子(上杉祥三)のいる金沢へ旅立つ。途中、鳥取砂丘で、父親に会いに舞鶴港へ行きたいという少年に同行する。たどり着いた舞鶴港で、少年の父親は既に亡くなっているが、それを信じない少年が幾度もこうして舞鶴にやってきていることを知る。その姿に由次は、かつて兄の引揚船を待ち続けた自分自身を見る。由次は自らの家族をめぐる悲しい過去と向き合うことを決意する。

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BSプレミアムの番組表を見ていたら、何となく面白そうで録画。CMでちらっと見かけて佐藤江梨子さんがこの間見た2010年の「その街のこども」と全然イメージが変わらないなと思ってたら、2006年の土曜ドラマでした。当時見た記憶もなし。

 

農業をする寺島由次の姉・富岡ハルは赤木春恵さん。ハルの孫娘で新聞記者の富岡マリエが佐藤江梨子さん。この役でも関西弁なんだね。上司の桑野が田中要次さん。同僚の君原がメッセンジャー黒田有さん。ドラマで見るの珍しいな。

 

あ、島根の話だから、「ゲゲゲの女房」と同じか。由次やハルは、だけん、とか、どげしたとか言ってる。マリエが働いてるのは大阪ニューズ。

 

ストリートダンサーを取材していたマリエは、その中に小さな女の子がいるのを見つけた。渋谷サエという女の子は警察に保護されたものの交通事故に遭い、即死。いつも一緒にいたダンサーは、アイと名前をつけてかわいがっていたが、警察に保護された後のことは知らなかった。マリエはダンサーを責めるようなことを言ってケンカになった。

 

由次は20年前まで全国紙の新聞記者で、ハルはマリエが仕事に行き詰まりを感じているから、由次と話をさせようとしたが、マリエは喧嘩腰で由次の話を聞こうとしなかった。んー、マリエがとにかくうるさい。

 

しかし、ストリートダンサーの話を記事にしてみろという桑野の言葉にマリエは由次の家に再び訪れた。

 

由次は20年前に書いた人間交差点と言う記事を見せてくれた。高宮英子という女性と成人式の時に知り合い、その女性が体験した19歳の頃の話を書いていた。

 

英子は男に抱かれているときだけ自分の存在を感じられるという女性で、何人もの男性と体の関係を持っていた。ある朝、男の部屋で目覚めると男は自分の子供を置いて、手紙を残していなくなっていた。

 

英子は男の子に”光太郎”と名付けて、その男のアパートで一緒に暮らし始めた。ここで既にん?と思った。男の子は赤ちゃんじゃなく保育園に通うような子供で当然言葉もしゃべれる。なのに、なぜか英子がその場で適当に名付けた光太郎になった?

 

英子はチラシのポスティングや食堂の賄いとしてまじめに働き始めたが、冬になり、男が光太郎の母親を連れて突然訪ねてきた。光太郎を起こさないように連れて行って、と英子は言い、二人は光太郎を連れて行き、一人残された英子は部屋で泣き崩れた。イヤイヤ、元々男の部屋だよねえ?

 

ひとりになった英子のもとに光太郎が戻ってきて、また二人の暮らしが始まった。

 

その話を読んだマリエは感動して、英子に会いに行こうと由次を車に乗せて英子のアパートに向かった。

 

英子は今でもそのアパートで暮らしていて、英子らしき中年女性が出てきたが、「私に子供はおりません」と冷たい返事をしてドアを閉めた。がっかりしてアパートの前にいた由次、マリエが見ている前で、青年が英子の部屋に入って行ったのが見えた。

 

その青年と話をすると、青年は光太郎で、英子は若年性認知症になっていると話してくれた。ずっと一緒に暮らしていることがうかがい知れてまた感動するマリエ。

 

由次の家に光太郎が訪ねてきて、マリエから由次の書いた記事のコピーをもらい読んだ感想を聞かせてくれた。今、英子の介護をしていてくじけそうだったけど、英子が自分を育ててくれたことを知って、励まされた。

 

マリエはサエと行動を共にしていたダンサーと出会い、謝った。そして、ダンサーを取材して記事を書くことにした。

 

1話はこんな感じ。正直ひねくれてるのかイイハナシダナーと思えなかった。女性ってみんな母性本能があって子供が大好き。赤の他人の子供だって簡単に育てられるヨ!みたいな変な価値観が見えてきて、話に乗れなった。

 

名前のこととか部屋の名義とか家賃とか気になることが多すぎた。なので、全3話録画してたけど、他の話は見ませんでした。質の高いNHKドラマで再放送するくらいなんだから面白いんだろうと思ったけど、当たりはずれあるね。私には心に響かなかった。

 

 

前も仲代達矢さん主演の「砂の器」も合わなかったし、仲代さんのお芝居云々じゃなく脚本が私には合わないんだな。

peachredrum.hateblo.jp↑映画版の「砂の器」も録画したからその内見ないと。