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【連続テレビ小説】澪つくし(77)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

かをる(沢口靖子)と惣吉(川野太郎)は、惣吉の親方就任の挨拶にるい(加賀まりこ)の家に出かけた折に、るいに入兆に入らないのか聞くが、るいにはその気がない。久兵衛津川雅彦)は妹のぎん(三ツ矢歌子)とその夫で高神村村長の名取(内藤武敏)から、後妻を世話すると言われるがその気は無いと断る。その名取村長をめぐる、高神村役場の使途不明金問題が紛糾し、かをるは毅然とした態度で、村長辞職の陳情書に署名をする。

 

五月晴れのある日、かをるは惣吉と共に母の家を訪れた。

 

惣吉は当主になった挨拶を述べ、記念の塗り物を持参した。お金かかるねえ。座布団に座る惣吉と座らないかをる。

 

とねが「孫の顔が早く見たい」と言っているということに対し、るいは「お母さんの気持ちもよく分かりますけど、子供だけは神様の授かりものですからね」と言ったのはよかった。誰もかれも孫、孫言ってたらすごいプレッシャー。

 

しかし、かをるも結婚して1年半でまだ授からないことに焦りを感じていた。「3年子なきは去る」って言うでしょ、というかをるに惣吉は「私はかをるを一生離しません。かをるは俺の宝です」とのろけちゃって~と言いつつ、キャー(≧∇≦)みたいな気分になかなかなれない。

 

「3年子なきは去る」で検索したらすごいのが出てきた。

komachi.yomiuri.co.jp

10年前のものだし、その後どうなったのか…。10年前でも今だってこういうことって起こりうるんだね。

 

かをるはるいに久兵衛と暮らす気がないのか尋ねるが、坂東家は旧家だから格を下げることになるとるいは答えた。身の程をわきまえてる女性ということか。

 

久兵衛の元には名取夫婦が後妻の話を持って来た。世話好きだね~。るいに後妻に入って欲しくないというのもあったのかもしれないけど。経済恐慌のため商売のことで頭がいっぱいと断る久兵衛に家庭を守る賢婦人が必要だと庄左衛門が言う。

 

久兵衛「あんたの奥さん賢婦人か?」

 

ぎん「兄さんはとかくの噂がある人だから」

久兵衛「お前の亭主ほどじゃないわい」

庄左衛門「いやちょっと待ってくださいよ。ひどい中傷ですなあ。(中略)今の暴言取り消してください」

久兵衛「…」

やっぱりベテラン勢の芝居は面白い!

 

数日後、県の役人が来て村役場の出納検査され、2万円以上の使途不明金が発覚した。村役場の使途不明金問題は村民の怒りを買い、6月12日に演説会が開かれた。

 

村役場で2万1千円もの大金を動かせるのは、名取村長と滝沢収入役で、その二人のいずれかが私腹を肥やしたという地主の寺本幸三郎の演説に来ていた漁労長などは大喝采。かをるは肩身の狭い思いをした。

 

県は使途不明金は外川港改築の予算超過だと判断していると庄左衛門は言い張り、証拠がないのなら村長として滝沢収入役に賠償命令を出すことにし、7月には議会を招集するとは言ったものの村議会を開こうとしなかった。

 

村長を処分しろという陳情書に署名をしていた吉武家漁労長だったが、そこにかをるも署名した。「あんたがしたくなければしなくていいんだよ」と言っていたとねも署名するや否や「偉い。それでこそ吉武家の嫁だ」。うーん。

 

惣吉もまた強制するつもりはないものの、自主的にかをるが署名してくれて、あれで面目が立ったと言ってくれた。空気を読んだ行動ってことだね。

 

かをるはもっと強く抱いてもらいたいと思った。叔父に背いたことで両親は悲しむだろう。だが今はただ惣吉を信じて生きていくしかないのだ。

 

るいにしろかをるにしろ千代もかな、周りが望む空気を読んだ行動のできる人。ツイッターなどを見ていると今はそういう人の方が受けがいいんだなと感じます。「はね駒」のりんの行動にいちいちブーイングしてた頃とは嘘みたいな空気です。←わたしはりん好きだったもので、ツイッターの感想を目にして辛くなったこともありました。