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【連続テレビ小説】澪つくし(78)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

高神村では村長(内藤武敏)に対する風当たりがさらに強くなって、姪であるかをる(沢口靖子)はますます肩身が狭くなった。そんな中、かをるはるい(加賀まりこ)に呼び出され訪れてみると、久兵衛津川雅彦)が待っていた。軽々しく政治に首を突っ込むな、という久兵衛にかをるは反発し、話合いは物別れに終わるが、成長したかをるの姿に嬉しそうな久兵衛だった。外川へ帰ったかをるは村を出て行ったアミ(高師美雪)に会い…。

 

惣吉と漁労長と弥太郎(なんでこいつまで)が料亭から出てくる滝沢収入役を待ち伏せて声をかけた。滝沢収入役は村長が個人的に使った金だと言い張る。料亭にいたのは打ち合わせのためだと言い訳。

 

一方、名取庄左衛門の家には反村長派の男たちが来て「村議会を開かないなら即刻辞職して頂きたい」と詰め寄る。「何が辞職勧告だ。そんなものは何の法的拘束力も持っておらんよ」と堂々としたもの。これは開き直りなのか、何なのか?

 

惣吉は若手の旗頭として外川地域のまとめ役を任され、惣吉も了承した。

 

8月に入っても名取村長は村議会を招集せず、村民の怒りは増すばかりであった。ある日、かをるは母に大事な相談があると呼び出されて本銚子へ帰った。母の家には久兵衛がいた。

 

久兵衛は政治に首を突っ込んでいる惣吉のことをやめさせるようかをるに言った。「正しいことをしてどうしていけないの?」と久兵衛に言い返した。「お前の亭主が村長排斥運動から手ぇ引いたら勘当を許したる」と交換条件まで出してきた。

 

かをるは、入兆に惣吉を呼べという久兵衛に対し、「惣吉さんの考えも変わらないと思います。いろいろご心配かけてすみませんでした」と席を立った。

 

勘当されて嫁いで以来、初めて会えた父と衝突してしまった。かをるは暑い日盛りを外川へと帰って行った。

 

久兵衛「大したもんや。あれは成長しよった」

 

外川に帰ったかをるは海岸にたたずむ女性を見かけた。波崎のかまぼこ工場へ勤めているはずのアミだったが、話を聞くと、かまぼこ屋はとっくにつぶれ、香取郡の農家に年季奉公しているという。朝日町の野菜市場に夏野菜を売りに来たもののひどい暴落で醤油も買えないほどだった。

 

その日暮らしの貧しい人たちがいる。大金を動かす政治家がいる。かをるの胸を激しく揺さぶるものがあった。

 

んで、微妙に尺が余ったのか、今日の場合は「恋のあらすじ」ではなく、ブルーバックに「恋のあらすじ」インストバージョンと「澪つくし」の説明。

 

澪つくしとは

「澪標(みおつくし)」「水脈っ串(みおつくし)」とも書き

通行する船に

通りやすい道を知らせるため

「水路に立てた杭」

      を意味しています。

 

題名の「澪つくし」は

「入兆」に生きた人々の

それぞれ異なる人生の

澪つくし

人生水路を表しています

 

澪つくし」がかをると惣吉が全編かけて結ばれるための物語ならとっくに挫折してたかもしれないけど、群像劇みたいな感じだから、ともすればかをるの出番が少ない日もあり、そこが面白いところだと思います。