公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意
昭和八年正月、かをる(沢口靖子)は久兵衛(津川雅彦)に呼ばれ、梅木(柴田恭兵)と二人で話をする。梅木は結婚を申し込むが、かをるは惣吉のことが忘れられないからと断る。それを聞いたるい(加賀まりこ)は、この先一人で生きていくことは出来ないのだからと、再婚するよう説得するが、かをるは聞き入れない。村長と収入役が有罪となった高神村騒擾事件の判決と、自分の再婚について、かをるは惣吉の墓前に報告するのだった。

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昭和8年「入兆」は久々に景気のいい正月を迎えた。防腐剤混入事件が無実と分かり、「入兆印」の品質のよさが天下にとどろいたからである。
そして松飾も取れたある日…
かをるは久兵衛の部屋に呼ばれ、そこには梅木がいた。久兵衛は席を外す。
梅木「私と結婚して下さい」口説けと言われていたのにストレート!
梅木「私は出世のためにあなたを望んでいるんではありません。それは私も男ですから出世したい気持ちはあります。野心もあります。いつかは大きな仕事をするつもりでまじめに勤めてきました。でもその事と結婚のことは別です」
へー、でも律子が承諾してたら律子と結婚してたよねー…もうダメ、梅木は顔がかっこいいだけで全く応援はできません。顔やたたずまいはかっこいいんだよ、ホント。
梅木「かをるさんの事を思う時、私は自分が石ころや鉄の塊じゃない事を強く感じます。私は長い間じっと耐えてきました。でも今は違います。体中の血が音を立てて流れています。もうこの勢いを抑えるこ事はできないんです」怖すぎるよ!
かをる「失礼します」と席を立った。スルースキル高い。
かをるは梅木が嫌いではなかった。父の信頼を受け、従順にまじめに尽くしている姿を女学校時代から見てきている。だが、かをるの中に惣吉の面影が住んでいるかぎり、他の男の事など思いも及ばなかった。
嫌いじゃないのか! ハマさんのこと知らなければ真面目な人としか思わないよね。
久兵衛に奉公した梅木は「かをるさんと私は今のところ大豆と小麦のようなものです。私はじっくりともろみが熟成するのを待ちます」
英一郎は、かをるはまだ若いし、良縁があったら再婚した方がいい。もう一度幸せになる努力をすべき。その方が惣吉さんも安心するんじゃないのかなとは言ったものの、梅木との結婚は政略結婚で両親のために結婚するんじゃかわいそうだと言ってくれた。はーまともなこと言ってる人がいてありがたい。
るい「家庭を持って子供を産んでその子供を立派に育てるの。それが女の幸せなのよ」今の80代くらいのおじいさんなら今でもやっぱりそう思っているのかな。この辺の会話の時のかをるの目が暗くて、演技はセリフ回しだけの問題じゃないのか?って気がする。表情はすごく豊かだと思う。
騒擾事件まで引き起こした高神村役場の使途不明金問題は犯罪を認める収入役と否認する村長の両者とも有罪の厳しい判決が下された。
高神村、村長の
背任横領に判決下る
村長、収入役共に有罪
ぎんさん曰く、ほとんどのお金は港の工事を円滑に進めるための運動費で、自分の懐には一銭も入れてないと久兵衛に愚痴る。
莫大な遊興費を県の役人と使ったというのも事実、と久兵衛に言われると、お役人だって同罪。主人は村民に裏切られ、県庁からも突き放されたと嘆く。裁判には莫大な費用がかかり、7200円もの大金をどうやって返せばいいか…と借金の相談?
収入役は名洗の家を売って弁償したのだから家屋敷を売るしかないと久兵衛は冷静。ぎんは名取家は高神きっての旧家で、みっともないまねはできないと抗議した。
高神村の事件は今もって謎とされている。真相は霧の中である。
↑この事件が本当にあったことは調べて分かったけど、事の顛末が書かれてないなと思ったら謎だったのか。あんなに長くやったのに。
かをるは惣吉の墓に高神村事件の判決を報告した。事件に決起した惣吉への手向けであった。またかをるは聞いてもらいたい事があった。
惣吉に再婚の相談。「黙ってたら…再婚しちゃうから」
誰かハマとのことチクんないかな。ないか。結果的には再婚したハマさんの迷惑にもなるんだもんねー。脚本家的にはハマにはふさわしい夫ができたんだからそれでいいじゃん的な解決なのかもしれないけど、モヤモヤ~。許せないよ。元カノがどうのという話じゃないんで。
次の再放送朝ドラ…私は勝手に過去に再放送実績のある朝ドラと予想したので、その中で興味をひかれたのは、紺野美沙子さんがヒロインの1980年後期の「虹を織る」です。
舞台は昭和12~40年。宝塚歌劇団のお話で宝塚歌劇団関係者もたくさん出ているそうです。
もう一つ気になったのはオリンピックに向けてどうかな?
ヒロインの藤吉久美子さんは、この作品で弟役だった俳優さんと結婚したけど、後に離婚されたそうで…でも離婚後の2001年にも再放送してるから可能性なくはないか!?
こちらは「おしん」直前の1982年後期の作品だそうです。やっぱりこのくらいの時代の朝ドラが見たいよ。気分は次に行きつつあります。