TBS 1980年8月21日
あらすじ
東京・神楽坂のとんかつ店「一村」を舞台に、互いを思い合う姉弟愛がテーマ。 糸（山岡久乃）、平（宇津井健）、寛（篠田三郎）、友（長山藍子）という4人の姉弟がいた。糸と平は両親代わりとなって、年の離れた寛と友を育ててきたが、友はお客と駆け落ちし、家を飛び出していた。ある日、家業を盛り立てるために40歳まで独身を貫いてきた平が結納を迎えることに… そんな中、友が姉たちの前にひょっこり姿を現す。
2023.5.2 BS11(イレブン)録画。
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茶の間
出かける準備をした恵一(田原俊彦)とター坊はかばんを茶の間に持ってきたが、友からお客様が来るから片付けるように言われる。
とんかつ「一村」
25年ぶりにフランスから帰国した浩介(岡田真澄)。糸のことは「忘れる道理はないでしょう」。平のことは面影あると馴れ馴れしく話しかける。分かりやすいキザキャラ。
糸は浩介を連れて茶の間へ。店に残った平たちは浩介のことを話す。浩介は糸の初恋の人。父がフランス人だが、母は日本人で母と2人で暮らしていた。母は神楽坂で仕立物をしていた…などと友が浩介の生い立ちを語る。平は今更ノコノコ何で出てきやがってと怒り心頭。
滝村家茶の間
またまたハナが母の介護のため実家に帰って加奈(上村香子)に家事も任せていた。「またトンカツ〜？」と文句を言う圭造(桜井センリ)。加奈はうなぎ好きの圭造より大介(おりも政夫)の好きなものを優先する。圭造は医者はまとまった休みが取れないとブーブー言うが、明日から休みだという糸のもとに薬を届けるという。さらに加奈から「一村」にフランス帰りのエキゾチックな中年男性が来ていると聞いて、慌てて家を飛び出す。
一村家茶の間
一村家に乗り込んできた圭造。浩介は圭造を歓迎する。圭造が妻を亡くして今は2人目の妻だと糸が話すと浩介も今年の春に妻を亡くしたという。子供もなく、友達もいないので日本に帰ってきて、しばらく日本にいるという。ハナが圭造の2人目の妻というのは初情報。
「一村」厨房
茶の間から出てきた圭造は平に千葉行きを取りやめるようにいう。糸が千葉に行かずに浩介を方々案内するから行かないというと、平も行かないと言い出す。
翌朝、鶴次郎(小倉一郎)が迎えにきて、糸と平以外は出かけていく。ター坊は阪神のキャップとTシャツ。さてはアンチ巨人だな？
茶の間
平は浩介との付き合いが心配。一村家の父は糸と浩介の結婚には反対していた。
ホテルのロビー
昼にホテルで浩介と食事をすると聞いた平は朝早く浩介に電話をし、待ち合わせをする。浩介に糸と会うのに何の目的があるのか聞く。糸を幸せにできるのは自分だと言う浩介。糸を忘れるために結婚、妻が死んで思い出したのは糸。ええ〜、妻の立場…。浩介は糸に結婚を申し込むつもりだと言う。橋田壽賀子さんは不倫は描かないから、浩介の言葉は嘘じゃないだろう。
美容院から出てきた糸は小綺麗にしている。たまたま出くわした普段着の喜和(赤木春恵)は糸のおめかし姿に驚く。
ホテルのロビーで浩介と会った糸に平は帰るように言うが、糸は断る。
民宿から電話した友だが、平は姉ちゃんに変なことはさせないと一方的に電話を切る。千葉ロケじゃなくてセットなのね。恵一と哲子(杉田かおる)はいい感じ。さすがに男の従業員たちは田舎に帰ったか。またあの女(=友)の話をしているところを友に見られた…けど、さすがに会話は聞こえてなくて恵一と哲子が仲良しなことにショックを受けている！？
茶の間
寝っ転がってナイターを見ている平。今日も大洋戦。背番号16フェリックス・ミヤーンが映る。
小料理屋「佐和」
お盆で客が少なく、店を閉めようとしているところに平が来た。カウンターには工藤(江藤潤)が来ていて、これから佐和(大空眞弓)とデートだという。佐和は平のために食事を出そうとし、工藤にも手伝わせる。平は工藤の料理を褒めるが、デートは取りやめ。工藤は佐和と平のこと気付いた！？
デート中の糸と浩介は神社へ。戦時中は見た目のせいもあり圭造たちにかなりいじめられたらしい。帰り際、浩介は糸に結婚を申し込む。
平が帰ると、糸はプロポーズを思い出してぼんやり。結婚を申し込まれてうれしそう。(つづく)
予告
糸が中年男性と歩いているところが、三和(沢田雅美)から喜和や佐和に伝わる。喜和「もうすぐ50よ、糸ちゃん」
また佐良直美さん来たー！ レコードが発売された時期なのかもね。
山岡久乃さんが岡田真澄さんにうっとりする姿なんてなかなか見られない。岡田真澄さんは山岡久乃さんの幼なじみ設定だけど、実年齢は9歳下。フランス生まれで父が日本人、母はデンマーク人。戦時中に苦労したのは実体験。
糸も過干渉だけど、平もかなり過干渉だと分かった回。
