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【連続テレビ小説】はね駒(124)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

りん(斉藤由貴)と同じ見習い記者・三島(加藤純平)の記事が新聞に載る。先を越されたりんは「女は警察まわりをさせてもらえない」と嘆く。それを聞いた編集長の津村誠吾(地井武男)は、りんに警察取材への同行を命じる。そこでりんは殺人事件の現場に出くわし、死体の状況をしっかり確認するよう命じられるが…。一方、また夜中まで帰らぬりんを待ちながら、源造(渡辺謙)と弘次郎(小林稔侍)は酒を飲みながら話し合う。

 

朝の風景。寒くなってきたという話題から。

徳右衛門「寒さくらいなんだ! 早起きしてはだしで霜を踏んで木刀の素振りでもしたらどうだ? わしが相手してやるぞ」

浦野「そ…そんな恐ろしいこと言わんといてください。死にますがな」

徳右衛門「今の若い者は軟弱でいかん!」

いつの世も繰り返される”今どきの若い者は…”ですね。

 

りんは、弘にご飯を食べさせようとするが、やえに甘えて食べようとしない。部屋に連れて行って泣くほど叱っていると源造が来て「自分のモヤモヤを子供にぶつけるんじゃない。子供が歪むぞ」。またりんへの正論ぐうの音でないシリーズ(-_-;)

 

朝、いつもより早く出社した三島は自分の記事が新聞に載るので嬉しそうにしていた。

りんの「私には厳しいのよね」もちょっと複雑だな。三島くんが男だからというより記事がりんよりうまく書けていたからかもしれないし、それは編集長じゃないから分からない。

 

同僚の内田が警察回りに行くことをうらやましがっていると、編集長命令でついて行けることになった。警察に行って、このところはどんな事件があったのかなどを聞くんですね。ふろ屋の板の間稼ぎという寒い季節に他人の服まで着込んで盗んでいく泥棒の話を聞いてる時に、やくざ同士の喧嘩があるという知らせが入り、警部と一緒に現場に行く。

 

むしろをかけられた死体を見て気分が悪くなってしまうりん。内田に社に帰るよう言われてしまった。まぁこれは私もこういうのはすごく苦手だから、気持ちは分かる。しかしこれも女だからというより慣れもあるし、男性でも苦手な人は苦手だろうし…これだから女は案件じゃないよね。

 

夜、玄関先でりんの帰りを待っていた弘次郎は、帰って来た源造と飲み始める。舅と婿の会話って朝ドラでもありそうでなさそうな気もする。

 

りんが帰りが遅いことを何とも思わないという源造に弘次郎は「何とも思わねえんではりんがかわいそうだ」と絡み酒。「悪いときにはしかってもいい。はたいてもいい。しかし、女房が何をしてもなんとも思わんつうのはいちばんいかん」「もう可愛くも何ともないですか?」。いや、はたいてはダメです。

 

源造は「可愛いから何とも思わないんじゃないですか! いや…何とも思わないようにしてるんじゃないですか」と反論。弘次郎がやえを怒鳴る代わりに、源造はりんをはねさしてやってる。「はね駒は、はねてるところがいちばん可愛いですから」そう、源造さんはおてんば娘が好きなんです。

 

りんが夜中に帰って来た。弘次郎と源造は二人して盛り上がって「バンザイ! バンザイ!」騒いでいましたとさ。

 

源造さんはおとなしくて自分の意見も言えないような女性よりは、りんみたいに女学校に行ったり、自分で働き口を見つけられるような自立心のある女性が昔から好きなんだろうな。

 

下宿屋を始めたのが、明治30年9月ごろ、今は明治34年11月。法科の学生である花田や美術学校の浦野はもうとっくに卒業していておかしくないように思うけど、下宿人トリオが好きなのでまだ見ていたい。

 

調べたら東京美術学校の場合、普通科2年、専修科3年の修業年限5年となってるし、帝国大3年+大学院と思えばそうおかしくはないかな??