徒然好きなもの

ドラマの感想など

【連続テレビ小説】はね駒(123)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

りん(斉藤由貴)が見習い記者になって2か月。編集長・津村誠吾(地井武男)から記事の依頼を受ける。「東京の町中にある11月をひろえ」というのだ。早速浅草の酉の市に出かけ取材をし、熊手を源造(渡辺謙)の店に買っていく。しかしそこで源造の留守中に、工場を手放し店も閉めるとのうわさを耳にしたりんは…。

 

りんが見習い記者になってふたつき。同じく見習い記者の三島は、いつも早く出社するりんに「見習いだけど卑屈になることはないんだぜ」と言ってくれた。

 

しかし、りんは先輩記者のために鉛筆を削ったり、お茶をいれたり、本来雑用係の”コドモ”がやるような仕事までこなしていた。三島は「記者の見習いであってコドモの見習いじゃない」とは言ってくれたものの…今でも女性がいれてくれたお茶が飲みたいみたいな人いるからなぁ~。

 

給仕役って書いてあるけどなんだろ?と思ってたら小学生くらいの男の子が雑用をやってたのね。学校にも行けないような境遇の男の子だったんだろうか。りんの「女が入ってきたら女の仕事になったみたい」というのは、なんか分かる。”コドモ””コドモ”と呼ばれているのも、りんの以前の職場の”おなべ”みたいで奉公人に人格なかったんだね。

 

編集部のメンバーは一高と横浜の外人クラブの国際試合が開かれることに盛り上がる。一高の守山というのはこの方かな。

ja.wikipedia.org

しかし、こうして調べると明治時代の人は短命な人多いよね…。

 

野球好きの石丸さん(役名・北村)が取材と応援に行った。

 

編集長が出社して、りんが飾った野菊に気付く。他の同僚が見向きもしなかった花に気付いてくれるのが編集長なんだね。

 

りんは編集長に「東京の町なかにある11月を拾ってみないか?」と言われ、張り切る。11月って難しいよね。私は11月生まれだから月毎のカレンダーとかも地味な印象しかない。今だと10月はハロウィン、12月はクリスマスがあったりするけど、そういう行事がないし。

 

家に帰ってやえに聞くが、思った通りの答えは出ず、ちょうど出がけにお向かいのヒサが大きな熊手を抱えて帰って来たところに出くわす。酉の市、七五三などを思い出し、駆け出していくりん。

 

ヒサ「まあなんざんしょ、あの駆け方。女も勤めを持つとああいう風に粗雑になってしまうのね。うちの先生の嫁はああいうのはもってのほか。さあ来年はこれで福をかき集めなきゃ。持参金付きのいいお嬢さんをガッサガッサガッサガッサ…」言葉だけ書きだすとすんごい嫌味臭いんだけど、でも演じる役者さんがうまくて面白かった。嫌な感じは全然しない。

 

りんは酉の市で取材をし、熊手を持って源造の店に行った。安藤しかおらず、源造は野球を観に行っているという。そこに柴田という男が訪ねてきて、「工場もう手放すのか?」「あの工場手放しちゃってあとどうするのよ。え?」「全くこの店閉めちまうのかい?」と安藤に話しかけていた。

 

安藤くん、柴田にも「申し訳ありませんがその話はいずれまた…」と返し、りんにも「私からは今は何も申し上げられません」と結構できる社員だね。

 

社に戻っても、源造の仕事が気になってしまうりん。話しかけてきた三島は、警察回りに連れて行ってもらい、その記事が明日の新聞に載るという。りんは、「よかったわね。おめでとうございます」というものの内心穏やかではない。

 

編集長に見せた記事は11月の行事の羅列で暦に出てくる行事表を見た方が早い。なんでこんなありきたりの文章しか書けないんだ?と言われてしまった。「それともまた子供さんやご亭主のことで気になることがあって心もそぞろだったのかな?」と図星つかれて何も言えない。

 

源造が帰って来て、今日見た試合の話をしたり、弘とキャッチボールを始めるが、りんは何も言い出せなかった。台所で米を一心に研ぐ姿に弘次郎もやえも見守るしかなかった。

 

源造のところは今でもあんまりうまくいってなかったんだね。夫婦共倒れになるより別の仕事を持っていた方がいいってことか。