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【連続テレビ小説】はね駒(121)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

9月、今日は小野寺りん(斉藤由貴)の初出社の日。新聞社に見習い記者として採用されたのだ。夫・源造(渡辺謙)の許しも得て、息子の弘の世話を母・やえ(樹木希林)に手伝ってもらいながら家事と両立する約束のうえだった。明治新報社に着くといきなり机の上の電話が鳴って、電話に出るりんだったが…。

 

明治34年9月、りんの初出勤。りんは6人分のお弁当作りや家事もやりながら初出勤の準備。源造は「すまんな君まで働かして」とは言ったものの、源造的には何も変わりないもんね。

 

りんが出勤するときに、弘が熱を出し、後ろ髪引かれる思いで出かけた。徳右衛門は”大じいさま”なのね。お向かいのヒサと六七郎とタマに出会う。これから勤めに出るので何かのときにはよろしくお願いしますと挨拶した。

 

りんが去ってから「まあ恥ずかしいこと。奥さんが勤めを持つなんて。お向かいの家はよっぽど大貧乏なんだろうねぇ」なんてヒサさんは言ってたけど、サラリーマンが増えて専業主婦が当たり前になったのは戦後じゃないのかな。

 

商売やってる家は当然奥さんが店に立ったり手伝うこともあるだろうし(源造は違うけど、やえだって相馬で郵便局の窓口やってた)、農家は当然嫁は働き手だし…家で下宿屋じゃなく外に勤めに出る、ってことがか。

 

六七郎は突然「人妻恋ふる 悲しさを 君がなさけど 知りもせば せめては 罪人と 呼びたまふこそ うれしけれ」と言いながらりんを見送る。

若菜集の一節だというけど、「ああ~タマよ!」と抱きついているのを見ると、ひょっとしてりんのことちょっと好意を持ってる? 六七郎先生、意外だ。それにしてもおとなしく抱っこされてるたまがすごい。

 

新聞社に着いても誰もいない。電話に出るが、急にどやどや他の社員が出てきたので驚いて電話を切ってしまった。早速怒られるりん。

 

津村編集長はどうやら弘次郎の店の常連らしい。

 

やえはヒサと世間話。相変わらず子供の自慢合戦。六七郎の子供の頃のエピソードに「めんげくねぇわらしだこと(かわいくない子供だこと)」と思わずボソッとつぶやくやえだった。

 

しかし、ヒサに「でもそんなお方がどうしてそんな新聞記者なんてゴロツキみたいな仕事をなさるんざんしょ。御奥様でおられたらよろしいのに。もったいないこと」と言われ何も返せなかった。確かに新聞記者はそんなにいいイメージないかも。忙しそうだし。女性で職を持つというとそのころは先生とか?

 

午後4時半ころ、社員たちにお茶をいれ、編集長にもお茶を出したが、机の上を片付けたときに灰皿の下のメモを捨ててしまい怒られる。帰ろうとしたりんだが、編集長の取材についてくるように言われた。スーツでつかつか歩く後ろを着物姿の女性がついて行くのは大変そう。

 

やっと本題に!と思う人もいるんだろうけど、辛い目にいっぱい合うんだろうなと思うと、ホームドラマの方がいいなーと思ってしまう。