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連続テレビ小説 おしん(276)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

おしん乙羽信子)は、道子(浅茅陽子)の実家に謝りに行ったが、道子の母親からひどい言葉を浴びせられる。しかも仁(高橋悦史)からも「余計なことをしてくれた」と言われ、こんなふうに仁を育ててしまった自分自身の責任をつくづくと思うのだった。仁が、人一倍ものに執着するようになったのは、ひょっとすると、貧しい中、必死にはいあがろうとする自分の姿を見て育ったせいかも知れない。おしんの胸に苦い思いがあふれた。

 

 

このあらすじは昨日の分。

 

夜、希望の工房の新築祝いにご馳走を作ったり、初ちゃんは圭のためにチョッキを夜なべして作ろうとしていた。昼は普通にスーパーで働いてたんだよね? おしんや初子の体力は本当にすごい。

 

そこに道子が泣きながらやってきた。仁が帰ってこないという。おしんが川部の家で頭を下げたことは道子には響いたらしい。あの時代は子供のために別れないでいようというのが当たり前だったんだなぁ。仲の悪い夫婦でいるくらいなら別れて適度な距離を保ったほうがいいのに…と独身が申しております( 一一)

 

以前はあんなにとげとげしていた道子とおしんだったけど、今日のおしんは優しかった。仁に言うことを聞かせると約束し、待っている子供たちのためにも帰ってあげるように言う。道子も車の運転できるんだー! 当時はまだ珍しく…って、おしんも運転してたし、道子と同世代の「ゲゲゲの女房」の布美枝さんもこの頃には免許取ってたねー。それでもまだまだ女性は少数派だと思う。

 

おしんも父さんとは数年離れて暮らしたこともあったけど、子供たちの前で悲しい顔を見せたことはなかった的なことを言ってたけど、数年離れてた時は雄しかいなかったけどね。そんな状態でも好青年に育った雄と、まじめに魚屋やってた竜三がいたのに、あんなになった仁…。

 

道子と入れ替わるように仁が帰って来た。酔っぱらってるのに、ビールの用意をする初ちゃん。いやー、そんなに甘やかしちゃダメー!

 

しかし、高橋悦史さん演じる仁の酔っ払い演技は先日の「家に帰ってもだーれもいない」とかどこかコミカルで笑ってしまう。仁と道子は私の中でだいぶなじんだ。道子に嫌味ばっかり言われるから、つい優しい女の人のところに行きたくなると浮気を認めてたし、さらに百合と結婚してれば…と言い出す始末。おいおい(-"-)

 

仁が調子に乗ってペラペラしゃべりだすと、「何言ってんだこいつ(# -_-)」みたいな表情になるおしんが面白い。眠り込んだ仁に布団をかけてあげる初子とおしん…この家の女性陣、仁に甘すぎる。

 

おしんと初子が圭を連れて、希望の工房の新築祝いに行った。そこに師匠の奥様が来て(この女優さんはほんの数年前までよくおばあさん役で見かけてたな)、圭を引き取るという希望に再婚の話をする。まんざらでもなさそうな希望とどこか寂しげな初子。初子は圭がなついてくれて嬉しそうにしてたもんね。

 

昨日、ふと昔読んだ「クレヨン王国のパトロール隊長」のノブオの家庭環境を思い出していました。幼少の頃に母を亡くしたけど、数年後に父が赤ちゃんがいる女性と再婚…出版されたのは81年だそうですが、割と昔は男やもめになったら子供の世話が大変だろうとすぐ再婚の話があるんだろうね。

 

↑「おしん」と関係ないけど子供向けの児童書ですが名作です。

 

おしんが圭を引き取ったことに批判的なツイートも見たけど、集中が大事な仕事だし、家事するのも今以上に手間がかかる時代、男手一つでは無理だというのが当時の常識だったんでは?

 

しかし、再婚話に笑顔を見せる希望にちょっと複雑な気持ち…。