NHK 1987年11月28日
あらすじ
蓼科で隠居生活を送る男は、50代の息子ががんで余命3か月と知らされ、息子に会うために上京。そこで20年以上前に別れた妻と図らずも再会する。息子夫婦も離婚の危機にあった。今、親として何をすべきなのか。
作:山田太一
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音楽:武満徹
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演奏:東京コンサーツ
医事指導:白石幸次郎
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鉱造:笠智衆…字幕黄色
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悦子:倍賞美津子
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美代:樹木希林
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野沢:谷村昌彦
紀代子:貴倉良子
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小田:坂口芳貞
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看護婦:貴井みどり
栗山二美
岡本淳子
落合ひとみ
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中川の客:田村元治
根上忠
中西敦子
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車椅子の娘:佐藤真浪
中川の客:塚田三千
山脇登美子
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隆一:杉浦直樹…字幕緑
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前崎:名古屋章
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婦長:五代路子
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木原:加藤嘉
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悦子の店の店員:西川亘
黒沢明子
佐藤知花
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若者:白岩久尚
来栖明子
照本一代
秋山浩一
森ゆき
小林奈美
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患者:石黒正男
平川ひとし
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木原の妻:由起艶子
主婦:松本満津栄
ギター弾き:高橋新生
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幼年時代の隆一:君島竜
少年時代の隆一:駒崎涼太郎
長野県蓼科町のみなさん
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鳳プロ
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タキ:杉村春子…字幕水色
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制作:松尾武
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演出:深町幸男
「ながらえば」が82年、「冬構え」が85年と三部作を短い期間で見てきたせいか、このドラマの冒頭が夏でシャツに下ズボン姿の笠智衆さんがやせたように見えました。
その息子の元には鉱造の別れた妻・タキが顔を見せに来ていた。息子の隆一は杉浦直樹さん。向田邦子脚本の「父の詫び状」でも母親とちょっと複雑な関係の親子だったな。タキの付き添いには樹木希林さん。一気に明るくコミカルな雰囲気になりました。
タキはずいぶん前に男を作って出て行った。それ以来会っていなかったが、鉱造が隆一のマンションにいるとタキが会いに来た。タキが今でも許せずキツい口調で返してしまう。キツい口調と言っても笠智衆さんだからなんだかかわいい。
87年だからバブルで、隆一はプロジェクトをいくつも抱えた企業戦士。妻はブティックを経営していてお互い忙しく、別れ話が出ていると隆一に聞かされた鉱造は悦子にこのままでいて欲しいと頭を下げる。
鉱造は昔の同僚・木原を訪ねて息子の話をするが、同僚は妻の介護をしており、家の近所は古い家屋がどんどん壊されていた。時代だねぇ。
タキはシャキシャキしたお師さんみたいな人で駆け落ちした男が死んで飲み屋をやっている。そこに鉱造が訪ねて行き、やっぱり言い合いになるが、隆一の看病を許す。元夫婦である鉱造とタキの掛け合いが面白い。翌日からタキが隆一の面倒を見、隆一は悦子にもう顔を見にこなくて言うが、悦子は別れ話はなしにしようと言い出す。
隆一は周りの態度から自分は長くないと悟る。今は本人にも告知するのが当たり前だけど、この頃は本人だけには知らせるなって感じだったよな。隆一はタキを問い詰めると、タキは泣いてしまい、隆一も自分が長くないことがハッキリ分かってしまう。この辺の杉村春子さんはホントに素晴らしい。
隆一の病室に付き添っていた鉱造が、隆一の「蓼科に行きたい」という言葉を聞いて、タクシーで病院を抜け出して鉱造が住んでいる蓼科へ向かう。嬉しそうな表情の隆一と涙が滲んだような笑顔を見せる鉱造。
翌日、連れ戻しに来たタキに隆一は一緒にいようと言い、悦子や娘の紀代子も蓼科で過ごすことになった。夏みかんに砂糖ドバドバかけて食べるとか懐かしいなぁ。昔の柑橘類は本当に酸っぱくて好きじゃなかった。
家族団欒のとき、隆一がふいに「恋の季節」を歌う。タキが出て行って鉱造が酔っ払って歌っていた歌だった。鉱造のソロ歌唱が面白かった
夏が終わり、隆一は還らぬ人となり、引き止めるもタキも出て行った。一人になった鉱造はタキを見送る。(終)
三部作の中で一番じわじわ泣けたかも。山田太一さんの作品もっとやってくれないかなぁ。「シャツの店」は最終回しか見てないから全話見たい。
山田太一さんというと私の中では「ふぞろいの林檎たち」なんだけど、世代的に見たことないし、独特なセリフ回しとかどっちかというと苦手な人だと思ってたけど、今この歳で見るからいいのか、八千草薫さんや笠智衆さんなど年齢を重ねたベテランの主演だからいいのかとにかくここ数か月で見た作品はどれも面白かったです。こういうドラマもっと見たいなぁ。
