徒然好きなもの

ドラマの感想など

ゲゲゲの女房(82)(83)「旅立ちの青い空」 

 

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

(82)「旅立ちの青い空」 

布美枝(松下奈緒)が提案した“メダルの景品作戦”は子どもたちの人気となり、「こみち書房」には客のにぎわいが戻ってきた。しかし、貸本漫画を“悪書”と断定する市民団体が「こみち書房」にやって来て、「小学生が貸本屋に出入りすることは、禁止となった」と一方的に告げる。店内は騒然とし、ちょうど外から戻ってきた政志(光石研)と団体の男が、激しいもみ合いになり、警官が店に来る騒ぎになってしまう。

 

(83)「旅立ちの青い空」 

警官がやって来る騒動があって以来、「こみち書房」を訪れる客の数は日に日に減っていった。茂(向井理)は、深沢(村上弘明)の「ゼタ」に漫画を発表し続けていた。布美枝(松下奈緒)は、茂の原稿を届けに行った折に、深沢から漫画にかける思いを聞かされる。「こみち書房」は、地主から地代の値上げを申し渡され、さらに追い詰められることになり、政志(光石研)と美智子(松坂慶子)との間にも、ぎくしゃくした空気が流れる。

 

 

昨日の穏やかな回とは違い、今日は涙、涙の回でした。

 

こみち書房がにぎわってきたのもつかの間、またしても「不良図書から子供を守る会」という団体がやってきて、子供達を追い出そうとする。そこに政志が帰ってきてもみ合いになり、警察まで出動する騒ぎとなる。

 

布美枝は、自分がメダルを作ったせいで余計なことをしたと謝るが、もちろん誰もそんなことは思っていません。

 

政志の母・キヨ(こちらも”きよ”さんだねー)は、美智子がずっと我慢してきたのに、と政志を怒る。そして、美智子にも遠慮しないではっきり言いなさいと言う。

 

美智子さんは、戦争中に子どもを亡くしたことを自分のせいだと思っていて、命からがら戦争から帰ってきた政志さんに合わせる顔がなく(「おしん」見てるとこういう言葉がパッと出てくる)仕事が長続きしなくても政志に強く言えないでいた。美智子さんもおしん的なところがあるね。

 

茂の仕事は順調で「ゼタ」で毎号作品を発表している。

今日、布美枝さんが面白いと言っていた「勲章」や猫の話はこちらに載ってるみたいです。猫を養ってるつもりが、猫を養うために働いてるという「ネコ忍」はこちらにも載っているそうです。

 

「ネコ忍」の原稿を届けに行った布美枝は、深沢に漫画に対する熱い情熱を聞く。深沢さんも終戦前に帰ってこれたらしいけど戦争中は満州にいたそうで、満州…「いだてん」でも竜三でも最近よく聞くワードです。

 

深沢さんは漫画の持ち込みに来た青年にも的確なアドバイスをしている。「ゼタ」には漫画の持ち込みだけじゃなく、詩の投稿もある、と布美枝に見せてくれたのが太一の詩だった。太一くん、寺山修司が好きで自分でも詩を書いてるみたい。明るいだけのものは嘘っぽい、と太一の名言。

 

布美枝は原稿を届けた帰りにこみち書房に立ち寄ると、また地主から地代の値上げを言われていた。それを政志に相談する美智子さん。簡単に店をたためばいいという政志に美智子さんは自分の思いをぶつける。しかし、店を飛び出していった政志。修羅場に出くわす率高いけど、布美枝さんは恒子さんみたいに余計な口を挟まないので言いやすいのかも。

 

美智子さんのことを自宅に帰ってからも思い悩む布美枝は藍子がいつの間にかいなくなっていることに気づく。外は犬の声。外に出て行って野犬に吠えられていた藍子を助けたのは政志だった。先生の話が聴きたいと茂を訪ねてきたのだった。

 

ん~やっぱり今日の回は金土で続けて見たかったね。どの週もそうだけど!