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ドラマの感想など

連続テレビ小説 おしん(148)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

おしん(田中裕子)は、ケガの後遺症で髪が結えなくなった自分に対するたか(渡辺美佐子)の優しいふるまいに感謝していた。しかし、髪が結えないとわかった以上、たかの家に世話になる理由はなくなっていた。おしんは、誰にも迷惑をかけず、東京で息子と2人で生きていける仕事をみつけなければならないと思った。そして、改めて子どもをかかえた女が働くことの厳しさを思い知らされ、広い東京での孤独をかみしめていた。

 

 

お師さんの家に泊まった翌朝、さっそくお師さんの髪をすいてみるおしんだったが、お師さんもおしんの異常に気付く。右手は普段生活する上では支障はなかったが、繊細な動きを要する髪結いの仕事はできなくなっていた。

 

セリフなしにお師さんの仕事ぶりをのれんの影からそっと覗くおしん。橋田さんといえば、忙しい主婦のためにセリフぎっちりで耳で聞くだけでもわかるつくりにしてるというけど、おしんは流し見なんてもったいないほど、俳優さんも動きながらセリフを言うし、セリフなしで見せる場面も結構ある。

 

おしんは佐和に再会し、同じ仕事ができないか頼んでみるが、雄がいると住み込みも難しいと言われてしまう。

 

あの時、佐和さんが竜三にチクりさえしなければ…と思うけど、ケガしたこと自体、おしんは誰のせいとも思ってないみたい。そこがおしんのすごいところ。

 

佐和さんの評価は男女で真っ二つだろうなぁ。男性は美人で気立てもよく…と耕造も思って身請けしたんだろうけど、母や妹たちに嫌われて結局は家を出ることになってしまうし、女性から見ると美人で善良だけど、とことん間の悪い人いうか、イラっとさせる人なのかも。だからって折檻していいってことじゃないけどね。

 

佐和さんは本気でおしんの身を案じて、竜三にチクったのかもしれないけど、おしんにはあまりに代償が大きすぎた。結局一足先に東京に出た佐和さんはちゃんと一人で自立できてるもんねぇ。きっと佐和さん目当てで通う客もいるだろうし、過去を話しても受け入れてくる人もいそう。

 

当てのなくなったおしんだけど、ラストで健さん登場! 良い仕事が見つかるといいな。