NHK 1981年2月15日
あらすじ
山陰のひなびた温泉町で芸者の置屋「はる家」を営む夢千代(吉永小百合)は、<胎内被爆>という宿命を背負っていた。夢千代のもとには、様々な過去を抱えた芸者たちが集まってくる。夢千代はある日、神戸の病院から帰る急行列車の中で、殺人容疑で元芸者の市駒を追ってきたという神奈川県警の山根刑事(林隆三)と出会う。その後山根は、市駒の捜査のために夢千代が住む温泉町に姿を現し、町の人々に聞きこみを始めた。
2024.11.20 NHK BS録画。脚本の早坂暁さんの追悼で2017年あたり?に再放送を見たことがあると思います。
ドラマ人間模様
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作:早坂暁
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音楽:武満徹
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演奏:東京コンサーツ
方言指導:高橋ひろ子
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三味線指導:豊藤美
踊り指導:松浦姉妹
協力:兵庫県美方郡温泉町
夢千代のナレーションから始まる。「あんなに表日本は晴れていたのに山を抜けたらいっぺんに鉛色の空になっている。11月20日。どう書けばいいのだろう…。晴れのち曇り」
列車に乗っていた夢千代は座席から立ち上がり、立ちくらみを起こす。
久しぶりの旅なので目がくらむ。流れ落ちるように血が引いていく。
前の座席から転がってきたみかんを拾う夢千代。山根という男がよかったら食べてくださいと言うが、そのまま返した。山根はこっちのはきれいだと落としてないみかんを渡した。
鉄橋の上を列車が走る。餘部鉄橋でしょ?
「たんとんとん」で出てきたから分かった。
山根は神奈川県川崎警察の刑事で鉄橋を珍しがった。車掌から呼び出されて、山根が刑事だと知った夢千代。山根が座席に戻ると、みかんはそのままで夢千代の姿は消えていた。
浜坂駅に降り立った山根刑事。温泉町を歩いていると、ローラースケートを履いた女性とぶつかり、警察の場所を聞いた。
湯里警察署
藤森刑事に会った山根。殺しが絡んでるヤマと山根が言うと、大きなヤマですなと繰り返す藤森。
芸者置屋「はる家」
山根は女将を訪ねたが不在。はる家にはローラースケートを履いた雀が芸者として働いていた。山根は雀と一緒に女将のいる煙草屋という旅館へ向かう。
病気で寝ていた金魚は起きて仕事先へ向かう。
お座敷に出て踊っていた夢千代がまた立ちくらみを起こし、菊奴たちがフォローした。
煙草屋旅館の女将・泰江からお客さんが来ていると言われた夢千代は山根と再会した。
雀はお座敷で客と「麦と兵隊」を歌う。
金魚は個人客相手に「花街の母」を歌うが、客は5000円札を渡した。
金魚は一緒についてきた娘のアコに5000円札を渡し、帳場で遊んでくるように言う。
はる家
山根から市駒のことを聞かれる夢千代。5月25日の日曜日に会ったのが最後で旅に出ます。部屋はそのままにしておいてくださいという書き置きがあった。山根の話によると市駒がしたのは殺人。ここには戻ってこない気がするという夢千代。市駒が持って行ったものは洋服と小さな仏壇。
しかし、山根が踏み込んだ川崎の市駒のアパートに仏壇はなく、身寄りのない市駒は戻ってくるのではないかと思っていた。
医師の木原が夢千代を診察するために来たが、夢千代は金魚を診てやってほしいと頼んだ。
湯里銀座
「雨の慕情」が流れる中、湯里ヌード劇場にストリップを見に行った山根。18歳(という設定?)のストリッパー・アサ子に元同僚のスーザンの話を聞きに行った。
スナック白兎に山根とアサ子が行った。金魚とアコも店に来た。白兎やヌード劇場のオーナー山本倉次郎にスーザンの話を聞く。スーザンは脱ぎっぷりがよかったが、芸者になりたいとストリッパーをすぐ辞めた。男はいなかったか?という山根の問いに慌てる山本。スーザンが殺したという男に誰も見覚えがなかった。
半月前、スーザンを見かけたという山本。駅で声をかけたが気付いてなかった。山根が店を出て行くと、つまらんことに関わるなとアサ子をビンタする山本。アサ子はスーザンのことを殺されることはあっても殺すほうではないとつぶやく。
はる家に行った山根だが、明かりは消えていた。
菊奴たちが酔っ払って帰ってきた。夢千代の元に無言電話があり、市駒だと思い、呼びかけるが、電話は切れてしまった。今帰ってきてはいけんよと心の中で思う夢千代。(つづく)
夢千代:吉永小百合…字幕黄色
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金魚:秋吉久美子
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藤森刑事:中条静夫
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菊奴:樹木希林
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アサ子:緑魔子
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木原:ケーシー高峰
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寄子:水原英子
あんちゃん:あがた森魚
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スミ:夏川静枝
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千代春:楠木トシエ
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雀:大信田礼子
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かね:佐々木すみ江
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アコちゃん:大熊なぎさ
クーちゃん:内藤路代
客:菅沼赫
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房子:高橋ひろ子
トシ子:香山えり
車掌の声:竹内靖
鳳プロ
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山倉:長門勇
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泰江:加藤治子
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山根刑事:林隆三…字幕水色
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制作:勅使河原平八
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演出:深町幸男
前はある程度まとめて見た? 1話があっという間だった。山本倉次郎で山倉なのね。

