TBS 1987年11月30日
あらすじ
急遽上がったステージで慢談を演じた桃(泉ピン子)は、なみどん太(いかりや長介)に認められ、一人立ちを許された。しかし東京に戻った桃に事務所からの連絡はなく、寂しさのあまり実家に戻った彼女は、妹・杏(紺野美沙子)に勇気づけられる。その夜、桃は初めての酒で泥酔し、同じ店にいた八木俊作(篠田三郎)に介抱された。その翌朝、事務所から電話があって桃の初仕事が決まった。
↑原作本ではなく、エッセイ集らしい。
2023.10.25 BS11(イレブン)録画。
ナレーション:奈良岡朋子
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神野桃:泉ピン子
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神野杏:紺野美沙子
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神野平吉:藤岡琢也
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神野高子:林美智子
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神野はつ:赤木春恵
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川村貞夫:渡辺寛二
南マネージャー:矢島健一
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バーテン:別府康男
支配人:加賀谷純一
清:坂本真吾
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バンドボーイ:蔵忠芳
加藤久仁郎
青柳ミホ:朝倉沙友美
早見夏子:井上香
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太田事務員:山崎智巳
クラブの客:森富士太
原てい光
茂木和範
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アパートの女:夏川加奈子
運転手:森山光次
ミホの付人:深沢猛
楠寿和
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司会:スージーきくち
バンド:大西敏明とハミングバード
ダンサー:トゥリード
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その他
芸プロ
東京宝映
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曽我:岡本信人
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雪江:小鹿みき
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立野春子:東てる美
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八木俊作:篠田三郎
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なみどん太:いかりや長介
地方のナイトクラブの神野桃ショーはギター漫談。結構いい歌声だな。ブスいじりの自虐ネタ。本当にこういう感じのネタだったのかな。舞台袖からなみどん太も見ている。客の受けは上々。
楽屋に戻ったなみどん太は桃は付き人を辞めてもらい、今日から独り立ちするのだと桃や曽我に言う。曽我はあんまり桃の芸は認めてない? しかし、なみどん太に言われたこともあり古葉プロが仕事を取るからアパートに残っていてもいいと曽我は言った。
朝早く「辰巳」に顔を出した桃。春子はいそいそ食事の準備をする。散々、春子にしゃべらせておいて独り立ちすることになったと話す桃。しかし、寄席に出られるわけもなく当分はキャバレーやナイトクラブ回りをすることになる。
アパートでネタの練習をする桃だったが、向かいのアパートの住人にうるさいと叱られた。大家がガス水道の集金に来て世間話をする。なみどん太の付き人を辞めてから1週間。事務所からの連絡はない。
大家の民子役の深谷みさおさんは「ほんとうに」ではお客さんとして2回登場。
古葉プロダクション
桃からの電話に居留守を使う曽我。
雨の中出かけた桃は神野家を外から見ていた。ミシンの前に座っている高子に気付かれ、杏が追いかけてきた。桃は独り立ちしたことを話す。平吉は建築のセールスしてるのか。
桃は酒を飲みたくなり、一人でバーへ。
神野家
高子が桃が家を見にきたのは何かあったのでは?と気にして平吉に話すが、勝手に生きてきゃいいと突き放す。
バー
桃は立て続けに飲み、バーテンに止められ、ママにも止められる。ベロベロに酔っ払い、ママはタクシーで送らせようとするが、客が止める。キャー! 篠田三郎さん! カッコいいなあ! また「心」の再放送で見られるな。
八木は桃の分も払ってくれて一緒に店を出てタクシーで送り、部屋に戻った桃は吐いてしまったのを八木が介抱した。そして、胸を開くと楽になるからと桃のブラウスのボタンを外した。そこで桃は正気に戻り、八木を部屋から追い出した。
八木俊作との運命的な出会いというナレーション。何かあるの!?
アパートの大家から曽我から電話があったと連絡に来た。しかし、桃は二日酔い。大家に男と帰ってきたことも注意された。
古葉プロダクション
同じ事務所の青柳ミホと金土日とキャバレーでの仕事。衣装代はなみどん太が出してくれた。
再びバーを訪れた桃はお金を払おうとするが、居合わせた客が払ってくれたと言い、待たせてほしいとお願いした。ジュースで粘られてもね〜とママに嫌みを言われた桃は店の外で八木を待った。
平吉は古葉プロを訪れ、曽我にスケジュール表を見せてもらう。キャバレーというのに引っかかるが、曽我に仕事を取るのは大変なんだと文句を言われる。
喫茶店
八木にお金を返し、桃はなみどん太の弟子で漫談をしていると話した。
小料理屋「辰巳」
桃は新しい衣装ができたと見せびらかした。しかし、2階に桃を連れ出した春子は桃がキャバレーで仕事することに反対する。
はつに1万円を借りにきた平吉。給料袋をそのまま高子に渡しているので手持ちのお金がない。それでいいのよ。はつは不満顔だったけどね。
キャバレー
青柳ミホは人気歌手? でもミホだってキャバレー回りしてるんだもんな。楽屋の片隅の椅子が桃のスペース。豪華な花が贈られていて八木からだと思う桃。いよいよ舞台が始まる。(つづく)
「心」から7年後の篠田三郎さんは相変わらずカッコよかった。顔もいいし、声もいい。