TBS 1988年2月1日
あらすじ
桃(泉ピン子)は良介(三田村邦彦)に勧められて、「お笑い事件簿」という番組のオーディションを受け、採用された。昭和52年3月、彼女はレポーターとしての第一歩を踏み出した。これは漫談家・神野桃としての初めての大きな仕事であった。番組の放送終了後、プロデューサーから三重丸をもらい、勇(矢崎滋)や幸代(浅田美代子)にも褒められ、桃はホッと胸をなでおろすのだった。
↑原作本ではなく、エッセイ集らしい。
2023.11.8 BS11(イレブン)録画。
ナレーション:奈良岡朋子
*
神野桃:泉ピン子
*
神野杏:紺野美沙子
*
神野高子:林美智子
*
神野はつ:赤木春恵
*
司会者:鈴木泰明
水原プロデューサー:沼田爆
アナウンサー:藤田和弘
*
川村貞夫:渡辺寛二
清:坂本真吾
太田事務員:山崎智巳
*
近隣の主婦・袖子:五月晴子
キャバレー支配人:石倉民雄
F・D:上田洋一郎
*
伊能良介:三田村邦彦
*
青山幸代:浅田美代子
*
立野春子:東てる美
*
キャバレーの女:由花ゆかり
照本一代
キャバレーのボーイ:内野繁樹
*
キャバレーの呼び込み:谷部勝彦
出前の店員:高田祐治
その他:トゥリード
芸プロ
*
大川勇:矢崎滋
*
曽我:岡本信人
*
神野平吉:藤岡琢也
伊能と暮らし始めて10ヶ月くらい経った昭和52年3月、「お笑い事件簿」の初の桃のリポーター役は好評だった。青山はご馳走したいというが、桃と勇は顔を見合わせる。春子から今まで連絡がなかったことで怒りの電話があった。
平吉の病室
やっとしゃべった平吉は桃を病室に呼ぼうと言い、高子を喜ばせる。
小料理屋「辰巳」
春子に殴られる覚悟で店に来た桃だったが、春子は桃のリポーターぶりを褒めた。
お店で流れていたのはこの曲。昭和52年1月1日発売。
平吉の病室
桃が仕事しているのは伊能とうまくいってないせいだと思う平吉だったが、高子が今の仕事は伊能の力添えがあったと話す。
小料理屋「辰巳」
桃が料理を包んで帰ると言うので春子は桃に新しい男がいると気付く。桃は伊能と付き合っていることを話した。
伊能のマンション
伊能が先に帰っていて桃を褒めた。明日一緒に平吉の見舞いに行こうとも言う。
平吉の病室
桃と伊能が訪れた。平吉は今の歳にしかできない仕事だと褒める。しかし、伊能は桃の仕事は結婚する前の思い出作りみたいな話をしているのが気になるな。
古葉プロ
曽我はキャバレーに週3日か4日出て欲しいと言うが、桃は「お笑い事件簿」に手一杯だと断り、曽我に嫌な顔をされる。キャバレーの仕事を入れないのは伊能との時間を作るため。
実家の前で近所のおばちゃんに話しかけられ、急いで家に入った桃。はつも来ていて、桃を歓迎している。帰ってきた杏はバイトに精を出しすぎて留年したので大学を辞めるつもりだと言う。杏は桃とはつの援助だけではやっていけなかったと言い、高子も大学は贅沢だった、お金のことではつが長男夫婦と、桃が伊能と気まずくなるのは本意ではないと話した。
桃はその場で古葉プロに電話をかけ、キャバレーの仕事を入れてもらう。
古葉プロ
事務所に来た勇に桃がキャバレーでの仕事を受けたことを知られる。納得のいかない勇。
喫茶店
勇と桃が話していると、杏が来た。桃は勇を証人にして杏に50万円を渡し、学校に通うように言う。桃が学費を出して親孝行の真似をするのだ、お姉ちゃんの代わりに大学を続けて欲しいとお願いした。
伊能のマンション
事後報告だが、伊能からキャバレーに出ることの了承を得た。伊能は家事負担が増えるわけでもないからいいよいいよって感じなのかな。桃は寛大な男だと感謝する。寛大ねえ。
キャバレー
神野桃のオンステージは踊り子たちも歓迎し、個室の楽屋も与えられた。
テレビでも本業のギターで歌を歌う。高子は桃の出演するテレビを見ていたが、桃が実家に訪れ驚く。今出演中の番組は3日前の収録であることを桃がバラした。平吉は今が大事な時期だから結婚はまだできないなと言う。高子は桃が親孝行の真似事だと杏に話していたのを聞いて感動する。
桃がマンションに帰ると伊能がうたた寝していた。6時に帰ってきたのに桃はいないし、冷蔵庫には何も入っていない。出かけるのも面倒でソファに横になったら寝てしまった。桃は申し訳ないとすぐ作ろうとするが、伊能も手伝った。これが昭和のいい男なのかねえ?
1年ほど経ち、桃の人気が高まると空気が変わる。
桃26歳。まだ結婚はできないと実家で夕飯をとった。マンションに帰ると伊能は散らかった部屋を渋々片付けていて機嫌が悪い。桃が慌てて部屋を片付けると、伊能はそろそろ結婚しようと言い、桃は喜ぶ。
勇から連絡があり、ドラマの仕事が決まった。伊能には言い出せない桃。(つづく)
伊能もなんだかな〜。家事が出来なくて申し訳ないと女性側が思わなくてはいけないというのが今も続いていることが恐ろしい。