TBS 1987年10月12日
あらすじ
静(泉ピン子)が2人目の子供を妊娠したと知って、登世(森光子)は中絶させようとしたが、静は子供を産んで夫・平吉(藤岡琢也)を愛人・高子(林美智子)から取り戻したいと固く決心していた。しかし、疲労が重なっていた静の身体は出産に耐えられず、死産してしまう。平吉が病院に駆けつけ、静の手をとって「元気な男の子だ」とウソで励ましたのだが、翌朝に彼女も静かに息を引き取った。
↑原作本ではなく、エッセイ集らしい。
2023.10.12 BS11(イレブン)録画。
ナレーション:奈良岡朋子
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神野静:泉ピン子
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神野平吉:藤岡琢也
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原田高子:林美智子
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花丸:いまむらいづみ
神野文子:五代路子
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加津:茅島成美
神野桃:山辺江梨
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照葉:磯野洋子
小菊:渡辺陽子
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芸者衆
服部美也子
小川奈穂子
大越ゆかり
橋本るり子
西海真理
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神野はつ:赤木春恵
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座長:滝昇二郎
伸子:河野美地子
幸子:青田浩子
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楽屋番:稲川善二
医師:多田幸雄
看護婦:唐木ちえみ
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座員
手島雅彦
桂木十四夫
早瀬たけお
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出前の少女:曽根未来
少女:浜村砂里
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その他
劇団 日本児童
劇団 いろは
芸プロ
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君香:草笛光子
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竹山登世:森光子(特別出演)
竹山美容院
仕事から抜け出していたしーちゃんが戻ってきた。しーちゃんは妊娠3ヶ月とお師さんに報告。昭和28年5月、2人目の子を妊娠していた。予定日は12月初め。
夜、お師さんが姑・はつを呼び出して、しーちゃんを交えて話し合い。しーちゃんは男の子が産まれたら旅巡業をやめるという平吉の言葉を信じていて、平吉は一生懸命だけど運が悪いだけと言う。お師さんは子供を諦めるようにしーちゃんを説得して欲しいとはつに頼む。
はつは涙ながらに産むなとは言えない。ただ平吉は帰ってこないかもしれないという覚悟で産めばいい。長男夫婦の家を出ても面倒を見ると言う。お師さんは、しーちゃんやはつの決意に産むことを承諾。
翌日、事の顛末を店で話す。みんな知ってるしーちゃん情報。
夏、お腹の大きなしーちゃんが帰宅。土用の丑の日でうなぎを用意していたはつ。2人目の子供ができたと手紙を出しても返事はない。
さすがのしーちゃんも男の子が産まれても帰ってこないかも…と弱気になる。
10月
平吉からの便りはなく8ヶ月を過ぎた。桃と君香の娘は同じ頃産まれ、君香は2ヶ月お座敷を休んだが、しーちゃんは20日で仕事復帰した。お師さんにも君香にも顔色が悪いと言われ、早めに帰宅したものの、台所でふらついてしまい、はつがタバコ屋に電話をかけに行った。桃ちゃん名演技!
子役の山辺江梨さんを調べたら、東てる美さんの娘ってことにびっくり!
病院
しーちゃんは手術を受けていた。待っていたはつのもとにお師さんと加津が駆けつけた。手術後、しーちゃんは何とか助かったものの赤ちゃんはダメだった。子供は男の子。お師さんは、しーちゃんの容態が落ち着くまで元気な男の子が産まれたと言って欲しいと医者に頼む。
旅巡業
平吉が演じているのは「瞼の母」かな? 芝居が終わり、電報を受け取った平吉は荷物をまとめ東京に戻った。
映画の中の劇中劇で見ました。
病院
病室を訪ねた平吉をはつが廊下に呼び出し、赤ちゃんは男の子で死んで産まれた。だけど、子供は元気だということにして欲しい、高子とも別れた、旅巡業もやめたと言って欲しいと頼まれ、病室へ。平吉は見事に演じ切り、しーちゃんには子供に大と名付けると話す。
長い時間の面会は難しいと言われて、平吉が面倒を見ると残った。
お師さんは家に帰ってお茶漬けをかき込む。平吉が来てから、しーんちゃんの下がり続けていた血圧が戻ってきた。加津とやっぱり夫婦ねえと話し合う。
病室
平吉としーちゃんが話し合い。そのまま寝てしまい、翌朝、ベッド際で目覚めた。桃を連れてきたはつがしーちゃんの異変に気付く。衰弱からの心臓発作。昭和28年の秋、静は桃が2歳になる前に亡くなった。
しーちゃんの骨壺の隣に小さな骨壺。お師さんが線香をあげに来た。好きな人に看取られて幸せだったと話す。平吉は芝居を辞めて桃を育てると言う。
1人で外に出て行った桃は愛人の高子が抱っこしていた。お師さんは高子をビンタ。高子は平吉を諦めると消息を絶った。
四十九日が過ぎて正月。高子も芝居を辞め、青森の旅館で仲居をしていたが、最後に平吉の顔を見に来た。桃は高子を「母ちゃん」と呼ぶ。(つづく)
高子も高子で申し訳なく思ってるのかな。とにかく出演者たちの演技に圧倒される。
そういえば、はつは長男夫婦に気を遣って暮らしてるようなことを言ってたけど、今日出てた五代路子さんが長男嫁なんだよね? 普通に優しそうに見えたが?
やっぱり金曜日もやってほしいな~。