2020年 アメリカ
あらすじ
リーマンショックで仕事も住居も失った60代のファーン。彼女はキャンピングカーに亡き夫との思い出を詰め込み、現代のノマド=遊牧民として季節労働の現場を渡り歩くことを選択。往く先々で出会うノマドたちと交流しながら、誇りを胸に彼女の自由な旅は続く。
2023.3.11 ムービープラス録画。CS初放送。
最初にあらすじ紹介あり。ノマドとは“放浪の民”“家なき人”
2011年1月31日
USジプサム社は業績悪化によりネバダ州の石膏(ジプサム)採掘所を閉鎖。企業城下町であるエンパイアも閉鎖され、7月には町の郵便番号も抹消された。
60代のファーンは車に最低限の荷物を積み込み走り出した。あたりが暗くなった頃、“デザート・ローズ RVパーク”に到着。駐車場に停めた車で一夜を明かす。
Amazonの工場
ファーンは箱詰め作業をする。白髪女性の同僚もファーンと同じ境遇かな?
ホームセンターに出かけたファーンは娘を2人連れた女性に声をかけられた。母親がファーンの友達の娘かな?と思ったけど、中学生くらいの娘の一人からから「先生はホームレスなったの?」と聞かれていた。ファーンは「ハウスレス」だと答えた。
ファーンの同僚・リンダは2008年の金融危機により死のうと悩んだが、2匹の愛犬が目に入り、犬だけでなく自分も死んではいけないとボブ・ウェルズの“RV節約生活”を知り、キャンピングカーで生活する道を選んだ。
リンダからアリゾナ州クォーツサイトの砂漠の外れで行われる“RTR(ラバー・トランプ・ランデブー(放浪者の集会))”に誘われ、断ったものの、地図を書くわよと言われた。
カールという別の同僚が倒れて娘に引き取られたと言う。ファーンは犬を飼わないか?とRVパークの管理人に言われるが、断った。Amazonの仕事は年末で終わり、それ以降は駐車料金もファーン自身で負担しなければならず、仕事を探すがすぐには難しい。
寒々とした雪の降る町から砂漠の町へ移動したファーンはリンダと再会。たくさんのノマドと出会う。ベトナム戦争でPTSDになった者、定年前に病死した同僚を見て、死ぬ前に後悔したくないと思った者など理由は様々。
都会での路駐方法、排泄物の捨て方などレクチャーされる。
“未来型RVショー”を見に行くファーン。観光バスくらい大きな車が並ぶ。洗濯乾燥機付きなど中は広々して豪華。
ファーンはタイヤをパンクさせてしまい、ノマド仲間のスワンキーに町まで乗せてもらい、キャンピングカーで暮らすためのあれこれを教えてもらった。
車の中でトイレをしてる時にスワンキーに声をかけられた。売り物の石?について教えてもらっている中、スワンキーが体調が悪くなり、スワンキーの車に行った。以前、肺がんの手術を受けており長くないらしい。安楽死について書かれた本を読んでいるが、旅は続けるつもりだと言う。
ノマドの人々は不用品を売ったりして暮らしている。
ファーンは夜、古い写真を眺めていた。
翌朝、ファーンはスワンキーの髪を短く刈り上げながら亡き夫の話をした。スワンキーは次の場所?へ旅立って行った。
ファーンは一人で自然豊かな場所に車を走らせ、次のキャンプ地へ。またしてもリンダと一緒に今度は清掃の仕事をする。元のキャンプ地に戻っただけ?
キャンプ地では簡易的なスパを開いたり。あれは仲間へのもてなし?
リンダはアリゾナ州にアースシップという自給自足の家を建てるのが夢だと飲み屋で語る。ファーンとはここでお別れ。リンダは旅立って行った。
ファーンは仲間の男性・テリーからリコリスという禁煙効果のある葉っぱ?をもらった。
これ? 映画では割と長細い棒状のものに見えた。結局はタバコ?
テリーが憩室炎にかかり入院した。退院後は同じファーストフード店で働いたり、デートしたり? テリーの息子に子供が産まれたという知らせを受け、行ったら?というファーンだったが、家にあまりいなかったせいで父親のやり方が分からないというテリー。深く考えないでおじいちゃんをやったらと言い残し先に車に帰ったファーン。
翌朝、テリーは出発して行った。ファーンは一人で仕事を淡々とこなす。
今度の仕事は農作物運搬のオペレーター。スワンキーから岩に張り付く鳥の巣を映した動画が送られてきた。
ある夜、車で夕食を食べていると男が近づいてきて車中泊は禁止だと言われ、車を出そうとするがエンジンが故障していた。
見積もりを出してもらうと2300ドルと言われ、売って新しい車を買った方がいいと言われたが、自分で改装した思い入れのある車でそれはできないと断った。
ファーンは姉のドリーのところへ行った。ドリーの夫・ジョージはファーンの友人。ファーンは借金しに行ったのだが、ドリー同居を望んだ。翌朝早くドリーと別れて出発。
その後、テリーの家を訪れたファーン。テリーの家に厄介になる? テリーはこれからもこの家で暮らすと言い、ゲストハウスで暮らさないか?と提案した。君が好きだ、一緒にいたいと言うテリーにファーンはすぐ返事ができない。
ファーンはテリーの家で飼っている馬や鶏などの世話をする。感謝祭の日なんだね。鶏の丸焼きなどご馳走が並び乾杯をする。
結局、テリーの家を出たファーンは車を運転し、海へ。
キャンプ地へ戻ったファーンは焚き火の中に石を投げ込んだ。スワンキーが死んだら焚き火に石を投げ込んで思い出して欲しいと言ってから…
元いた町に戻り、不用品を全て処分したファーン。
旅立った仲間たちに捧ぐ。またどこかの旅先で。(終)
ついCS初放送に騙され…というか好みのあらすじじゃなくてもついつい見てみようかなってなっちゃう。うーん、あんまり共感できない話というか環境がコロコロ変わるという生き方は私には絶対できないだろうなと確信した。