TBS 1980年12月11日
あらすじ
東京・神楽坂のとんかつ店「一村」を舞台に、互いを思い合う姉弟愛がテーマ。 糸(山岡久乃)、平(宇津井健)、寛(篠田三郎)、友(長山藍子)という4人の姉弟がいた。糸と平は両親代わりとなって、年の離れた寛と友を育ててきたが、友はお客と駆け落ちし、家を飛び出していた。ある日、家業を盛り立てるために40歳まで独身を貫いてきた平が結納を迎えることに… そんな中、友が姉たちの前にひょっこり姿を現す。
2023.5.30 BS11(イレブン)録画。
圭造が糸が倒れたと言う知らせを受け、一村家に駆けつけた。浩介がニューヨークで自動車事故に遭って亡くなり、糸はショックを受けた。顧問弁護士は浩介が糸を奥さんと思っていて、糸の手で葬ってほしいと言っていたと伝えた。糸は取り乱し、だまされていただけで本当は生きてるんでしょう?と信じない。
これから出かけるという糸を友や寛が止めるが、糸は黙って出ていき、平と寛もついていく。そこは寛だけでいいんじゃないの? 散々普段は店が忙しいと言っといて。
糸が向かったのは浩介と住むはずだったマンション。山岡久乃さんの演技がすごくて、急展開なのに泣けてくる。平は顧問弁護士から預かったトランクのキーを糸に渡そうとするが、結局、平がトランクを開ける。糸が浩介のために作った着物、他にリボンのかかった箱など。“愛する糸ちゃんへ”のメッセージがあり、ウェディングドレスが入っていた。糸は浩介の死を実感し、さらに涙を流した。
一村家ダイニング
友が恵一たちにも浩介のことを伝えた。圭造も心配して様子を見にきて、友と話しているうちに糸と平が帰宅。本当に浩介さん死んじゃったよと泣き崩れた。
沢木家
佐和が浩介のことを報告。三和は、これで糸と同居することになるじゃないと冷静。喜和は糸にいびり殺されるわよと佐和を脅す。それにしても半分に切ったグレープフルーツが懐かしい。
一村家茶の間
浩介の遺産が糸の手に渡る。こんなもん何になるのと言うが、結構お金使ってたしなあ。平に出してもらったのは返した方がいいと思う。浩介はハーフということでいじめられていたのをかばっていたのは糸。圭造は二枚目だからいじめたと言うが、それも酷い話だ。
ダイニングに出てきた平と友は糸がダメになっちゃうんじゃないかと心配する。
葬式、納骨が終わり、帰ってきた平たち。浩介をいじめていたガキ大将たちも焼香に来た。
浩介のマンションでじっと座っている糸は電話にも出ない。友は後を追うんじゃないかと心配し、圭造たちを行かせようとするが、平はそっとしてやろうと気遣う。
翌朝、佐和が出勤。佐和は友に奥の仕事をするように言い、手伝いを雇うことにしたと報告すると、あからさまにムッとしながら出ていく。佐和が連れてきた幸子は茅島成美さん! 「金八先生」の国井先生。わーい、また金八ファミリー。
浩介のマンション
糸はエプロンをあて、じっと座っていた。ここぞとばかり佐和や平の愚痴を言う友。やっぱりお姉ちゃんがいなくちゃ…という話に答えず、浩介の好きだった五目ずし、鯛の潮汁を作ったから食べていってと台所へ向かう。
友が帰ってくると、佐和が店を取り仕切っていた。友は、お姉ちゃんがダメになっちゃうと泣き出した。友は無理にでもお姉ちゃんを連れ帰るべき、平はほったらかしにしていると責めた。
一村家茶の間
平、友、寛、圭造で話し合い。友や寛は連れ帰った方がいいと言うが、平や圭造は一人にした方がいいと言う。
沢木家
喜和はそのまま糸が別居した方がいいと言う。鶴次郎と友が住むマンションができるのは来年の3月。ま、今は12月だもんね。それでも長いか。佐和はお店を辞めて、三和をお嫁に出したらと言うが、もちろん喜和は抵抗する。
とんかつ「一村」
店は賑わっている。佐和が折り詰めの注文を受けているときに糸が来店し、佐和をガン見。電話を切った佐和が幸子を紹介しても無視。ひ〜、元の糸に戻った!?
茶の間
佐和が大口の注文を受けていることや幸子の存在や友が店に出ていないことも気に入らず、平を怒鳴りつける。(つづく)
ん〜、やっぱり糸は糸、友は友。どちらもさっさと家を出た方がいい。あるいは平夫婦が「佐和」やればいいとすら思ってしまう。
今日は22話。