TBS 1980年10月9日
あらすじ
東京・神楽坂のとんかつ店「一村」を舞台に、互いを思い合う姉弟愛がテーマ。 糸（山岡久乃）、平（宇津井健）、寛（篠田三郎）、友（長山藍子）という4人の姉弟がいた。糸と平は両親代わりとなって、年の離れた寛と友を育ててきたが、友はお客と駆け落ちし、家を飛び出していた。ある日、家業を盛り立てるために40歳まで独身を貫いてきた平が結納を迎えることに… そんな中、友が姉たちの前にひょっこり姿を現す。
2023.5.15 BS11(イレブン)録画。
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一村家茶の間
姉弟4人そろって昼からビールで話し合い。寛(かん)は伸子はちゃんとした人だと言う。平(まさる)や友は志津と三條の仲を慮るが、糸は人の亭主を取るような女に常識なんか分かるか！と友を攻撃する。もう姉ちゃんには頼まないと寛は出ていった。
寛のマンション
寛は三條(山村聰)さんに余計なことされたと愚痴るが、伸子(東てる美)は「ありがたいと思ったって恨んだりしたらバチが当たるわよ」と返す。こういうパターン言い回しもあるのね。伸子は、いざとなったら三條のおじ様を味方につけて2人で暮らそうと話す。
そこに糸が訪れ、コーヒーいれてちょうだいと席に着く。寛がいそいそと準備を始めると、結婚前に伸子に入れてもらいたいわねえと結婚を認める発言をした。寛には結婚するには順番を守れと念を押す。それ大事。
三條は料亭に志津(山田五十鈴)を呼び出し、寛と一緒にさせてやるつもりだと話したが、志津は伸子の結婚に反対する。三條は自分の一存で決めるといい、伸子は結婚を反対されたら志津と親子の縁を切ると話していたことを伝え、説得する。そして志津と結婚できなかった後悔を語る。志津もかなりほだされた感じ。芸者の苦労は私一代でたくさん、ご馳走になってもよござんすか、うんと飲んで酔っ払ってもよござんすかと涙を拭く。
長谷川家
酔っ払った志津が帰ってきた。千代(大鹿次代)がかいがいしく世話をする。伸子を呼べという志津に千代は顔を合わせないように気遣うが、志津は伸子に母さんの出る幕はない、一村家は母親がわりの小姑やコブ付き出戻りがいるんだよ、いくら次男で独立していても姉弟の縁は切れないと結婚を認め、「川本」はこの代で終わりとも言う。伸子は志津に抱きついて泣く。
朝、一村家玄関
庭石の下を探す恵一(田原俊彦)だがノートがない。哲子(杉田かおる)が現れ、やっぱり直に渡さないととノートを渡した。ちょうど友とター坊が玄関から出てきて、哲子は黙って去る。
とんかつ「一村」
志津が訪れ、伸子を嫁にやると結婚を許した。ただし、結婚式や披露宴の費用は出さないと言う。糸も乗っかって、あんなの無駄金だと同調した。そして、三條が父親だと明かしたことも話した。家のために結婚を諦めた私たちは貧乏くじ引いた、今の若い人は羨ましいと意気投合する。
喫茶店
伸子と寛が結婚を認められたことを喜び合う。伸子は三和(沢田雅美)にちゃんと説明した方がいいと話す。
小料理屋「佐和」
寛が顔を出し、喜和(赤木春恵)と佐和(大空眞弓)と三和に伸子との結婚を報告した。喜和も佐和も大いに驚き、三和は伸子は大学にも行ってるし、センスもいいと祝福した。あまりあっさりした態度に寛は戸惑う。
閉店後、三和は喜和に佐和を店に縛りつけないで、店は私がやると言う。
とんかつ「一村」
昼休憩になったところに圭造(桜井センリ)が来た。ハナ(岩本多代)も加奈(上村香子)もおらず、食事もままならない。ハナもいつまで実家に帰ってるんだかと文句を言う糸に浩介(岡田真澄)はどうなった？と圭造が聞く。糸は感情的になって泣き出す。
学校から帰ってきたター坊が友に郵便受けに入っていた手紙を渡した。その中に浩介の手紙が入っていて、糸はみんなの前で手紙を読み上げた。借金は糸の口座に振り込んだとか荷物を先に送ったなどと糸にとって嬉しいことばかりが書かれていた。本当〜？
ハイテンションになった糸は平にも佐和のことをせっついたり、圭造にも一品出すと張り切る。
沢木家
半分に切ったグレープフルーツを食べる佐和と三和。風呂上がりの喜和に佐和は平さんところにお嫁に行くのと宣言する三和。
恵一の部屋
哲子との交換日記を書いていたところに、友が風呂に入るよう声をかけた。今日はもういいよと言う恵一だったが、友は疲れが取れないわよと風呂に入らせ、机の引き出しのノートを漁り、交換日記発見！ 頬に片手を当てて読み進める。(つづく)
予告なし。
ひとつカップル成立〜。あと何組増えるか！？ 三和が店を継ぐと言ってるので、慎吉ルートは残ってるんだろうか？ やっぱり平と佐和にはうまくいってほしい。糸と浩介はどうかな〜？ まだ疑ってるよ。
