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ドラマの感想など

【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマ 心 第21話「母さんみつけた!!」

TBS 1980年9月11日

 

あらすじ

東京・神楽坂のとんかつ店「一村」を舞台に、互いを思い合う姉弟愛がテーマ。 糸(山岡久乃)、平(宇津井健)、寛(篠田三郎)、友(長山藍子)という4人の姉弟がいた。糸と平は両親代わりとなって、年の離れた寛と友を育ててきたが、友はお客と駆け落ちし、家を飛び出していた。ある日、家業を盛り立てるために40歳まで独身を貫いてきた平が結納を迎えることに… そんな中、友が姉たちの前にひょっこり姿を現す。

2023.5.8 BS11(イレブン)録画。

心

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とんかつ「一村」

浩介(岡田真澄)に会えないと電話した糸。

 

滝村医院

加奈(上村香子)の診察中、平と鶴次郎(小倉一郎)が待合室にいる。圭造(桜井センリ)の見立ては肝炎。極度の疲労が原因だという。ハナ(岩本多代)がいないため、圭造一人では面倒を見られないので入院させるという。平は加奈に対して責任を負う、入院費など費用は持つと約束する。

 

「一村」厨房

友が一人でバタつく中、平や糸が手伝い始める。友にしてみれば、平は加奈には大丈夫かと気遣うが、友にはねぎらいの言葉もなく、こっちが倒れたいくらいだと鶴次郎に愚痴をこぼす。いや~、加奈のことは友だってきつく当たってたしな~。鶴次郎は友に恵一たちを連れて家へ来てほしいと告白し、友は動揺する。

 

滝村家

布団で寝ている加奈に大介(おりも政夫)が声をかける。加奈は元々住み込み? 大介は早く良くなるように今は絶対安静だと気遣う。大きな顔して甘えてりゃいいんだ。大きな顔して~は毎回1回は出てくるフレーズのように思う。

 

滝村医院

圭造は大介の働く大学病院に入院させてやりたいと思っている。そこに平が野菜スープを届けに来た。大介は倒れるまでこき使うなんてと平に文句を言う。

 

恵一の部屋

哲子(杉田かおる)がター坊のためにミニカーを買ってきた。千葉に行ったときに友にねだっていたところを見たが、友は子供っぽいものだと言って買わなかったことを見ていた。友に同情できないのは意外と子供に冷たいが随所に出てくるせい。

 

ター坊はクラスのみんなが持ってるからとカメラを欲しがる。恵一(田原俊彦)は俺たちはこの家の子供じゃないんだとわがまま言わないように言う。

 

一村家茶の間

糸や友は加奈は加奈はこの家の嫁にふさわしくないと言い出す。加奈のためとは言うが、平はどんなに入院が長引いても費用は出すという。糸は浩介がフランスに行ってもすぐ戻ってくるから、それまでは店で働くという。言いにくいんだけどさ…とさらに20万円を要求する。平は糸の要求を快諾するが、友は複雑。

 

恵一の部屋

友は勉強している恵一に今度の日曜日にデパートに行こうと誘う。友もちゃんと月給はもらってるんだから遠慮することはないという。部屋を出ていくとき「恵ちゃん、鶴ちゃん好き?」と尋ねる。「好きだよ? どうして?」となるよね~。血のつながりのない男女と暮らすってのは恵一たちにはちょっと複雑すぎるよな。

 

茶店

浩介に見送りに行けないことを謝る糸。浩介は「そんなこといいんだよ」と笑顔。ささやくような甘いセリフが聞き取りづらく切実に字幕ほしい。

 

「一村」厨房

糸が作業を手伝いに来ると、平は加奈の見舞いに行ってるという。

 

病室

ピンクのバラを花瓶に差し、窓辺に飾る平。大介も入ってきて、大部屋に移る準備ができたと加奈にいうが、平は差額ベッド代くらい出すという。しかし、恐縮する加奈は平に結婚の話を断る。大介も平との結婚に医者として反対する。加奈は平にかばってもらって仕事するなんてみじめだ、調理場の仕事はつらいと泣く。

 

とんかつ「一村」

圭造はカウンターに座り、平は縁談を断られたと話す。器量が悪いとかよほど平に惚れてるやつじゃないと無理だと圭造は言う。仕事云々より小姑たちが厄介すぎる。

 

歓迎会続きの寛が久しぶりに顔を見せた。昼時の終わりだったので、ダイニングでお昼しながら近況報告。寛の部屋に伸子(東てる美)と三和(沢田雅美)が鉢合わせしたことが話題に上る。どっちも母親がうるさいんだから、女の子と付き合うなと言ってるんじゃない、選べと言ってると糸の文句が絶好調。

 

また浩介の話へ。あんな小娘と一緒にするなと糸は怒る。そこに哲子が入ってきて、月給の前借りを頼む。糸は哲子のために貯金をしてるから、そこから使おうと使いみちをしつこく尋ねるが哲子はじゃあいいですと出ていこうとしたのを平が黙って2万円を渡す。

 

路地を歩いていた恵一に哲子はお金を握らせる。このお金でター坊にカメラを買ってほしいという。哲子は両親のいない寂しさを知っているから恵一たちに同情的。部屋に帰ってきた恵一はター坊の引き出しをチェック。ノートで隠すようにおもちゃがたくさん入っていた。

 

東西工業社長室?

社長室で電話をかける伸子。寛も誘って食事に行くはずが、寛は出張で不在。三條(山村聰)は寛がいなくても食事に行こうと誘う。

 

小料理屋「佐和」

三和は体調が悪いと言って店に出てこないので喜和(赤木春恵)は店に出るように言う。ここ2、3日元気がないという三和。寛に部屋に来ないでと言われたせい? ようやく店に出てきた三和は無表情のまま仕事をする。

 

料亭

三條に寛のことを相談する伸子。寛は三和も伸子もマンションから締め出してしまった。三條は新人は何かと忙しいのだとフォローするが、伸子は寛の気持ちを聞いてほしいと頼む。結婚は大学卒業しなくてもしたいという。父親もいないしと頼りにされると三條もうれしそう?

 

小料理屋「佐和」

河岸から帰ってきた佐和(大空眞弓)は喜和に三和の相手の男性について聞いた方がいいというが、相手のことを言わないということは反対される相手だからという。鶴次郎から平が加奈と別れたと聞く。喜和は「一村」でこき使われたら殺されると加奈の決断に納得している。

 

フジカラーの写真屋(こういう町の写真屋さん懐かしい)

恵一が17,200円のカメラを購入していると、店の外で女性を見かけた。「母さん!」と声をかけようとしていたが、恵一の母・孝子(波乃久里子)は赤ちゃんを抱いて、夫らしき男性と店に入ってきた。店の奥に隠れ、顔を見られないように店を出ていく恵一。

 

写真屋の店員がなんか見たことある人だと思って、オープニングを見直したら佐々木良行という名前(役名なし)。「本日も晴天なり」で元子が働く「女性時代」の同僚の野村さんだ~。年代変わらないし、そのまんまだった。

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とんかつ「一村」

恵一が帰らないので寛に電話している友。先に連絡していた鶴次郎も店にやってきた。(つづく)

 

予告なし

 

友をよく思わない恵一の気持ちはよく分かる。その気持ち、いつか吐き出すのかな? 友と鶴次郎がくっつき、恵一たちは宮寺が引き取るという展開かな? 寛は伸子? 三和?

 

糸×浩介

平×佐和

友×鶴次郎

寛×伸子

大介×加奈

哲子×恵一

工藤慎吉(佐和の見合い相手)×三和

てな感じだろうか? ここから何組カップル成立するかー!? 

 

関係ない話ですが、地元ケーブルテレビでBS松竹東急とBSよしもとが見られるようになっていることを今日知りました。開局間もないころは番組表に載ってなかったから見たい番組があってもあきらめていたのですが、もしかしたら4月くらいから見られるようになってたのかも? 

 

この局でもわりと昭和のドラマや映画を放送していたので気になっていたのです。さっそく小津作品録画。これからいっぱい見るぞ~。