TBS 1980年8月28日
あらすじ
東京・神楽坂のとんかつ店「一村」を舞台に、互いを思い合う姉弟愛がテーマ。 糸（山岡久乃）、平（宇津井健）、寛（篠田三郎）、友（長山藍子）という4人の姉弟がいた。糸と平は両親代わりとなって、年の離れた寛と友を育ててきたが、友はお客と駆け落ちし、家を飛び出していた。ある日、家業を盛り立てるために40歳まで独身を貫いてきた平が結納を迎えることに… そんな中、友が姉たちの前にひょっこり姿を現す。
2023.5.3 BS11(イレブン)録画。
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朝7時前、平の部屋を訪れた糸はこれから浩介(岡田真澄)と出かけるという。
浩介は家の前までレンタカーで迎えに来ていて、ここまで来たのだから挨拶していくというのだが、平はまだ寝てるからと糸は断る。
沢木家
三和(沢田雅美)がパン屋から糸が素敵な中年紳士と外車で出かけて行ったという情報を得てきた。喜和(赤木春恵)は糸は50近いし、親戚じゃないの？と信じていない。佐和(大空眞弓)の結婚式は秋で2階を新婚夫婦のために手を入れないととそちらを気にしている。佐和は今日はデート。昨日の話から日にち経ってなくてまだお盆休みなんだね。
一村家
平のために弁当を作ってきた佐和。それとなく糸のことを聞く。佐和は糸の結婚には賛成。平の態度に糸が平と佐和の仲を反対していたことと同じことをしていると指摘。
佐和が帰ろうとすると友たち一行と鉢合わせ。明後日までの予定が糸のことが気になり切り上げてきたという。恵一(田原俊彦)たちは真っ黒に日焼け。平は鶴次郎(小倉一郎)にゆっくりしていけというが、友は鶴次郎を帰らせて、平から話を聞こうとする。それと恵一と哲子(杉田かおる)の仲を心配していた。中3は多感な時期、もしものことがあったら…と友は心配するが浅井雪乃みたいなことにはならないよね〜？
糸が帰ってきて、圭造(桜井センリ)も交えて話し合い。糸は知らないだろうけど、浩介はかなりいい加減な男で借金を申し込まれたこともあると言う。しかし、糸は騙されてもいい、一生にただ一人好きになった人だからと浩介を信じきっている。今日はウェディングドレスの採寸をした。
滝村医院
大介(おりも政夫)はそろそろ実家に帰って欲しいと言われていて、実家では結婚相手も決めてあると加奈に言う。加奈の気持ちを知った上で話した。泣いて行かないでとすがる加奈。帰ってきた圭造に報告した大介は加奈のことが好きだったとも言う。加奈ちゃんのことは俺が幸せにするからと圭造。
とんかつ「一村」
河岸に行く前の平に浩介のためにカラスミを買って欲しいと頼む糸は浩介用の弁当を作っていて、店の仕事も奥の食事も作らない。恵一たちが起きてきたが、食事の準備ができていないので、友はサンドイッチ用のパンを食べるようにいうが、哲子はサンドイッチ用の卵を差し入れる。友は奥のことは気にするなと釘を刺す。ほわほわしてそうで怖い姑になりそうな友。
ター坊はこの家変だねと恵一に話しかける。恵一はお母さんは本当のお母さんじゃないし、おばさん(糸)も他人だからと冷静。確かに糸も何だか薄情だな。
寛のマンション
家事が苦手な寛と伸子(東てる美)のもとにまた三和が来て、お弁当を届けて、掃除を始めた。伸子は三和に寛と結婚するつもりだと話すが、友達として来てるだけと気にしない。感謝されたって文句言われる筋合いはないと壽賀子語録。
沢木家
店で使う食材を持ち出していた三和は喜和に注意されるが、給料から引いてくれと言い返す。このうちはちゃんと家族でも給料制なんだね。
滝村家
加奈は病院を辞めたいという。加奈は両親も兄弟もなく帰る家もないのだからと圭造は止める。
一村家
糸が遅くに帰ってくる。圭造は加奈と平を結婚させようと話を持ってくる。糸と友は相手が加奈なら賛成。平は大介のことも知っていて返事を渋る。友は店が忙しいから人手が欲しいだけじゃないのかな？ 糸は平に20万円を無心する。
翌朝、河岸から帰ってきた平に加奈が待ち伏せていた。平さんさえもらってくださるのなら受け入れると言い、「一村」の仕事も好きだと言う。加奈なら看護婦として独り立ちできるという平にひとりぼっちで生きたくないと返す加奈。大介のこともあり、結婚とは好きな者同士でできるものじゃないと悟った。「破れ鍋に綴じ蓋」振られた者同士、これでいいのかもしれないと店に戻った平は糸に話した。(つづく)
予告なし！ 何だよ！
平も佐和も大介も家の存続のために結婚するけど、それでいいの？がテーマなのか、結婚とはそういうものいうテーマなのか今後の展開が気になります。寛と伸子はちょっと心配になる組み合わせだね。糸がなんだかんだ甘やかしすぎたんじゃないの？
