TBS 1980年6月12日
あらすじ
東京・神楽坂のとんかつ店「一村」を舞台に、互いを思い合う姉弟愛がテーマ。 糸(山岡久乃)、平(宇津井健)、寛(篠田三郎)、友(長山藍子)という4人の姉弟がいた。糸と平は両親代わりとなって、年の離れた寛と友を育ててきたが、友はお客と駆け落ちし、家を飛び出していた。ある日、家業を盛り立てるために40歳まで独身を貫いてきた平が結納を迎えることに… そんな中、友が姉たちの前にひょっこり姿を現す。
2023.4.13 BS11(イレブン)録画。
夕方、帰って来た恵一(田原俊彦)に哲子(杉田かおる)が声をかける。やっぱり杉田かおるさんは声がかわいいし、上品。設定的に年上だけど恵一には敬語。
帰ってくるなり恵一を怒鳴りつける友を平が止めた。この前までメソメソしてばかりいたのに今度は怒ってばかり。父親を探しているという恵一をビンタし、あんなお父さん探してどうするのって! 実の父親の悪口言っちゃダメよ。ター坊もいるのに、ター坊もあんなになっちゃってとか言うし。恵一は友や平たちを申し訳ないと思っているんだけど、友は頼られないのが寂しい。
友はそんなにお父さんが恋しいなら出て行きなさい!と言ってしまい、またメソメソ。話を聞いた糸が恵一とター坊に友のことは気にしなくていいと言う。恵一は迷惑をかけたくない、勉強もついていけてないと話す。糸はだったら勉強すればいいと簡単に言う。ター坊は病気だから仕方ないと言うと、僕は病気じゃない!とター坊が反発。
店が終わり、姉弟と恵一が茶の間に集う。友は自分で病気じゃないと言うのは、酔っ払いが酔っ払ってないというのと同じだと言い、また病院に連れて行くと言う。ひでぇ例えだ。
恵一の高校進学について。みんな熱心に高校進学を勧める。寛は勉強を見てやると恵一を部屋に連れて行く。友も部屋を出て行き、糸と平と2人きりに。競馬でスったと思ってくれと50万円の使い途は明かさない平。糸は姉弟とは水くさいもんだねえと寂しそうにするので、平は肩揉みをする。
翌朝、平と糸が仲直りしていたことを喜ぶ友。お金の使い途については子供じゃないんだし、自由じゃないのなんて友が言っていると、宮寺みたいな男と…と友に矛先がいく。
ター坊が「あ〜、お腹すいた(棒)」と起きて来て、一人で学校へ行くと宣言。先日の公園での出来事は、お母さんと一緒じゃないと学校に行かれないような奴は仲間に入れてやらないと言われ、ケンカになったと告白。バットで殴ってやったとも言っててビックリ。
厨房に鶴次郎がやって来て、ター坊が学校に行けたと知ると、友をべた褒め。友にメロンを渡す。いまだに名前も覚えてないけど、男従業員の人、キャベツの千切り手慣れてるなあ。手元見ないでセリフを言っていた。
小料理屋「佐和」
鶴次郎がター坊が学校に行けたことを報告すると喜和(赤木春恵)はすかさず「友ちゃんが連れて来た頭のおかしい子?」って…。店の経営について喜和と佐和(大空眞弓)は対立する。三和(沢田雅美)は外に出て行くので他人事で結婚後は専業主婦希望。
三和は黄色い公衆電話から寛の研究所に電話をかけて、日曜日に会う約束をしようとするが、恵一の家庭教師をすると断られた。
教授(河村弘二)に研究室を就職先のことを相談する。教授は寛は研究室にいて、教授になれる器だと残念がるが、就職先を世話すると約束する。
喫茶店
寛は伸子に研究室を辞めて独立することを報告。寛にとっては伸子の方が話しやすい関係なのかな?
芸妓置屋「川本」
千代から志津が不在でお座敷に出るように言われた伸子だが、これからレポートを書かなきゃいけないと断る。
日曜日
一村家
平は恵一たちをドライブに連れて行こうと友に言うが、恵一は寛と勉強、友は鶴次郎に誘われてター坊と遊園地へ。友に気があるのか?と言う平だが、糸は友がいくつ年上だと思ってんのと笑う。実年齢は10歳くらい違うけど、役年齢だと4〜5歳差?
平は突然、恵一とター坊の写真を撮ろうと提案。ポラロイドカメラで恵一とター坊の2ショット写真を何枚か撮る。
圭造が遊びに来たが、平はいそいそと宮寺のアパートに出かける。弁当の見本の写真と値段表と一緒に恵一とター坊のポラロイド写真を渡す。
帰って来た平にどこへ行って来たのか聞く糸。平は佐和以外に遊びの女がいると嘘を言う。(つづく)
今回から予告が付いてた。宮寺の弁当の注文がいよいよ始動? そんなことまでしてやらなきゃいけない義理でもあるの?と糸。
糸が平に過干渉過ぎる。寛が出て行きたくなるのも分かるな。ター坊タイプのおとなしい子供だったせいか大人たちのストレート過ぎるター坊評に何となく傷付く。バットで殴ったりはしないけどね。