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【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマ 心 第6話「姉弟喧嘩」

TBS 1980年5月29日

 

あらすじ

東京・神楽坂のとんかつ店「一村」を舞台に、互いを思い合う姉弟愛がテーマ。 糸(山岡久乃)、平(宇津井健)、寛(篠田三郎)、友(長山藍子)という4人の姉弟がいた。糸と平は両親代わりとなって、年の離れた寛と友を育ててきたが、友はお客と駆け落ちし、家を飛び出していた。ある日、家業を盛り立てるために40歳まで独身を貫いてきた平が結納を迎えることに… そんな中、友が姉たちの前にひょっこり姿を現す。

2023.4.11 BS11(イレブン)録画。

心

peachredrum.hateblo.jp

前回のあらすじ

宇津井健にボコられる前田吟

 

とんかつ「一村」

折り詰め作り。平が帰って来ないことを心配する糸に男の従業員たちから佐和(大空眞弓)と河岸に行っていると知らされ複雑な糸。

 

哲子(杉田かおる)が店に行くと平が仕入れたカゴが置かれていた。

 

平がいたのは公園。殴られた宮寺(前田吟)は公園の水飲み場で頭を洗っていた。平は子供たちは引き取っていいが友には会わせないと言う。宮寺は仕事もなく、子供の顔を見に来ただけで引き取るつもりはなく、施設に預けるつもりでいる。立ち直ろうとしたが、一度けつまずいたら…と泣く。一度は通信販売で手広やっていたが、扱った商品に欠陥が見つかり借金がかさんだ。子供たちは施設に預けるから、この公園に連れて来て欲しいと言われ、頭を抱える平。

 

とんかつ「一村」

糸は佐和の様子を鶴次郎(小倉一郎)にそれとなく尋ねる。糸は鶴次郎に佐和の様子を見て来るように頼む。

 

小料理屋「佐和」

鶴次郎はそれとなく佐和のことを聞くが、喜和(赤木春恵)から佐和は銀行に行っていると聞かされた。

 

滝村医院

圭造(桜井センリ)に診察を受けていた佐和。佐和が来ているというのでハナ(岩本多代)が様子を見に来た。神経性のものだという診断を受けた佐和に圭造は、お婿さんもらえばと言う。診察室を出た佐和にハナは平と一緒になるのが一番なのにと話す。

 

食堂

平は宮寺に食事をおごる。子供たちを施設に入れたくない平は子供たちはこのままでいいという。そして、宮寺に弁当の注文を取る仕事をしないかと提案する。事務所兼住宅まで用意しようとする平に周りも気にせず土下座し、泣きだす宮寺。

 

その足で学校に向かった平は友の様子を遠目に見て、「一村」へ。糸には友達と偶然会ったと言い訳すると糸はにらみつけるばかり。

 

お昼も一段落した頃、友とター坊が帰って来た。平は糸に無視されて、友は自分のせいかと気にする。友の話によればター坊は大分学校にも慣れた。平は一緒に野球しようとター坊を連れて公園へ。

 

友は糸にケンカの原因は何か尋ねる。平に聞いて本当のことを答えるわけないという糸は佐和と河岸に行っていることとまだ付き合いがあることを一緒になれるわけもないのにと怒っていた。喜和に頭を下げてまで佐和をもらう気はないらしい。

 

茶店

三和(沢田雅美)は寛(篠田三郎)に誕生日プレゼントを渡す。自分の誕生日を忘れていた寛。誕生日が来て同じ歳になったのかな? 寛が独立することを待っているという三和。店の公衆電話に研究所から電話が来て、三和はもう帰ると店を出たが、お店に電話をかけたのは伸子(東てる美)で伸子もまた寛に誕生日プレゼントを渡した。寛、モテモテ。でも伸子とはいつもケンカになる。

 

小料理屋「佐和」

機嫌良くニコニコ接客する三和に喜和や佐和は戸惑う。

 

一村家

糸と平が揉めていた。平が50万円を欲しがるので糸に頼むが、訳を話して欲しい糸に平は言えない。平は飲みにも行かず小遣いさえもらってない生活なので、お金が必要な時は糸に頭を下げるしかない。友も寛も同情して平の味方をするので糸は通帳やハンコの入ったポーチを投げつけるように置く。

 

糸は佐和の店がうまく行っていないと鶴次郎から聞いていたせいで佐和の店に融通するものだと思い込んでいた。平のお人よしにも限度があると友に愚痴る。

 

子供部屋に様子を見に来た平は恵一に頑張るんだぞと声をかけた。(つづく)

 

糸も平も自分の小遣いなしなんだろうなあ。自由に使えるお金がないというのは辛いな。最終的に平と佐和、寛と三和、友と宮寺というふうになるのかな?