公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意
昭和40年。大阪市内の金物商店で働く37歳の花岡町子(藤山直美)は、小説家を夢見て駆け出しの文筆活動と二足のわらじを履きながら母・和代(香川京子)と暮らしている。子ども時代は実家が写真館を営み、父(城島茂)、母(鈴木杏樹)、祖父(岸部一徳)、祖母(宮田圭子)、曽祖母(淡島千景)、叔父、叔母2人、そして写真技師と女中衆の大家族の中で大人たちの愛情をたっぷり受けて過ごしてきた。
オープニングはFAYLAY。「HEY!HEY!HEY!」でダウンタウンとのトークが面白かった記憶と、浜ちゃんが主演のドラマ「Friends」の主題歌「tears」が印象的。「Friends」はエレカシの宮本さんが出演してたんで見てたんだよな~。ドラマそのものも割とシリアス寄りで面白かった。と、なまじ知ってる時代だと自分語りがうざい感じになるなー。
昭和40年(1965年)大阪
昭和40年、大阪。高度経済成長の波に乗り、新しいものも次々と生まれましたが、まだ昔ながらの商業都市、大阪の姿も残っています。商売人たちがしのぎを削り、朝から晩までにぎやかなことです。
ナレーションは住田功一アナウンサー。関西イントネーション。
金物卸 荒物卸
有限会社 佐々木商店
島野為夫「平井君! これ、しもといて」
平井太「ああ? もう返品ばっかりええて、もう! 弁当箱、探さなあかんねん! 弁当箱! 弁当箱…」
レギュラーの2人、島野が西川晃啓さんで、平井が松本康太さん。あるある探検隊でブレイクしたのは2004年。
平井「花岡さん! 弁当箱どこですか?」
花岡町子「ここ、ここ! 平井君!」
山ほど弁当箱をかかえた町子登場。しかし、平井とぶつかって弁当箱をぶちまけ、平井は必要な分だけ持っていってしまった。同僚の小田切キヨから「番頭さん呼んではる。何や怒ってはんで」と言われ、片付けもそこそこに向かう。
番頭の吉田寅男から「請求書2桁間違うてまんがな!」と責められる町子だったが、その請求書は町子の書いたものではなく、沢村時蔵の証言で早乙女雪子の書いたものだと判明。雪子だと分かるとしゃあないと途端に甘くなる番頭。町子はキヨから「大将の遠縁の子らしいよ。ああいう女は隕石にでも当たらなどうもならへんな~」と耳打ちされた。
昼休み
町子は戸田ワタルと外のベンチでお昼を食べていた。戸田ワタル役の永岡佑さんは「ゲゲゲの女房」の茂の弟の光男! メガネもないし、関西弁が新鮮だと思ったら京都出身なんだ。へ~。町子は15年以上勤めてるのに、番頭さんも軽く見ているとグチをこぼすが、戸田は弁当に夢中。
だが、町子が小説を書いていることは知っている。町子は、先月、雑誌の新人賞の佳作で賞金を1回もらったが、お母ちゃんと映画観たり、すき焼き食べたら、すぐになくなってしまったと話す。
町子「けどね、ここんとこね、何か筆進まへんしね」
戸田「筆で書いてんの? かっこええな~」
町子「え?」
戸田は「町子さん、ほんま、ええお嫁さんになるわ」と言っときながら、大事な話があると言い、来月結婚すると話す。先月、田舎に帰って見合いした。町子、あっさり失恋。
順喫茶メルシー
友人の神田みすず(友近さん)と渡辺加代子と食事。戸田のことをみすずや加代子はお弁当を作ってあげただけで仕出し屋さん代わりだと話す。町子がデートしたことがあると言っても、免許証の書き換えにつきあってあげただけだと訂正。
「弁当代、請求したり!」というみすずに「そんなことしたらほんまに仕出し屋になってしまうでしょ」と返す町子。気の置けない友人という感じ。ええね。友近さんはこの頃からドラマ出てったっけねえ?
浪花文学学校研究科
池内幸三「山口君の作品はプラトニックラブについて書いてるわけやけど、僕は男側の思い込みが強すぎるように思うんやけど」
板尾さん!
昼間の勤めのあと、町子は文学学校で著名な作家の指導の下に小説の勉強をしています。
黒板に書かれた文字
作品分析の基本
一、批評のための批評(にバツ印)
二、恥をさらけ出す
〇切実な思い
三、神は細部に宿る!
池内「女の側の視点が明らかに足らんのではないか」
池内をうっとり見つめるみすず。町子は熱心にメモを取っている。
「一日も早く小説家として独り立ちし、多くの読者に自分の作品を読んでもらいたい」。町子は日々、寝る間を惜しんで書き続けているのですが、このところ、少し不調です。
池内の周りに集まる生徒達だったが、町子は帰るという。小川秀雄という男が話しかけてきた。「卒業制作、まだ書いてませんよね?」
町子「ええ。あともうちょっとです」
小川「あの~、あれ…前回のが不評で何書いてええのか分からへんようになったんと違います? そんなことで書かれへんようになる人やと思わへんかったな。いや、僕ね、あの花岡さんのこと、勝手にライバルやと思てたから」
小川は「カーネーション」の木岡のおっちゃんよね? 若い。
町子が住んでいるのは「純ちゃんの応援歌」で純子たちが住んでいるような長屋。母の和代(香川京子さん)と弟の信夫が迎えた。エレキギターを町子に見せつける。晩ごはんはいらないという町子に和代も信夫も驚く。
2階に上がると、妹の北村孝子が赤ちゃんを抱っこしていた。町子は和代にも仕事があるのだから孫の子守を押しつけないように言う。姪っ子の名前は里美。町子は小説を書こうとするが、孝子が後ろから邪魔をする。
♪ねんねころいち 天満の市で
大根そろえて 舟に積む
孝子が歌う子守唄に町子はウトウト。古い家族写真から昭和13年へ。
花岡町子10歳。母の和代は鈴木杏樹さん。若い頃と役者が違うのは朝ドラでは珍しい。町子がノートに書いていたものを階段から降りてきた父・徳一(城島茂さん)が見る。「きょうふの赤マント」。徳一は町子のお話が楽しみだという。
夕食は洋食。大きなテーブルに豪華な食事が並ぶ。大家族だなー。
町子「お父ちゃんの好きなんは、芋、たこ、なんきん!」
花岡常太郎「ほんま、女みたいなやっちゃで」
亀田「えっ、何ですか? それ」
常太郎「新潟では言わへんか? 大阪では昔からおなごの好きなもん『芋 たこ なんきん 芝居』いうてな。井原西鶴の本にも出てくるがな」
亀田「へえ」
町子は食卓で子猫の絵のついた筆箱を和代にねだる。祖父の常太郎(岸部一徳さん)は築港で釣ってきてあげる、じいちゃんが行ったら不思議と釣れるとみんなを笑わせた。そこに花岡ウメ登場。淡島千景さん。常太郎の母。
夢から覚めた町子。アイデアが出てくるよう夜の町を散歩していた。
こんな時、大抵出てこなくてよいものが出てくるものです。
町子をライバル視していた小川が池内に管を巻き、言い合いになっていた。近くには徳永健次郎(國村隼さん)が立っていた。
真夜中に近所で乱闘。町子としてはこれはほうっておけません。
棒っきれを拾って町子が駆けつけるところでつづく。
なかなか面白そうかも? 自分のブログだから思い切り自分語りすると、元々ドラマが好きだったのに、2002年に上京して、しばらくテレビを見る時間や気力のない日が続き、ビデオデッキもあったんだけど、バラエティばかり見ていました。2006年というと、秋に東芝のDVDレコーダーを買って、簡単に録画できることが感動的だったな~。
夏は「マイ★ボス マイ★ヒーロー」に「結婚できない男」、秋は「のだめカンタービレ」が好きだったな~。「時効警察」もこの年か。でもこのトップ20のドラマで見てたのはこのくらいです。「白夜行」は原作を読んだけど、ドラマは見なかった気もする。
視聴率ランキングは大体NHKが除かれてるものが多いけど、こちらは朝ドラ、大河もランキングに入っていました。大河、朝ドラよりフジドラマが上位の時代。
2002年前期の「さくら」で朝ドラを見るのをやめて以来、全く目に入れなくなったので、2002年から2009年あたりまで朝ドラで何をやっていたのか全く知りません。なので、新鮮には感じました。
でもねえ、2022年に90年代後半から2009年あたりのドラマって一番中途半端に感じる。オープニングのCGとかは古く感じるのに、キャストは知ってる顔も多くて新しくも感じる。もっと振り切った昔のドラマが見たいのが本音。でも見る。