2012年 日本
あらすじ
富山の刑務所で受刑者たちの指導技官を長年務める倉島英二。愛妻の洋子に先立たれた彼のもとへ、ある日思いがけず、生前の彼女がひそかに書き残していた絵手紙が届く。そこには、私の故郷の海を訪れて、そこに散骨をしてほしい、という彼女の願いが書き記されていた。彼女の真意をはかりかねながらも、英二はその遺志に従い、改造キャンピングカーに乗り込むと、洋子の故郷である長崎を目指して、いざドライブの旅に出発する。
- 価格: 6270 円
- 楽天で詳細を見る
2020年3月放送のBSプレミアムシネマ。70年代や80年代の高倉健さんを見てきたから年取ったなあとか失礼なことを思ってしまう。でも立ち姿はさすがにカッコいい。
妻・洋子(田中裕子さん)が亡くなり、慶弔休暇中にも関わらず出勤する倉島英二(高倉健さん)。職場に笹岡という女性(根岸季衣さん)が訪ねてきて、洋子から預かった絵手紙を手渡した。絵手紙には「私の遺骨は故郷の海へ撒いて下さい」と書かれていた。
洋子とは刑務所に慰問に来ていた童謡歌手として出会った。田中裕子さんは歌も上手いのか〜。きれいな声。童謡歌手と言っていたが、実は一人のために歌っていたと告白された。2年前に突然倒れて亡くなった入所者で持ち物の中に洋子からの絵手紙があった。
仕事を辞め、自ら車を改造して富山から洋子の故郷の長崎の平戸まで向かおうとする。同僚の塚本(長塚京三さん)は辞表を預かり、休暇扱いにしてくれた。ガソリンスタンドで元国語の教師だという杉野輝夫(ビートたけしさん)と出会い、種田山頭火の句集をもらう。
- 価格: 1320 円
- 楽天で詳細を見る
次に出会ったのは北海道の物産展をしている田宮(草彅剛さん)。田宮の年上の後輩は南原(佐藤浩市さん)。トーンの明るい草彅さん、トーンの暗い佐藤さんという組み合わせが珍しく感じる。
倉島と洋子の大阪旅行の回想。阪神優勝で大騒ぎする店内にいた客の一人が岡村隆史さん。
洋子が残してくれたレシピを見ながら車中で食事を作る。刑務官から指導員になり、受刑者と神輿を作った思い出。
杉野と再会。お互い亡くなった妻について話していたが、杉野は車上荒らしで下関で捕まった。国語の教師というのも嘘。警官は浅野忠信さん。しかし、山頭火の句集は返してくれた。心配をかけたと塚本に電話をかけた。妻は原田美枝子さん。
田宮から連絡があり、再び南原と3人で飲むことになった。田宮は妻に男がいることを分かっていながら、怖くて確かめられないと話した。南原は、平戸に行ったら大浦吾郎を訪ねろと連絡先のメモを渡してくれた。
長崎に着くが、台風が接近していていることもあり、散骨するために船を出してくれる人はいなかった。頼みの大浦吾郎(大滝秀治さん)にも断られた。吾郎の孫の卓也が三浦貴大さん。もうすぐ結婚するという相手の奈緒子が綾瀬はるかさん。その母が余貴美子さん。奈緒子は7年前に台風で漁師の父親を亡くしていた。
この映画は高倉健さんだけでなく大滝秀治さんの遺作でもあったそうだけど、大滝秀治さんがすごく痩せてて驚きました。
大浦は散骨に迷いがあるのを見抜いていたんだろうと倉島は奈緒子の母に話した。翌朝、もう一度大浦に頭を下げ、船を出してもらえることになった。
夜、奈緒子の母は夕食を持ってきて、卓也と奈緒子の写真も父親に見せてやりたいから流して欲しいと持ってきた。翌日、大浦の船で出港し散骨。
平戸から車で出発し、南原に連絡し、卓也と奈緒子の写真を渡した。えー!!! 南原は台風で遭難した奈緒子の父親!?!? 南原と別れて帰途に着く倉島だった。(終)
やっぱり惣吉は生きてるってことか…と再放送中の「澪つくし」を思い出してしまいました。出てくる人出てくる人豪華だったな〜。