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【ネタバレ】日曜劇場#81 女流マンガ家故郷に帰る(脚本/冨川元文)

1986年11月30日 TBS

 

あらすじ

人気マンガ家のベティ花島と偽って、東京から8年振りに故郷の積丹町に帰ってきた浜子(桜田淳子)。有名人の凱旋に町は大騒ぎ。同級生の林平(古尾谷雅人)は後援会の準備までしてくれていた。本当はクラブでホステスとして働く浜子は、周囲の様子に徐々に辛さを感じる。そんな時、浜子は林平から「東京に出たい」という相談を受ける…

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桜田淳子さんの「澪つくし」以外の作品が見られるとは嬉しいな。

 

今の律子みたいなウェーブヘアの浜子(桜田淳子さん)。しかしメイクは80年代らしく派手。電車の中で真っ赤なマニキュアを爪に塗りながら、漫画家のベティ花島と名乗って故郷に帰ろうとしていた。消防士で同級生の林平が青年会の集いに呼んでくれたせいだった。

 

浜子はコウジという男(新藤栄作さん)と同行しており、林平には漫画のアシスタントと紹介した。

 

実家の民宿に帰ると、浜子の姉(佐藤オリエさん)が怒っていた。浜子と林平は中学時代の同級生でかつて交際していて、林平と同級生のケイコ(高橋ひとみさん)が結婚するのをぶち壊しに来たと思っていた。

 

浜子のスピーチはどんどん大事になり、積丹町合併30周年記念の講演会になってしまった。しかし、漫画家になりたくて上京したというのは本当で、子供の求めに応じてサイン色紙も書いたりしている。

 

林平は予定調和の毎日で上京したいと考えていると浜子に言った。勝手だなあ、だったらさっさとケイコと別れるとか何とかしろ!

 

姉から夕食時にスピーチのダメ出しをされ、外へ散歩に出た。ケイコと出会ってケイコも林平が上京したがっていることを知っていた。

 

コウジが家族に真実をバラしてしまった。最近は漫画も描いておらず(ペンネームは若草みどり)、クラブのホステスとして働いていた。姉は夫達にも手伝わせて徹夜でスピーチを書き直し始めた。姉は普通の主婦っぽいけど、さしずめインテリか?

 

ケイコは小樽の銀行で働いていたが、今は美国町の漁協で働いていた。浜子は、林平はケイコが近すぎてよさに気付いていないと話す。林平とは結婚できないと断るが、林平はプロポーズしたつもりはなかった。

 

舞台に立った浜子は、もう一つの名前は“マリコ”で池袋から10分ほどのクラブで働いていると真実を言った。東京で色々あって積丹の海が見たくなって帰って来たと語る。町民達は出て行ったが、女の子が絵を描いて欲しいとスケッチブックを持ってきて、似顔絵を描くうちに次々人が集まってきた。

 

コウジと共に東京に戻る浜子を家族が見送った。コウジはバスの車内で浜子に好きだと告げるが落ち込んでいるから励まそうとしていると軽くあしらった。(終)

 

その時代の今時のお嬢さんだけど、律子さんみたいに下僕系男子がくっついてくるんだね。またそれが似合う。そして坂東律子さんと二宮しづさん。