公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意
かをる(沢口靖子)が入兆へ帰ってくると、ハマ(根岸季衣)のかをるに対する態度がどことなく変わっていた。律子(桜田淳子)と英一郎(鷲生功)はかをるに、親の犠牲になるな、惣吉(川野太郎)を諦めるなと後押しするが、かをるには重荷になりかけていた。その頃外川では、惣吉がとね(草笛光子)に、かをると結婚する、と宣言する。律子は久兵衛(津川雅彦)に東京へ行きたいと申し出るが、12月まで待て、と言われる。
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あらすじでは全く触れられてないけど、今日の久兵衛と職人たちの関係は理想で、そういう風になったらいいなというものが込められていたように思う。
久兵衛が職人たちの前に立ち、給料を下げようとしたことに頭を下げ、不景気だということ、笑いを交えながら妾や自動車が必要な事を釈明した。納得した職人たち。
かをるが清次と入兆に帰ってきたことを嬉しそうに報告する梅木。ハマは小浜の件が誤解だと知り、「こっちこそ言い過ぎました」と頭を下げた。そうだよ、ハマは広敷の連中を毛嫌いしてるからそこをちゃんと説明しとけばさぁ!
姉弟の語らい。惣吉のことはどうなの?と相変わらずぐいぐいの律子と英一郎に対し、励ましが重荷になってきたかをる。まあ所詮他人事なんだもん、律子も英一郎も。ふたりがかをると惣吉のことでダメージを負うことなんてないし。
吉武家では、惣吉がとねに結婚宣言! とねは「お前は言い出したら聞かないからね」とあっさり陥落。しかし、とねの言うように陸者のかをるに網主の女房は務まるのかという疑問は湧く。
朝食時、律子が婦人参政権について久兵衛に問う。「あんなもんはな国が滅びるもとや」とにべもなく言う。律子は東京に行って、全国婦人同盟に参加すると言うが、久兵衛は反対。大学にやったのは間違いだとし、身に着けたのは危険な思想と悪知恵だと言った。まあ大学に行かなきゃ水橋にも出会わなかったか。
広敷では入兆をつぶさないために仕事の量を増やして旦那様に恩返ししようと言い出した。梅木が嬉しそうに報告し、久兵衛もうっすら涙を浮かべた。
今の時代見ると、それはそれで危うい感じもするんだけどね。ひねくれ過ぎ? 家族的とかちょっと苦手で。