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【ネタバレ】日曜劇場#63 ふるさとは祭り(脚本/長谷部慶次)

1982年9月5日 TBS

 

あらすじ

馬の代わりに人間が激走する「人間ばん馬大会」が行われる町、北海道・置戸町。この町で保健師として働くアキコ(真野響子)のもとに姉(池内淳子)が訪れる。アキコは「姉は置戸を捨てていった」と思い込み、姉にわだかまりを抱えていた。そんなアキコへのプロポーズを掛けた男二人が出場する人間ばん馬大会が始まった。

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お祭りの日。「テレビ来たぞー」と走り回る男の子。

 

男の子はマサルと言い、ハシカなのに走り回っていた。マサオの家に来ていた保健師のアキコはマサルを寝かせた。

 

祭りの中継。踊ってる人もインタビューされてる人も見物人も本物の地元の人っぽい。が、札幌から15年ぶりに訪れたという女性は、池内淳子さんだ。アキコのお姉さん。

 

人間ばん馬の練習してる人たちも地元の人っぽいなあと思ったけど、「澪つくし」の沖田周三役の福田豊土さんが紛れてるでないか。マサルの父親です。

 

マサルの父ちゃん・松木は50歳。マサルと二人暮らし。アキコは酒ばかり飲んでいる松木に奥さんになって酒癖直してやらないとダメだね、マサルの母ちゃんになってやるなどと言う。マサルから話を聞いたマサルの担任が怒る。マサルの担任の先生もアキコを狙っていた。

 

マサルの担任が松木に話をしにマサルの家に来るが、今日も酔っ払って帰って来た。酔っ払って寝てるのをいいことに松木の悪口を言う担任の言葉に松木が目を覚まし、言い合いになった。開拓の苦労を知る松木とそんなのは古いと否定する担任。

 

アキコは30歳になったばかり。姉はお見合い写真を持ってきていた。姉は松木との結婚が嫌で札幌に出たとアキコは思っていた。戦争中、3歳の妹を満州に置いてきた、父はシベリアへ。泣いて追いかけてくる妹の手を振り払ったとき、姉は6歳。

 

姉は貧乏が嫌で札幌に出て苦労の末、看護師になった。年老いた両親を置戸に置いて4歳のアキコを連れて札幌に行ったってことかな。アキコも姉のおかげで保健師になれたんだし、置戸を捨てたとか言わなくていいのに。

 

花婿第2候補のマサルの担任の先生は25歳か。ただアキコの気持ちは松木推し。

 

人間ばん馬大会が始まる。5人1チームで重いそりを引く。1人はそりの上。所々挿入される馬の映像はこれの映像っぽく見えたな。↓

peachredrum.hateblo.jp

勝ったのは若造の先生チームではなく、松木のチームだった。担任は30万円の賞金で子供達のためにビデオを買おうと思っていたが、おっさんチームは飲み代に使った。ぉぃぉぃ。

 

担任が寝ているベッドに来たアキコに「キスしてください」と図々しいお願いをする。フリだけどやってあげるアキコ。この先生暑苦しくて嫌だ。若けりゃいいってもんじゃない。

 

馬みたいに走る雲を眺める松木親子とアキコだった。(終)

 

おっさんドリーム? ただあのわめくばかりの若造よりは松木の方がいいけどね。福田さんは、地元の人になじんで演じてたな。さっきwiki見たら、福田豊土さんはお父さんが福田豊四郎という日本画家だそうで、「澪つくし」の沖田周三の方が素に近いのかなあ。

 

北海道の置戸というところに行ったこともないけど、80年代の田舎の風景や人々が私の地元に通じるものがあって見ていて懐かしくて。地元の人にはいい記念になっただろうな。ちゃんとあらすじはあるけど、半ドキュメンタリーっぽくもありました。