公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意
女中のツエ(鷲尾真知子)と駅前を歩いていると入兆の本家の面々と遭遇し、美しい律子(桜田淳子)に心惹かれるかをる(沢口靖子)だった。るい(加賀まりこ)の兄の清次(寺田農)がやってきて、入兆が面倒見てくれるなんて万々歳だと、職業婦人になりたいと言うかをるを諭す。年末の墓参りに出かけたかをるとるいは、偶然律子を見かける。入兆と漁師たちとのいざこざの間で毅然とした態度を取る律子に感心するかをるだった。
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そういえば昭和の由来なんて初めて知ったかも。
百姓昭明協和萬邦
昭和ってホントに長かったんだね…私が生まれたのも、このドラマやってる頃もまだ昭和だったし。
喪中だから歌うたったりしたら駄目よとるいがツエに言う。カフェーや置屋も休業すればいいのに、でも食べていかなくちゃと今の時代に通ずるものがあります。昭和から平成の自粛もあったねぇ。
銚子駅に入兆の人々が待っていて、そこに律子が降り立った。見とれるかをるとツエ。律子役の桜田淳子さんはアイドルだったことは知ってるけど、ドラマに出ていた80年代は私も幼くあまり演技しているところを見たことがありませんでした。
律子はおしゃれなモガですが冷たそうな感じもします。入兆の面々の中に柴田恭兵さんや根岸季衣さんもいました。
入兆の旦那様が大正天皇と同じ歳だとるいが言ってました。調べると明治12年生まれということで、「はね駒」のモデル・磯村春子さんと同年代(明治10年生まれ)でした。
当時47歳で本妻、二号、三号ってすげぇな、おい! 本妻にかをるの3歳上の律子と1歳下の英一郎という弟がいる。
るいは18年前、入兆に女中奉公に入って旦那のお手付きになった。いやー、ホントにあるんですね。ちゃんと責任取ってくれる人ならいいけど、「はね駒」のイネさんみたいにお手付きにされて追い出されるパターンもあるからね。実は後者の方が多いんじゃないの?
かをるは「妾の子ですからね」と明るく言うんだね。女中つけてもらって働かないでお手当もらえて、たまに帰ってくる旦那様のお世話をする。貧乏な男の本妻より、金持ち男の妾の方がよくない?と思えてくるんだよな、このドラマ観てると…。危うい立場ではあるんだろうけど女性だけの暮らしは単純に楽しそう。
ナレーションとるいの兄・清次が状況説明役という感じかな。ナレーションは多いけど、いい声だから気にならない。かをるが入兆に行かず、職業婦人になりたいというというと清次が諭す。清次のところの若い衆に頼んで薪割り。細々した家事だけじゃなく力仕事もありなんだから何にしても人手がいるんだね。
しかし、寺田農さんがこういうべらんめぇ調の役ってのも珍しいような。それこそお金持ちの旦那様役の方がよく見るイメージ。かをるに自転車もバレーボールもはしたないとやめさせようとする。
そんな会話をしてる時に断末魔のようなツエの叫び声がした。薪が飛んできておでこに当たって嫁に行けないと泣いていた。唾でたんこぶをさする清次。ひぇ~。
今度は、るいとかをるが出かけると、入兆の人力車と吉武の大八車が狭い道で向かい合った。どちらも譲らないが、律子がさっと人力車を降りた。空の人力車がバックして、吉武の大八車を行かせた。入兆側には牟田悌三さんや若き村田雄浩さん。
毅然とした態度のお嬢様の律子。かをるは見とれていた。 やっぱりいいなぁ昔のドラマは…私も年を取ったんだろうな(^-^;