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ドラマの感想など

【連続テレビ小説】はね駒(100)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

りん(斉藤由貴)と源造(渡辺謙)の新婚生活4日目の夜、なかなか源造は帰ってこなかった。ようやく帰宅した源造は、3人も客を連れていて、家でまだ酒を飲むという。若社長の西岡晋作(綾田俊樹)は源造の大事なお得意先だというが、泥酔していていきなりりんの手を握る始末。りんは不愉快な気分を抑えて源造のため、いい妻を演じようとするのだが…。

 

このドラマは昭和61年のドラマで、明治時代を描いてるとは言っても価値観はTHE昭和だなと今日は特に思いました。

 

まず猫の扱いね。昭和のドラマを好きで見てるけど、動物が出てくるドラマは本当にこのあとどんな扱いを受けるのかハラハラするし、場合によってはそこから先見られなくなるほど嫌なものもありました。

 

今日は猫の嫌いな若旦那が出てきて、シッシッて声で追い払ったり、皿を投げつけていた。ただこのドラマに猫の姿はなかったけど、前に見た昭和のドラマは邪魔な猫だ!てな感じでボウルの水をかけ、濡れた猫が走り去るところまでやってて、ショックで…(-_-;) 令和の今でも犬や猫に演技させるの好きじゃありません。

 

源造の帰りが遅く、祖父母は寝た。りんは、両親にも寝てもいいよ、といってる時に源造が客を連れて帰って来た。夜遅く、若旦那と経理の男と芸者さん。そこから熱燗やおつまみ作って…昭和のドラマにはありがちな描写だね(明治の話だけど)。

 

若旦那は、りんを気に入りべたべた触ったり、セクハラし放題。源造も一応止めるけど大事なお得意様で強く言えない。

 

怒ったりんは逆さ帚を部屋の前に置くが、部屋の前にいたのを若旦那に見つかりトイレまで一緒に歩かされる。戸を閉めて若旦那が嫌いな猫の鳴き声を出して脅かすりん(何気にリアルな猫の鳴き声の真似がうまい斉藤由貴さん)。やえも応戦。ささやかなセクハラの反撃。

 

ようやく客が帰り、源造に「私分かってるから。あれも仕事だって分かってるから…」と言うと、「偉そうなことを言うな。何だその分かったような口の利き方は!」などど怒鳴られてしまう。え…りんが怒られるようなこと言った?

 

そのまま出て行った源造を外で待つりん。りんは源造に「おかえりなさい。さっきは…ごめんなさい」と謝る。え、りんが謝るの?

 

源造も謝らなきゃだめだけど、りんも私も分かるみたいに言うから源造も怒るよみたいな感想も見て、えー!!! そうなの? 給仕もやったし、セクハラにも耐えたのに。源造は謝らなくていいからとにかく大声で怒鳴るのだけは勘弁してください。

 

源造は、りんの手を引き、二人で屋台のそばを食べて終わり。源造は、りんが夕飯も食べずに待っていたことを思って、そば屋に連れてってくれたのかもしれないけど、源造ってかっこいいなと思う反面、前々から大声の芝居が迫力ありすぎて怖いなーとは思ってました。

 

今日の面白ポイントは、いつまでも猫の鳴き声をし続けるやえを「ワン!」の一言で黙らせる弘次郎でした。逆さ帚を親子総出で作るとか。