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ドラマの感想など

【ネタバレ】フォーエヴァー・ヤング 時を超えた告白

1992年 アメリ

 

あらすじ

メル・ギブソン主演の時空を超えた純愛ファンタジー。1939年。テスト・パイロットのダニエルはある日、愛する恋人のヘレンにプロポーズしようとするが、うまく言葉にできないまま別れてしまう。その直後、ヘレンが事故でこん睡状態に。ダニエルは絶望し、ヘレンの回復を待つため、親友の科学者が発明した人間冷凍装置の実験台に志願する。長い年月が流れ、ある日ダニエルは目覚めるが…。共演はジェイミー・リー・カーティス

2024.12.18 NHK BS録画

 

時々こういうファンタジーが見たくなる。

 

速度計が故障した飛行機に乗っていたダニー。操縦不能になり、機体が急降下、なんとか地上に着陸した。

 

家に帰り、椅子で寝ていたダニーに恋人のヘレンがキス。長い。90年代の映画って感じだな。

 

床にうつぶせになって食事をするヘレン。床生活なのにちょっとな。

 

ダニーは秘密にするか?という約束で何か話そうとしたが、結局いちゃつく。

 

ダニーが運転し、ヘレンが助手席に乗ったドライブデート。公園?の芝生の上でランチ。ダニーの親友・ハリーが妻が妊娠したとダニーたちに伝えた。祝福するダニーたち。なぜか微妙な感じで見つめ合うダニーとヘレン。

 

カフェ

ダニーはヘレンを呼び出してプロポーズしようとしていたが、あとから来たヘレンが雑誌に載ることが決まり、すぐ家に帰らなければならないと急いでいる。ダニーはパイを注文しようと引き止め、ブルーベリーパイを食べた。

 

なかなか言い出せないままでいるダニーにヘレンは店を出ようとし、店の前の電話ボックスで引き止め、またキス。ダニーはハリーに電話をかけ、プロポーズできなかったことを話していると、店員から店の外を見るように言われた。

 

店から出てすぐの道路でヘレンは交通事故に遭い、倒れていた。

 

病院に運ばれ、入院したヘレンは眠ったまま。

 

ダニーが家に閉じこもっているとハリーが訪ねてきた。もう半年たち、サンタ・ロサの施設に移すべきだとハリーが言うが、ダニーはぼんやり。ハリーはチャーリーがアルコール依存症でクビになったと話題を変えた。人間の冷凍という秘密の実験の実験台にされるところだった。期間は1年。依存症を治すチャンスだったのに…とハリーは言う。

 

雨の日、ヘレンを見舞ったダニーはハリーのもとへ行き、1年眠りたいから実験台になりたいと志願した。彼女が目覚めたら起こしてくれと頼む。

 

カプセルに入ったダニー。1939年11月26日、午前4時17分に終了する(予定?)。

 

自転車に乗った少年2人が家に帰ってきた。家の前の木の上には秘密基地っぽい建物。少年の母は男性と付き合ってる? 次の場面は少年2人が迷彩服の若い男運転の車に乗ってて誰が誰やら…クソ兄貴…兄さんなのね? ここは現代っぽい。

 

少年2人は航空ショーを見に行き、軍の倉庫へ。少年たちが忍び込み、遊んでいるうちに倉庫の奥のカプセルを見つけ、勝手に動かし始めた。突然動き出し、驚く少年たち。カプセルが開き、袋のファスナーを開けると、裸のダニーが眠っていた。少年の1人がダニーの顔に触れると、ダニーの腕が動き、ジャケットをつかまれ、ジャケットを脱ぎ捨てて逃げた。兄も母もジャケットをなくした言い訳をしてると凍った男がいたことを信じない。

 

夜、少年のジャケットを腰に巻いたダニーが起き、人家に干してある服を盗んで公衆電話をかけた。ハリー・フィンリーに電話を掛けたいと思ったが、番号案内に番号が2桁足りないと言われ、電話を切られた。上空にヘリコプター?が飛び、目の前に”自由の翼 1992年”という垂れ幕が見えた。

 

朝になり、軍の施設に戻ったダニーは責任者に会わせてほしいと頼んだが、派手な柄シャツに赤短パンのダニーは怪しまれて帰ってくれと言われた。ダニエル・マコーミック大尉、識別番号241988539だと伝え、上官を呼んでほしいと高圧的に伝えた。

 

ビューフォード計画に参加していたと現在の上官に話すダニー。当時の上官はD・E・ボイルと答え、ハリーの家を訪ねたが、もうなかった。

 

上官が電話を掛けているうちにダニーは上官のメモを見て、施設を飛び出していた。

 

ダニーはメモを見て、少年たちの家を訪ねた。少年たちは死人だと騒ぎ出し、家の前の木の上の小屋に入り込んだ。ダニーは自分がガラクタの中に放置されていたことを知り、電話帳でハリー・フィンリーを捜し始めた。少年たちはナットとフィリックス。ナットがイライジャ・ウッド

ナットたちは図書館へ連れていき、パソコンで検索させた。ナットたちはダニーがテスト・パイロットをしていたと知り、尊敬のまなざしに変わる。ナットはアリスという好きな女の子が図書館にいたので話しかけた。

 

ダニーは司書に問い合わせ、夢中になるあまり司書の手を握るので、ポーっとなった女性はデビーと名乗り、自宅の電話番号も教えた。

 

ナットたちはダニーを木の上の小屋に隠し、食べ物や図鑑を運んだ。歴史を勉強しなよともらった図鑑で開いたページが”広島で原爆投下”のタイトルときのこ雲の写真。

 

ナットの母が男からDVを受けているのを小屋から見たダニーは家に入っていき、男を殴った。男は出て行き、ダニーは通りかかったら声が聞こえたと言い、震えているナットの母を椅子に座らせた。看護師であるナットの母はダニーの傷の手当てをした。

 

2年ぶりに現れたフレッドは突然やってきては大暴れすると話しながら手当てをしたナットの母はクレアと名乗った。

 

ナットとフィリックスが家に帰ると、ダニーが家にいて驚いた。ダニーが変な男を追い払ったと聞くと、泊まるように言う。クレアはすぐダニーが泊まれるよう準備を始めた。

 

夢中でテレビを見るダニー。

 

朝7時半、ナットに起こされ、ハリーを知っている人のメモを渡され、クレアにお礼を言い、急いで向かうことにした。ナットは航空ショーに行こうよと言っても無視され、不満そう。

 

ハリーの家を訪ねたが、人違いだった。

 

ダニーは航空ショーに行ったがチケットを持っておらず、止められ、脇のフェンスから勝手に入り、飛行機の座席に乗ってみたりした。デビーに電話しても思うような結果は得られず、またクレアに再会した。

 

ダニーは目覚めたら大事な友人がいなくなっていた、大切な女性も消えたと孤独であることを語る。通りかかったジョンという男をダニーに紹介したクレア。最初に家にいたのはこの人か。クレアがダニーを泊めてるというと微妙な表情をしていた。

 

料理しようと台所に立つダニーに父が1歳で蒸発したことを話すナット。

 

白衣のまま家に帰ってきたクレアは交通事故で運ばれてきた患者の話をナットやダニーと食事しながら話している。デートだというジョンが訪ねてくると、着替えると言って部屋を出た。ジョンは医者。

 

クレアの部屋が水浸しになり、ダニーは道具をそろえればすぐ直せるとクレアたちをデートに送り出した。

 

最初にダニーと話した上官が誰かと連絡を取り合っている。

 

ダニーがプロポーズしようとした喫茶店がまだ残っていた。電車の車両を改装したような店。

 

ナットの家に戻ったダニーは屋根に上って修理を始めた。ナットも屋根の上でアリスのことを相談した。ダニーは忘れるのが一番だとアドバイスしたが、直後、ふらついて屋根から落ちそうになった。

 

ビリー・ホリデイのCDを見ていたダニーにクレアはCDをかけてくれた。

The Very Thought of You (78rpm Version)

The Very Thought of You (78rpm Version)

  • provided courtesy of iTunes

思い出の曲にダニーはしんみり。クレアは抱き締め、キス…え! クレアは困った人を放っておけないタイプの人というかなんというか…しかし、ダニーは一人で思い出の曲に浸る。

 

ダニーは寝ているナットの部屋に行き、この前は間違っていた。次に会ったら気持ちを伝えろとアドバイス。心を開いて歌うように言え、チャンスを逃すなよと言う。

 

ナットは木に登り、小石を窓にぶつけ、アリスを起こした。

You Are My Sunshine

You Are My Sunshine

  • サラ・ガザレク
  • ジャズ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

ナットは「ユー・アー・マイ・サンシャイン」を歌い、気持ちを伝えたが、アリスの父親も起きてきて、部屋の窓を閉められた。

 

びしょ濡れのナットがダニーに軍のカーキ色のジャンバーをプレゼントし、木の上の小屋で飛行機の操縦を教わった。

フライトジャケットというやつか。

 

急に苦しみだしたダニーは小屋から落ち、ナットが外に助けを呼び、緊急手術が行われた。主治医はジョン。ダニーがFBIに手配されていることは病院にも知られていた。

 

手術を終えたダニーが目を覚まし、看護師として働くクレアがまた会いましたねと笑顔を向けた。ダニーは自身が1907年生まれであることを話した。

 

クレアはジョンに助けを求めたが、ジョンはキスで封じた。なんだそりゃ。

 

クレアはダニーを車椅子に乗せ、ナットと病院から出した。捜査官が来ると、ジョンが西棟へ移したとごまかす。ああ、ジョンは協力してくれたってこと。

 

ダニーはハリー・フィンリーを訪ねたが、娘が出て既に亡くなっていた。ハリーはダニーをカプセルに入れた後、欠陥に気付いて薬品を使おうとして焼死、ダニーも死亡したとされた。ハリーの娘から当時のノートを見せてもらったダニエル。計画が失敗したことを知った。クレアは病院に戻るべきと言うが、ダニーは古い写真を見つけ、ヘレンが幼い少女と映っていた。その少女がハリーの娘。

 

クレアが運転し、逃亡したダニーたち。航空ショーに入り込む。ん? ダニーがどんどん年老いてる!? ダニーはクレアに車輪止めを外すように頼み、飛行機に乗り込んだ。大勢の男たちが追いかけたが、飛行機は飛んだ。

 

クレアは50年ぶりに恋人に会うのだと言い、ハリーの娘からもらった資料を捜査官に渡した。

 

飛行機にはナットも乗り込んでおり、苦しそうなダニーは着陸の際、ナットに手伝わせた。ポツンと建った家の前で何とか着陸に成功した。飛行機から降りたダニーはまた一段と老けており、ドアをノックしても誰もいない。

 

しかし、買い物から帰ってきたヘレンと再会した。会ってすぐ、結婚してくれと言ってキス。やっぱり長い。ヘレン、すごいとこの住んでるんだよな。灯台の近くの岸壁の一軒家。ダニーとヘレンが抱き合うそばにナットが行き、3人は海を見る。(終)

 

ダニーより何よりあの状態でよみがえったヘレンがすごいと思う。1939年に昏睡状態だったのに、目覚めたってことだよね?

 

エンディングもビリー・ホリディ。80年代にヒットした映画のいろんな要素を盛り込んだような内容に思えた。なんか既視感があるというか。